交際2年も…実家に紹介してくれない恋人に不信感を抱く女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-01-08 06:00
投稿日:2022-01-08 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、交際2年目を迎えているのに、実家に自分の存在を隠し続ける恋人に不満を抱く女性の叫びをお届けします。

実家に紹介してくれない…

どうして紹介してくれないの?(写真:iStock)
どうして紹介してくれないの? (写真:iStock)

「今年の年末年始も、彼は私を親に会わせなかったんです! おかしくないですか?」

 交際2年目を迎えた冬、当然のように「今年こそは、彼の実家に一緒に挨拶に行けるのだろう」と思っていたという友梨さん(仮名・29歳女性)。ところが、年末年始のスケジュールを恋人であるケイタさん(仮名・30歳男性)と話していたときに、実家に友梨さんを紹介する気がないことを知り、憤りを感じたと声を荒げます。

結婚話も出ているのにどうして?

大喧嘩に…(写真:iStock)
大喧嘩に… (写真:iStock)

「ケイタとはコロナ禍に交際を始めたので、ウチの実家にもまだリアルでは対面していませんが、オンラインを通じて、私の父や母とは何度も会っています。

 だから、そろそろケイタの親御さんにも私と交際していることを知ってもらいたいというのは、私だけでなくウチの両親も同じように考えています。

 コロナ禍なので、リアル対面はなかなか難しいご時世ですが、それでもケイタから、今年は実家に帰省するって言っていたので、当然、私もケイタの実家に顔を出せるものだとばかり思っていたのに……。ケイタは『いや、友梨は実家には来ないでいいよ』なんて言うので、びっくりしました」

 友梨さんもケイタさんも、実家はともに東京近郊の郊外にあることから、帰省と言っても日帰りできる距離だそう。そして、今年の年末年始は親公認の恋人同士になれると思っていた友梨さんにとっては、ケイタさんからの一方的な「友梨は実家に来ないで」宣言は、とても傷つくものだったのだそうです。

「付き合って2年目ですし、年齢的にも結婚を意識して当たり前だと思うんです。ケイタとは、改まって結婚前提で、と話して交際を始めたわけではありませんが、それでもふたりのあいだで結婚の話が出ることもありますし。

 それなのに、実家にも紹介できないっていうのはおかしすぎるし、大喧嘩にもなりました」

コソコソしているみたいで嫌な気持ちに

それでも彼は一人で帰省(写真:iStock)
それでも彼は一人で帰省 (写真:iStock)

 しかし、友梨さんがどんなにケイタさんを説得しようと試みるも、結局ケイタさんはひとりで帰省。それどころか、友梨さんの目からは、ケイタさんは自分の実家に「彼女」の存在すら隠しているように見えることに不満を募らせています。

「思春期の子どもじゃあるまいし、なぜアラサーになって、親に恋人の存在を言えないのか、私には意味がわかりません。こんな感じの交際が続いていくと思うと、悪いことをしているわけでもないのに、コソコソと付き合っているみたいで、とてもイヤですね。

 ケイタが何を考えているのか、私とのお付き合いをどう思っているのか、聞けるものなら聞いてみたいですよ!」

 さて、自分の実家に対して、恋人の存在を隠しているように見える恋人の真意とは? そこには意外な事情が隠されていました。次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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