勝手な想像はNG! 人の本心を知りたくなったらやるべきこと

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-02-11 06:00
投稿日:2022-02-11 06:00
 なにか言われたわけではないのに、「ああ、この人私のこと、こう思ってるんだろうな……」と思い込んでしまう時って、ありませんか? 私は本当によくやってしまいます。無駄だと分かっていても、やっぱり本心を知りたくなってしまいます。そんな時、私はお姉さんが言ってくれたことを思い出すようにして、落ち込みを軽減させています。

 

 

言われていないことは推測しない

 大前提として、人の本心なんて分かりません。もちろん相手の表情や言葉から、気持ちを推測することはできます。でも、本当はどう思ってるかなんて分からない。ものすごく当たり前のことなのですが、私はその大前提をたびたび忘れてしまいます。自分の不安や自信のなさが原因だと感じています。

 私がまだ新人だった頃、なかなかお店の雰囲気になじめず、疎外感を噛みしめていたことがありました。そんな時、なにかを感じとったお姉さんが飲みに誘ってくれて、悩み相談に乗ってくれました。

「お客さんもお姉さんたちも、やっぱり私のことなんか違うなって思ってますよね……」と私は言いました。すると、お姉さんは頼んだビールを半分ぐらいまでグーーーッと飲み干してから一言、「それ、誰かに言われたの?」。完全に自分の思い込みで話していた私は、なにも返せませんでした。

 そうなんです、誰にもそんなこと言われてなかったんです。だけど、私はそう思い込んでいたので、無限に負のループに陥っていました。お姉さんの一言がなければ、ずっと病み続けていたかもしれないと思うと怖いです。だからもし今、「誰かの本心を知りたい」と悩んでいる人がいれば、人の本心はわからないものなので、勝手に推測しないことを忘れないでほしいと思います。これはきっと、どんな人間関係においても大事なはずですよ。

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。お店に慣れてきてはいるけど、まだまだ上手くいかないことが多く悩みがち。お酒が入ると泣き上戸になりがち。

コミ:モジョ子の先輩。仕事中に出来上がってしまうことも多い。見聞きしたこと以外は、想像しないようにしている。飲むと説教モードになりがち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


3万のフレンチ? 1カ月の食費ですけどー!心で泣いた“女子飲み”の誘い
 仲良くしている友達や、恋愛対象として見ていた人との会話で「私とは住む世界が違う……」と感じた経験はありませんか? 今回...
【45歳からの歯科矯正】歯科矯正の洗礼か! 頬がこけ、そして便秘に…
 総費用160万円かけてワイヤー矯正(表側)に踏み切った“40代半ば婦人”の歯科矯正ほぼほぼリアタイ体験談です。  今...
男性用のレース下着って知ってる?トム・クルーズと極道の「色気」の正体
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
やっぱりハブられてる? 飲み会に自分だけ誘われない理由と3つの対処法
 自分は仲良しだと思っていたグループで、自分以外のメンバーが飲み会をしていた…… なんてことが発覚したら、かなりショック...
察知できないから危険でヤバい!「ステルス地雷系の競わせ屋」の罠こわっ
 みなさんの周りには、どんなヤバい人がいますか? あ、いると決めつけてすみません……。でも正直、「この人、ヤバいな」とす...
縦も横もななめも…直線だけで造られた街の違和感と落ち着き
「なんだか不思議な風景だな」とファインダーを覗いたら、その理由に気がついた。  縦も横もななめも、すべて直線だけで...
私は佳代だよ、レイちゃんってかすりもしねえ! 関係が終わった決定打!!
 仲良しの女友達や意中の彼からのLINEでも、幻滅したり、縁を切りたいと思ったりすることはありますよね。  今回は...
40女スーパー銭湯でととのえず、ぴーちくぱーちくな先客にモヤった話
 スーパー銭湯が好きです。週末のランニングがてら、あちこちの施設に出向いております。広い湯船にざっばーん! からの~、サ...
まるで御神体のよう! 美しく雄々しい“たまたま”に幸せを祈ります…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
どれくらい実践してますか? 家でできる環境にいいこと「7つの習慣」
 子供たちに限りある資源を残すためには、私たちの日々の努力が欠かせません。今回は、みんなが普段心がけている環境にいいこと...
胡蝶蘭はお祝い専用? 寺の住職から聞いた「お悔やみ花」としての需要
「つかぬことをお伺いしますが……」  猫店長「さぶ」率いる愛すべき我が花屋には、お客様から毎日のように“ちょっと困...
台無しなんですけど!家族旅行なのに「夫のイライラ言動」と4つの予防策
 世の女性の中には、せっかくの家族旅行中、「夫のイライラする言動」によって、楽しい雰囲気が台無しになってしまうケースも…...
“頑張り屋のメンヘラ”が「セルフラブ」という人生の処方箋を知りました
「セルフラブ」という考え方は、確実に私の人生に大きな影響を及ぼしています。  セルフラブについて学び始めた時「世界...
【にわか呑み鉄】電車とビール好きにたまらない「流鉄BEER電車」に参戦
 さる9月2日(土)、千葉県流山市で「電車好き」と「ビール好き」垂涎の1日限りのイベントが開催されました。  通常は入...
かつて入り浸った店も 横丁の思い出も時代と共に変わってゆく
 昼間の細い路地を軽装の観光客が闊歩する。  誰かにとってはノスタルジーでも、また違う誰かにとっては新鮮に映るんだ...
にゃんたま写真の成立には“たまたま”への愛のピントがマスト
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...