ミスターコンに勝ちたい…課金者を探し回るイケメンの危うさ

内藤みか 作家
更新日:2021-09-30 06:00
投稿日:2021-09-30 06:00
 近年、ミスターコンやイケメンオーディションに大きな変化が起きています。それはライブ配信サイトでの課金額が勝敗を左右することがあるということ。カッコ良さを競うはずのコンテストで、いかにファンがお金をかけたかが重要視されがちなのは大きな疑問です。

ライブ配信サイトからの応援

 JUNONスーパーボーイズコンテストは1988年から始まる30年以上の歴史あるもの。その投票方式は以前はハガキでされるものでしたが、それが携帯公式サイトからの投票もできるようになり、今ではスマートフォンや公式アプリの応募にも対応し、さらにライブ配信サイトSHOW ROOMからも応援ができるようになりました。

 男子高生ミスターコンにもLINELIVE(ライブ配信)審査があります。JUNON、男子高生ともに、ライブ配信サイトで得られた課金額も審査基準の一部になるようです。ほかにも、いくつものミスターコンやイケメンオーディションの審査がライブ配信サイトを通じて行われています。

学生がネットで課金依頼

 先日私は、男子大学生から「高年収の知り合いを紹介してほしい」と頼まれました。彼はとあるミスターコンのライブ配信で予選落ちギリギリの順位だそうで、応援してくれる人を探しているそうです。なぜ年収が関係あるのかと尋ねたら「たくさん課金をしてくれそうだから」と言うのです。

 大学生や中高生では課金できる金額も限りがあるので、女性の経営者を探しているのだとか。なんと彼はマッチングアプリで年収が高い女性を狙って片っぱしから声をかけているそうです。ただただ自分が勝ちたいがために、女性にお金を使わせようとする行為は、本来のコンテストの目的から大きく逸脱しているのではないでしょうか。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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