貴島明日香さん 愛猫が「自分らしくていい」と教えてくれた

コクハク編集部
更新日:2022-02-22 06:00
投稿日:2022-02-22 06:00

シンガプーラの男の子2匹です!

 私は毎朝、午前3時すぎに起床。月~金曜日は朝の情報番組「ZIP!」にお天気キャスターとして出演しているので、めちゃくちゃ朝型生活です。そんな私の生活サイクルと一緒で、にゃんず2匹の朝ごはんは朝3時半。健全で健康的な生活です。

 うちのにゃんずは「たいが」と「とわ」というシンガプーラの男の子。2019年に迎えました。昔から動物好きだったのですが、家族にアレルギーがあったりして飼えず、一人暮らしを始めたときからいつかは動物と一緒に暮らしたいと思っていました。検査をしたら私、犬はちょっとダメだったのですが猫アレルギーだけはなかったんですよ。それで、一緒に暮らすなら猫! って決めていました。

ネガティブになりがちな私に…

「ZIP!」に出演しだしてから、朝型すぎてお友達と会うタイミングがなかなか合わず、仕事と家との往復で少し窮屈に感じたときでした。家にいても仕事のことばかり考えて、悩んだり落ち込んだり……。そんなふうにネガティブになりがちな私のところに来てくれて、「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い!」と自由に振る舞うにゃんずに、心がほどけていきました。

 最初に迎えたのは「たいが」です。控えめでおっとりした性格で、とても寂しがりやだったので外出中1匹でお留守番させるのが心配になり、同じブリーダーさんからいとこの「とわ」を迎えました。初対面のとき、「たいが」は「とわ」にシャーッと威嚇。嫌すぎて寝室でウンチしちゃうくらい。だけど警戒心ゼロで怖いものナシの「とわ」が、威嚇されても動じずに近づいていくせいで、1週間くらいで仲良しになりました。

自分以外に愛情を注げる存在

 そんなにゃんずのお世話をさせてもらっていると、「あ、私は今、自分のことばかり考えているんじゃない」と気づいたんです。興味の向かう先が自分ばかりだと気が張り詰めすぎて息苦しくなってしまうけれど、自分以外に愛情を注げる存在がいることで、私は自由になれた気がします。

 だって猫って、特にオープンな性格の「とわ」って、なあーんにも考えてないんですよ(笑い)。

 ただ、ここにいるだけでいいーー。そんな、簡単だけど難しいことを、にゃんずは私に教えてくれています。

(構成=鈴木美紀)

▽貴島明日香(きじま・あすか)
 1996年、兵庫県生まれ。ファッションモデルとして、神戸コレクション、Girls Awardなど数々のショーに出演。活動の幅を広げ2017年から「ZIP!」(日本テレビ系)の7代目お天気キャスターとして活躍中。オリコンの「好きなお天気キャスターランキング」1位。ユーチューブチャンネル「あすかさんち。」では猫との生活などプライベートな素顔を披露。

(日刊ゲンダイ臨時特別号「日刊ニャンダイ」記事を再編集)

※「日刊ニャンダイ」はAmazonでも好評発売中!コチラからご購入いただけます!

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


切ない…親の老いを実感したエピソード。ゴミ屋敷一歩手前、母の死から父の独り言が急増
 GWや年末年始など、長期休みに帰省する人は多いですよね。実家で過ごすと「懐かしい」「ホッとする」と感じ、心身ともに満た...
アラフィフ独女が『人事の人見』を見て思うこと。平成の働き方はもう通用しない…私たちはどう振る舞うべき?
 アラフィフ独女ライターのmiraeです。前回のコラムでもお伝えしたとおり、アラフィフである私は、氷河期世代として社会に...
夫のいびきがうるせえ! 約6割の人が悩んでいる睡眠問題、「対処法がわからない」は卒業しましょ
 眠い眠い眠すぎる! 「春眠暁を覚えず」昔の人はよく言ったもので、つい昼間でもうとうと…。  この眠気、我が家に関して...
2025-04-29 06:00 ライフスタイル
シッポがピン!「今日のご飯は鯛だニャン♪」ご機嫌“たまたま”たちが集結したよ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
脱「片づけられない女」宣言! この連休中こそ実行したい“断捨離”4つのコツ
 自宅の床には片方だけの靴下や、ぐちゃぐちゃのハンカチが転がり、デスク回りは書類と資料の山で作業するのも一苦労。そんなあ...
何気ない街の風景
 何気ない街の風景。  ここにいるよ…って呼ばれて振り返る。  心地良い風が吹いた。
【動物&飼い主ほっこり漫画】第95回「おーい! コテツ!」
【連載第95回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
夫よ「育休=自由」じゃないんだよ! 病む寸前まで追い詰められた女たちの叫び
 子供を出産してから、育休を取得する女性は多いですよね。また、出産後の妻を支えるために、育休を取得する夫は少なくありませ...
【女偏の漢字探し】「桂」の中に隠れた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
アラフォー最強のすっぴん女優は? 北川景子らに学ぶ「見た目年齢が若返る」メイク術【プロ解説】
 美人女優たちの素顔が話題になっている。女優の北川景子(38)が21日に自身のXを更新し、主演ドラマ『あなたを奪ったその...
ごめん、フォローしきれない! 新入社員からの正直うざいLINE3選。電話魔、完コピ女、自分至上主義にゲンナリ
 右も左も分からない新入社員を迎えたとき、「自分もそんな時期があったな」と懐かしく感じるとともに、先輩や上司としてフォロ...
病み期のLINEは“黒歴史”の宝庫デス。「生きてる価値ないよね?」かまってちゃん化して大騒ぎ!
 悩みが多かったりつらい出来事が重なったりして心が病むと、いつもとは違う自分が出てくることもありますよね。そんなときに送...
金運=黄色だけ? いいえ「赤い花」もアガるんです。仕事運もゲットするベストな置き場所
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋、止まらない物価高騰のせいか「金運が上がる花ってあるんかい?」という質問をお客様からもら...
「猫島のアイドルは俺にゃ!」ニンゲンの寵愛をめぐり“たまたま”が大激突
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大阪万博にいざ! 情報がない、時間が足りない、日本館がひどい…それでも大満足だったわけ【現地レポート】
 4月13日に開幕した2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博。テレビなどのメディアでは大盛り上がりです。実は筆者、開幕...
「思われニキビ」に浮かれたおばさん、衝撃的な事実を知る。お前…更年期症状の一種だったのか
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...