春の香り!開運「ヒヤシンス」取り扱い注意点と切り花活用法

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-12-08 06:00
投稿日:2021-12-08 06:00

切り花の楽しみ方

 ヒヤシンスの切り花も12月になるとお花屋さんで売られ始めます。ヒヤシンスを見てしまうと、買わないという選択肢はワタクシにはございません。

 切り花のヒヤシンスは、大きな特徴が2つございます。

1. 茎が花の重さに負けて曲がってしまう

2. 一輪ずつ花をバラしても楽しむことができる

 ヒヤシンスは花が咲き進めば進むほど、重さで茎が曲がっていく習性がございます。正しくは、花の重さに茎が負けてしまうと言う現象でござんすな。 

 茎が花の重さに負けないために、我々花屋は茎に竹串なんぞを通して補強をするのですが、弱い茎ならば弱いなりの楽しみ方と言うのもございます。

 そのご提案はこちら↓

 透明なガラスボールや、大きめの深い花瓶の中にヒヤシンスを埋めてしまう、という方法でございます。

 ヒヤシンスのしなやかな茎の特徴を生かしてみました。

 ガラスの器の中で簡単に茎を曲げることができ、ガラス越しに見るヒヤシンスもなかなかオツなもんでござんすよ。

 また、水を多少ためることができる大きめのお皿を活用するのも1つの手。

 ヒヤシンスのもう一つの特徴、ばらして1輪ずつ水に浮かばせ、寝かせたヒヤシンスと同時に楽しむことができることでございます。

 写真では、我が家のパンジーやクローバーの花なども一緒に浮かばせてみました。

 空気の流れとともに水に浮かんだカラフルな花も動いて、どんどん変化して参ります。どなたでも簡単にできますのでお試しあれ。

 ヒヤシンスは長時間水に入れなくても水落ちがしづらいお花、というのも特徴でございます。

 一輪ずつばらしてブライダルブーケや髪飾りに、ちょっと凝ったフラワーデザインにもスパイス的要素で使ったりもいたします。  

 来月には成人式がございます。お振り袖を着たときに美しく結いあげた髪に、色とりどりのヒヤシンスをちりばめてもとてもかわいいんですよ。お試しあれ。

 最後に注意事項でございますが、ヒヤシンスの球根の表面には目に見えないくらいの毛があり、これを触れた手で目を擦ったりすると痒くなってしまいます。球根を触ったら、必ず手をキレイに洗うか、素手で触らずに手袋をはめることをオススメいたします。

 ヒヤシンスの素敵な香りが、あなたの心を満たしてくれますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ〜。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


“毒親”に我慢しないで。酒で暴力、友人と肉体関係…絶縁を決意した5人のエピソード
 実の親子であっても分かり合えなかったり、親に苦しめられたりする人もいるもの。場合によっては、縁を切る選択がふさわしいケ...
賃貸の壁、将来の不安…独女が「ひとりで生きていく」ってどうすれば? これからの“住まい”を考える
「アラフィフ独女、51歳、フリーランス」この3点セットで生きていると、ふとした瞬間に「このまま、ひとりで歳を重ねていくの...
41.8度だってよ! 暑すぎて働けない…夏のやる気ゼロ→私がモチベUPできた対処法4つ
 夏本番。朝から照りつける日差し、ムワッとした湿気、汗が止まらない毎日…。そんな中で「今日も仕事か…無理かも」と思ってし...
ゴクリ…日本最大級“にゃんたま”様に出会ってしまった。撮影困難な生きる伝説にひれ伏す!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大切な“お盆”は何を供える? 花屋がオススメする4選。ホオズキにはご先祖様を導く願いが
 もうすぐお盆がやって参ります。  お盆の時期は地方によって7月か8月に分かれますが、お盆とは、仏教でいうところの...
中年の会話は「あれ、あれ」のオンパレード。それでも“物忘れ”は悪くないと感じた女同士のとある会話
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
この夏「帰省しない」派は4割。理由は“夫の態度”にある? 妻が悩む2つのケース
 大型連休になると訪れるイベント、“義実家への帰省”。せっかくのお休みなのに、「帰省のことを考えるだけで憂鬱」という声は...
1時間の「孫を見せて~」攻撃がキツ…。電話魔の義母に妻がついた“大胆なウソ”
 令和を迎えた今の時代にも、姑の行動に深刻な不快感を示す妻もチラホラ…。一方、激しい対立をするほどの事柄ではなくても妻が...
神か? タクシーが来ず大ピンチ→おばちゃん登場! 25歳の女性が海外で救われた話
 日本とは違った体験や景色が味わえる、それが海外旅行の魅力。しかし、その“違い”が思わぬトラブルを呼ぶこともあるんです。...
【芸能クイズ】ある“美人女優”の発言、兄の恋人に「お前が挨拶しろよ」と言ったのは誰でしょう?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
90分間、尿意と戦った女性の悲劇。どこも“使用不可”…我慢できるか!? 日本と違う海外のトイレ事情
 日本とは違った体験や景色が味わえる、それが海外旅行の魅力。しかし、その“違い”が思わぬトラブルを呼ぶこともあるんです。...
島のスター!にゃんたま「小虎」に密着。その視線の先には何があるの?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場での“ため息”が気になる…かまってちゃん? SOSのサイン? 心理状態と空気を乱さない対処法
 職場で後輩がたびたびため息をついていると、「大丈夫かな?」と気になったり、「職場の空気が悪くなる…」とモヤモヤしたりし...
「どうにかなる!」自己肯定感つよつよ女の口癖8つ。根拠のない自信はどこから?
 自分の存在や状況、感情を認めてあげられる自己肯定感が高い人は、明るく前向きですよね。そんな人が羨ましくて「私もそうなり...
付録のレベル超えてる!「VOCE」9月号の“デパコス高級アイテム”で夏を過ごせるのだが
 最近メイクすらしない日々だったのですが、不意に撮られた写真に愕然…。あ、せめてちゃんとメイクしよう。そういえば美容雑誌...
セクシー女優のドレスで炎上。ウェディングフォト市場に“課金”する花嫁の心境とは。100万円プランも存在
 7月末、Ⅹで大きな波紋を呼んだのは、一般女性の投稿だった。結婚式の後撮りで着用予定だったウェディングドレスを元AV女優...