どこに差があるの? 年下から愛される人・ウザがられる人

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-03-25 06:00
投稿日:2022-03-25 06:00
 みなさんは自分が”年上の後輩”になったことはありますか? 私はもちろんありますし、逆に自分が”年下の先輩”になった時も多々あります。
 お互いにちょっと気を遣うこの関係、実はその人の本質がとても見えやすかったりして……。本日もどろんぱは営業終了。モジョ子とコミが飲みながら雑談タイムです。

 

 

 

年齢ではなく経験に目を向けられるかが重要

「年上の人の言うことは聞くもの」という言葉があります。私も基本的には、この言葉に賛成です。長く生きていればそのぶん経験値もあるし、悩んだ時に助言してもらった思い出もたくさんあるからです。

 しかし、年上の人がいつも年下の人より経験があるとは限りません。“年上の話を聞け”というのは、年齢というよりも“経験の長い者の言葉には耳を貸すべきだ”と言い換えるほうがしっくりくるかもしれません。

 でも、そんなふうに考えて、年下の人と接する人はあまり多くないと思います。

 例えば私は、スナックで働き出して10年ほどが経ちます。そのくらい働いていると、“年上の後輩”ができるものです。なので当然、私は仕事を教える立場になります。こうなった時に素直に私の言うことを聞いてくれる人と、そうでない人が出てくるんです。

 もちろん私も、エラそうな物言いにならないように注意しながら教えるのですが、素直に聞いてくれない人には、なぜか伝わらないのです。逆に素直に聞いてくれるお姉さんには本質的な部分までちゃんと伝わる。

 一体なにがその違いを生むのかな? と考えるとそこにあるのは、やっぱり「年上・年下」という固定観念だと感じます(なんとなく気持ちはわかるんですけどね)。

 私も気づけば30歳。これからどんどん“年上の後輩”になる可能性が高くなっていきます。そうなった時、“年下の先輩”の言うことを素直に聞ける耳を持っていられるように努めたいものです。

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。どろんぱの一番下っ端ホステス。まだまだ自信はないけれど、お客さんや先輩に認めてもらえて少しずつ前向きな性格になってきている。最近はクラフトビールにハマっている。

コミ:モジョ子の先輩で、どろんぱの人気ホステス。乗せられやすい姉御肌な性格。モジョ子をとても可愛がっている。最近酔うと記憶が途切れがち。

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。先輩後輩、年上年下といったフィルターを外して他人の意見を聞くことができる。町中華で飲むのが好き。3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


見た目とキャラが合わないのは当然!悩んだときの考え方
「見た目の印象とキャラがだいぶ違うよね」と言われて、悩んだことはありませんか?  自分が周りに与える印象と実際の自分と...
SNSや現実でも…他人の容姿批判がやめられない人は2種類いる
 みなさんの周りに、他人の容姿(ビジュアル)についてうるさい人、いませんか?  私はそういう人を見るたびに「かわいそう...
夜明けとともに起きだしたコハクチョウの胸の内
「あ~! 眠いけど、きょうも1日がんばるかあ!」  なんて言ってたりして。今朝の自分のことだけど(笑)。  ...
バカにしてる、よね? 部下になめられる理由と上司が改めたい悪癖3つ
 キャリアアップはうれしいけれど、部下ができると「なんだかなめられている気がする…上司としての威厳がないのかな?」と新し...
そのあえぎ声、どこまでが本当ですか?
 素朴な疑問、と頭に付ければ何を聞いても許されるとは思っていないのだが、失礼を承知で、どうしても聞きたいことがある。 ...
いつだって癒しを提供…成長が楽しみな“たまたま”を愛でる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お正月にしめ縄って必要かぃ?「しめ縄」と「しめ縄飾り」の違いも解説
 今年もあと2週間を切りました。年末だというのにあまりの暖冬、ここ数日は少しは寒くなったものの更年期のワタクシは、本職の...
「女は見た目がすべて」の思い出に悶々…容姿いじりのトラウマの克服法
「女は見た目がすべて」なんて言葉が昔からあるように、男性よりも女性の方が外見を厳しく見られる傾向です。そして残酷なことに...
落ち込んだらシーラカンスのことを考えるといいかもしれない
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
人生初のぎっくり腰なぜ発症? 40女の激痛を救った意外なコスメは…
 齢46、人生初のぎっくり腰になりました。腰が砕け、身動きがまったく取れない状態に陥るって本当にあるんですね。  デス...
韓国は「ひとり飯」ほぼタブー! おひとり様=みじめな人認定で苦労した
 ちまたでは『孤独のグルメ』(テレビ東京系)や『ひねくれ女のボッチ飯』(テレビ東京系)、『めんつゆひとり飯』(BS松竹東...
2023-12-19 06:00 ライフスタイル
“たまたま”とももうすぐお別れ…去勢前のおやつシーンを激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
自然の石を積んだ石垣でできた江戸時代から続く「棚田の村」
 見知らぬ土地で、山道を越えて現れた見事な石垣に圧倒される。ここまで積み上げる労力を想像すると途方に暮れるし、これが自然...
妙齢って何歳? 三省堂 現代新国語辞典のいまっぽい凡例に注目
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
#3 結婚で“輪”から去る友人への寂しさ。心地よい独身生活で失ったもの
【#2のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、毎晩芸人の卵や音楽仲間と飲み歩いている。高円寺はうんざ...
#2 友達の結婚、喜べないのはなぜ? 勝ち組を裏切りだと感じてしまう記憶
【#1のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、芸人の卵や音楽仲間と毎日飲み歩いている。高円寺はうんざ...