同性とはいえ不倫…つらいのに彼女のキスは甘美で優しくて

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-10-01 06:00
投稿日:2021-10-01 06:00

男性とでは決して味わえないセックス

――続けて下さい。

「そのあとは、乳首を吸われて……舌先で転がしてくるんです。男性よりも細く薄い舌の動きは繊細で、たまらなく気持ちよかった……そのうち、彼女の手が私の下腹へと降りてきたんです。

 指先で性毛を軽く梳かれると、それだけで『ああ……』と喘ぎが漏れましたね。そして、彼女の唇が乳房からわき腹、下腹へと伝いおりました。両脚を広げられ、アソコを見つめられて……『W子のヴァギナ……可愛いわ。いっぱい濡れてるわよ』って言いながら、彼女は私のワレメにキスしてきたんです。

 その瞬間、私はあまりの気持ちよさに腰を跳ね上げてしまいました。次いで、A美は私の太ももを両手で押さえながら、ワレメに沿って舌を這わせてきたんです。下から上にゆっくり舐めあげ、クリトリスをねぶり回し、尖らせた舌をズブリと膣口に差し入れてきました。

 もう、されるがままです。

 ラブジュースがあふれてシーツを濡らすのが分かりました。

 クリトリスが舌で幾度も弾かれ、『W子のクリちゃん、ズル剥けね』ってエッチな言葉まで言われて……そのうち、彼女はクリトリスを口に含み、立て続けにチュパチュパと吸ってきたんです。これには私も身をよじらせて『ひっ、くううっ』と悲鳴を上げました。

 全身の血液が逆流するほど気持ちよくて……私はそのまま絶頂を迎えました。

 男性とでは決して味わえないセックスに、私は息を荒らげながら幸福を噛みしめていました。

 私もお返しをしなくちゃと思い、上体を立てると、A美は『そのままでいて。貝合わせしましょう』と、私のワレメに彼女のワレメを密着させてきたんです。

『松葉崩し』のように脚を交差する体勢で、ヴァギナ同士をこすり合わせられて……レズビアンの経験はありましたが、私はネコ(受け身)で、貝合わせは初めてだったので興奮しましたね」

イッてくれて嬉しい

――聞いている私も体が火照ってきます。

「A美は腰を器用に動かしながら、『あ……気持ちいい……二人ともすごい濡れようね。ふふ……』と笑っていましたね。エキゾチックな美貌がさらにセクシーさを増して、私、彼女のうっとりした表情を見ているだけで、アソコが熱く疼いて、さらに愛蜜が噴きこぼれるのが分かったんです。

 A美はレズビアンとしてかなり性感が開発されているようで、貝合わせをしながら、自分でクリトリスを摘まんではひねって……その姿もエロティックでした。

 彼女は細身ながらもバストは丸々と豊かで、彼女が動くたびに揺れる乳房もセクシーでした。

 そのうち彼女の腰づかいが荒々しく、ヴァギナにかかる圧も強くなって……おそらくクリトリスへの刺激もそうとうな力だったと思います。『あ……イクわ!』と喘ぎながら、絶頂を迎えていました。

――続けて下さい

「A美がイッてくれて嬉しかった。こんな時、男性が『女がイクと嬉しい』という気持ちが理解できますね。

 そのあとは二人でバスルームに行き、一緒にお風呂に入りました。海外ブランドのバラの入浴剤がいい香りで……大きなバスタブでも抱きしめながらキスしたり、乳房を触り合ったりとイチャつきましたよ(笑)」

つらい別れ際…恋愛に男女差はない

――幸せな時間でしたね。

「はい、久しぶりに満たされたセックスでした。そして、抱かれる前よりもA美のことをもっと好きになっている自分がいました。

 ただ……私は結婚している。家族は大切ですから、それを壊すことはできません。A美のことを今まで以上に好きになると同時に、家族がいる現実とどう向き合っていくか、大きな壁にぶつかったのも事実です。

――いわゆる不倫ですものね

「はい、同性と言えども不倫になります。それがつらかった。夫との生活も捨てられない。だからと言ってA美とも別れることはできない。A美も口にこそ出しませんが、これからのことをあれこれ考えていたのではないでしょうか。

