もん様とこっちゃん
我が家には2匹の猫がいます。マンチカンのもん様こと主水、スコティッシュフォールドのこっちゃんことコロナ。
もん様のほうが1つ年上のお兄ちゃんです。仕事に行っている昼間、もん様が寂しいかなと、知り合いの家で生まれたこっちゃんをお迎えすることにしました。
当時は、「猫鍋」ブームの真っ盛り。あわよくば猫鍋を見ることができるかも……という筆者の思惑とは裏腹に、もん様とこっちゃんはつかず離れずを保って生活しています。
我が家の公約は「もん様ファースト」
こっちゃんをお迎えするにあたり、一つルールを決めました。それは「もん様ファースト」。ご飯やおやつはもちろん、抱っこやブラッシングの順番も「まずはもん様から。こっちゃんはその次」と、徹底することにしました。
多頭飼いをするとどうしても、新入りのほうを構いがちになってしまいます。そうすると、先住猫としてはおもしろくない。ヤキモチを焼いたりストレスで体調を崩したりすることも……。それは絶対に避けたかったんですよね。
幸い、我が家のもん様は素晴らしく賢い猫(親バカです)なので、子猫だったこっちゃんを攻撃することもなく、スムーズに受け入れてくれました。
そしてこっちゃんも、マイペースでおっとりとした優しい猫(親バカです)なので、「もん様ファースト」に従ってくれました。
けんかの原因は…
それでも、時々は2匹で大げんかをすることがあります。
たいてい、こっちゃんにしつこく絡まれたもん様がブチ切れるという構図です。けんかになると、もん様のほうが分が悪いんですよね。なぜならもん様はとっても小柄。さらにマンチカン特有の短い前足がネックとなり、こっちゃんにいともたやすく抑え込まれてしまうんです。
流血沙汰になる前に、人間が仲裁に入るようにしています。
それぞれ違う怒られ顔
その後は個別に説教タイム。もん様を膝に乗せて、こんこんと言い聞かせます。
もん様には「怒るのは無理はないけど、猫パンチはしちゃダメ。嫌だったらちゃんと距離を取りなさい」と繰り返します。
自分は被害者なのになぜ? と言わんばかりの不満顔です。わかるけども、やられてもやりかえしちゃダメなのよ。
こっちゃんには「しつこくしちゃダメ。もん様が『やめて』って言われたらやめなさい」と教えます。
説教中のそれぞれの表情を見ると、やっぱりある程度、人間の言葉を理解しているのだなと実感します。
こっちゃんのこのショボクレ顔よ。どうやら彼なりに反省しているみたいです。
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