能力のなさを自覚するも…転職を繰り返す運命を嘆くだけの男

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-11-07 04:08
投稿日:2021-11-06 06:00
冷酷と激情のあいだvol.63〜女性編〜」では、転職を繰り返す夫・タダシさんに、ついに愛想をつかした女性・芽美さんの決断をご紹介しました。では、芽美さんの夫であるタダシさんは、自分が転職ばかり繰り返していることを、どう考えているのでしょうか。

コロナ禍だから仕方がない

なんだかやりにくい職場だな(写真:iStock)
なんだかやりにくい職場だな (写真:iStock)

「働きたくても、先方から『このご時世だしスタッフを減らしたいから、申し訳ないけれどもう来なくていいよ』と言われたら、それに従うしかないですよね。

 それに、良さそうな職場だな〜って思って働いてみたら、実は全然そうじゃなかったってときもあるので、そういうときは、僕から退職を願い出ることもあります。

 僕は、これといった能力があるわけじゃないので、飲食店で仕込みを手伝ったり接客をしたりするくらいしか、働ける場所がありません。これまでもずっと、飲食店で仕事をしてきたので、業種を変えるつもりもないですね。

 なので、今回のコロナ禍には、だいぶ翻弄されたと思っているし、仕方ないのかなって思っています」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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