 その日は午前様になりましたが、帰宅することにしました。A美はそのままホテルに泊まると言って……別れる時がつらかった。

 帰宅後も、ついさっきまで愛撫されたヴァギナがヒクついていました。抱かれたあとなのに、もう抱かれたい。逢いたい。キスしたい。

 恋愛に男女差はありませんね。

 その後も逢瀬を重ねることとなるのですが、A美には信じがたい「ある一面」があることを知ったんです。そこから、私の「天国と地獄を行きかう日々」が始まったんです。

 続きは次回。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


遠隔プレイ専用ローター爆誕!マグネット装備でフィット感◎
 生活雑貨でも何でも、従来のアイテムがちょっとの工夫で劇的に使いやすくなることってありますよね。なんで前からなかったのか...
桃子 2024-02-18 06:00 エロコク
パンティの奥が熱い…乳房、卵巣を失った40代主婦。男の誘いに抗えず#3
 乳がんをきっかけに両乳房と卵巣を切除した香織さん(仮名・49歳主婦/子供アリ)。彼女は、単身赴任をきっかけ外泊するのが...
蒼井凜花 2024-02-24 15:52 エロコク
パパ活も多様化の時代…収入のためではなく手段として愛人に
 長引く不況で勤めている会社もどうなるか分からない昨今。副業しようかと考える方も多いはず。  そんな中で3年前あた...
中山美里 2024-02-13 06:00 エロコク
プリプリのボディが“中”でグルグル回転♡ああん、気持ちいい
 レトロな雰囲気のバイブレーター、懐かしく感じる人もいれば、新鮮! と感じる人もいるでしょう。 「無限輪廻くねりん...
桃子 2024-02-11 06:00 エロコク
乳房と卵巣を失った40代主婦「愛されたい…」マチアプで男漁り #2
 乳がんをきっかけに両乳房と卵巣を切除した香織さん(仮名・49歳主婦/子供アリ)。  彼女は、単身赴任をきっかけ外...
蒼井凜花 2024-02-21 20:26 エロコク
顔だけじゃなくて職業&年収も…オジサマだって盛りたいです
 いつもはパパ活女子を対象にインタビュー取材をしている私ですが、先日、愛人探しを最近になって始めたという50歳の男性に話...
中山美里 2024-02-07 06:00 エロコク
吸われて軽く叩かれて…マルチユースなバイブレーターに夢中
 人は常に、新たな刺激を求めます。吸引系グッズといわれるものが2017年ごろに登場してから、吸われる快感に目覚めた女性は...
桃子 2024-02-04 06:00 エロコク
両乳房と卵巣を失った40代主婦、婚外恋愛の彼と関係が狂い始めて #1
 現在、マッチングサイトやマッチングアプリでの出会いは珍しくない。  婚活や趣味仲間、そして、愛するパートナーがい...
蒼井凜花 2024-09-03 13:54 エロコク
女って怖い! 35歳主婦が25キロのダイエットに成功したワケ
 そろそろ女性たちの口から「薄着の季節に向けてダイエットしなきゃ」という言葉が出始めるこの季節。  冬は何かと食べ...
中山美里 2024-01-30 06:00 エロコク
平たいフォルムの面が刺激♡ 新しい心地よさを体験してみて
 平たいフォルムの「極天 -kiwami ten- rotor キワミテン ローター 菱」。女性には、まるで薄型の生理用...
桃子 2024-01-28 06:00 エロコク
パパを逃がさないために! 25歳フリーターの驚きの“隠し玉”
 ある取材でこんなことを言っていたキャバ嬢がいました。 「指名のお客さんをできるだけ長く引っ張るために“あと一押し...
中山美里 2024-01-23 06:00 エロコク
今年デビューを考えているなら…お手軽価格&シンプルさが◎
 2024年が始まったばかりですが、今年こそグッズデビューをしたいと思っている女性に、お伝えしたいこと。それは「お手軽価...
桃子 2024-01-21 06:00 エロコク
40代人妻探偵の止まらない性欲! 涙の極秘SEXからお掃除フェラまで #5
 探偵事務所に所属する探偵・波子さん(仮名・48歳既婚/子供なし)は、5回にわたる不妊治療(体外受精)を受けたが、子供は...
蒼井凜花 2024-01-19 06:00 エロコク
男も女もカップルでもひとりでも! 無限に楽しめるグッズ♡
 2024年っぽさを感じる新商品といえば、「TENGA ユニ」で決まりでしょう。男性も女性も、カップルでもひとりでも楽し...
桃子 2024-01-14 06:00 エロコク
40代人妻探偵の危険な性欲 依頼人の自爆に触発→オナニーで3度イキ #4
 探偵事務所に所属する探偵・波子さん(仮名・48歳既婚/子供なし)は、5回にわたる不妊治療(体外受精)を受けたが、子供は...
蒼井凜花 2024-01-19 13:32 エロコク
嫌になったら即バイバイ! 愛人市場は女のほうが強いんです
 さて今回は買い手市場なのに、主導権は売り手が握っているという摩訶不思議なお話。  あ、愛人の話ですからね、決して...
中山美里 2024-01-09 06:00 エロコク