春の香り!開運「ヒヤシンス」取り扱い注意点と切り花活用法

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-12-08 06:00
投稿日:2021-12-08 06:00

ヒヤシンスってなんですか?

 ヒヤシンスとは、カラフルな色味の小さなお花で構成され、チューリップやスイセンと並ぶ春を代表するボリューム感たっぷりの球根植物でございます。

 古くから品種が改良されており、野生品種は青紫でも、今ではピンクや青、白などとても色彩豊かで見ているだけでもワクワクしてまいります。 

 多くはオランダで育成され、昔から見慣れたボリューム感たっぷりのヒヤシンスは「ダッチヒヤシンス」と呼ばれており、最近は花付きこそまばらですが、1つの球根から何本かの花茎が出てくるマルチフローラタイプも登場して参りました。 

 ヒヤシンスの魅力は何といっても素敵な香り!

 ギリシャ神話で登場するヒヤシンスの物語はちょっと悲劇。ゆえに花言葉も「悲しみを越えた愛」など、チョイとネガティブな花言葉ではございますが、たくさんの香りの良い花を咲かせ、真っ直ぐに成長するヒヤシンスは、陽の気を持つため“開運の花”としても知られております。 

 球根としては秋に多く売られておりますが、年末ぐらいからヒヤシンスの鉢物がお花屋さんには出回って参ります。

 年が開ければボチボチ水耕栽培の物も登場して来たりと、お値段が安い割に満足度の高い花、ヒヤシンスの愛好家にとっては楽しみな季節。

 良いヒヤシンス鉢を選ぶポイントは、とにかく球根が大きいものを選ぶということ。 

 球根植物は球根一つに対して一本のお花しか出ませんが、ヒヤシンスは球根が大きければ大きいほど1つの球根から1本以上のお花が楽しめてお得。花茎が3、4本も出てしまうスゴイのもございますので、吟味してとにかくデカイ球根をお選びくださいませ。

 加えて冬のシーズンに出回っている鉢植えヒヤシンスは、おうちの中で香りとともに楽しんでくださいますことをオススメいたします。

ヒヤシンスの球根は2種類タイプ

 ヒヤシンスの球根を買いたいなと思っていらっしゃるアナタ。秋の球根植え付けシーズンにはたくさんのヒヤシンスの球根が売っておりますが、実は注意していただきたい点がございます。 

 それは、ヒヤシンスの球根には冷蔵庫で保管した「冷蔵球」と室温で管理した「ドライ球」の2種類あるということでございます。

 この違いは球根を植える場所。

・庭植え、室外管理にはドライ球

・水耕栽培、室内管理には冷蔵球 

 秋に植える春咲き球根植物は、寒さを感じることで成長のスイッチが入ると言う特徴がございます。

 ヒヤシンスだけでなく、ものすごく小さなチューリップやクロッカスなどの春咲き球根を水耕栽培で室内で咲かせることが流行っておりますが、きちんと寒さを経験していないドライ球をいきなり水耕栽培してしまうと、室内の暖かさでうまく成長しない可能性がございます。

 水耕栽培の失敗の多くはこの球根の勘違いでございますので、冬の寒さを疑似的に冷蔵庫で経験させた冷蔵球がオススメ

「ウチの球根どうだかわかんない」というアナタ。わからなかったら冬のこの時期、1カ月ほど球根を室外に出しておけば勝手に成長スイッチが入るので、冬の寒さを経験させてから水耕栽培や鉢に植えて室内で管理することをオススメいたします。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


LINEで退職届は“フツーにある”と聞いてたが…辞めるの簡単すぎじゃね?
「退職する場合は1カ月前までに申し出ること」などと、会社ごとにルールが設けられている場合が多いですよね。でも最近は「今日...
友達褒めるはずが「シェイシェイのワンピ可愛い」で自滅…知ったか、恥っ
 人間誰しも知ったかぶりをしてしまった経験があるはず。知ったかぶりでその場を乗り切れるならいいものの、中にはボロが出て顔...
控えめな家族葬が200万ってマジ? 祖母急死で痛感!葬儀業者の“こっそり上乗せ”テク
 幼い頃に両親が離婚し母方の実家で暮らすことになりました。そんな筆者を優しく迎えてくれた祖母が2023年の11月に他界。...
2024-07-02 16:36 ライフスタイル
「楽しく暮らしています」“たまたま”が遠く離れた母上に一筆啓上
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
幸せの価値、そして――。
 家族親子恋人たちお年寄りも若者も桜に埋もれて過ごす時、人は皆幸せそうだ。  季節はもうすぐ梅雨――。
ほっこり癒し漫画/第74回「ヘルプみーこ」(中編)
【連載第74回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
今さら聞きにくい? 英語の新敬称「Mx.」や「X」って何
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
夫の胸ポケからキャバ名刺→子の刻に家出!?いいから落ち着けが止まらない
 LINEの文面だけでも、意外と「焦ってる」「取り乱してる」と分かるものですよね。今回は、そんな慌ただしいLINEを3つ...
すげえ!BoA完コピおじいに喝采。スナック常連の濃ゆいエピソード3選
 みなさんの職場には癒しキャラはいますか? スナックで働いているといろんな人を見るのですが、癒しキャラもとっても多いんで...
好きを仕事にしても「しんどい」よ。憧れだけではない現実との向き合い方
 キャリアについてよく聞くフレーズが「好きを仕事に」。確かに、好きなことでお金を稼げたら一挙両得! 幸せな毎日が送れそう...
「マタニティハイ」要注意! おブスな振る舞いが誰かを傷つける可能性も
「妊娠して幸せの絶頂です!」と感じている女性必見! 今回は、マタニティハイでやりがちなNG言動を4つ紹介します。  妊...
クネクネの正体はおとうさん!“たまたま”が真実を知った瞬間
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【花屋実践】春から秋まで眼福♡ずぼら激推し良コスパの姫リョウブって?
 今年も自らの無計画さを後悔する季節がやってきました。  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋の店横にある屋外LAB(「植物...
「ぼっち・ざ・ろっく!」のぼっちちゃんも仰天!承認欲求モンスター図鑑
 承認欲求は、人間であれば持っている自然な欲求。誰だって「自分の話を聞いて欲しい」「自分を認めて欲しい」と感じることがあ...
気まずい既読スルー後は演技力が命!《文章未完+矢印》で打ち途中を装う
 友達や知り合いからLINEが届いても、LINEの内容や忙しさによってはつい返信を後回しにしてしまいがち。そのまま忘れて...
6月病とは? 実は5月よりもタチ悪い説が…早め対策がマスト
「GWが明けてからも5月病にならず元気だったのに、6月になってからなんだかやる気が出ない…」「6月に入ってから、体も心も...
2024-05-21 06:00 ライフスタイル