坂口拓が園子温監督“性加害”報道で謝罪 ネットは別の反応も

更新日:2022-04-08 06:00
投稿日:2022-04-08 06:00

 映画監督や出演者による性加害報道が相次いでいる。今月4日には「週刊女性PRIME」で園子温監督(60)が複数の女優に出演を条件に性的関係を要求したなどと報じられた。これには園監督の所属事務所が「関係者各位の皆様にご迷惑とご心配をおかけしてしまい、心よりお詫び申し上げます」と発表している。

 同記事では、約10年前の飲み会で、被害女優を園氏に引き合わせたとされる「俳優T」の存在が報じられていた。それに答えた形で、5日深夜にアクション俳優の坂口拓(47)が自身のYouTubeチャンネル『狂武蔵たくちゃんねる』を更新し、「Tという人物は私」と認めた上で、謝罪している。

 坂口は俳優のほか、アクションコーディネーター、監督業や脚本など幅広く活動する。園監督とは映画「ヒミズ」(12年)などの作品でアクション監督として参加したり、俳優として映画「地獄でなぜ悪い」(13年)にも出演していた。

 しかし、ネット上では“ある人物との共演歴が多すぎる”と話題に……。それが、性加害報道の発端となった、俳優時代の榊英雄監督(51)である。

 坂口が2001年に映画デビューした「VERSUS-ヴァーサス-」をはじめ、「ALIVE-アライブ-」(03年)、「地獄甲子園」(03年)、「あずみ」(03年)、「ゴジラ FINAL WARS」(04年)、「あずみ2 Death or Love」(05年)、そして坂口自らが監督・脚本兼主演を務めた「魁!!男塾」(08年)だ。少なくとも20年前から面識はあったことになる。

とばっちりだと願う声も

 ちなみに「パッチギ!」(05年)では木下ほうか(58)と共演している。さらに、21年1月公開で主演を務めた「暴力無双」の監督は榊氏で、同氏と木下の2人と共演するなど“たまたま”かもしれないが、接点は多い。

 ツイッターでは、

〈榊英雄と園子温、両方に関わりがあるのよね。坂口拓ファンの私はとばっちりだと願ってます〉

 と心配する声がある一方、

〈坂口拓は榊英雄・木下ほうか・園子温に近い人物で、早い段階から名前が取り沙汰されていた〉〈榊英雄さん、木下ほうかさん、園子温さん、(あまりさん付けしたくないんだが)とくればやっぱり坂口拓さんも疑ってしまうよね…とおもてた〉

 と“予想”する投稿も少なくない。

 また坂口の謝罪動画では、「10年前のこととはいえ不快な思いをさせた方がいるのであればこの場を借りて謝罪したいと思います」とした関係者への謝罪はあったものの、被害女性を思いやる言葉がなかったことから、〈坂口拓の謝罪動画見たが言い逃れっぽい感じがして残念〉などと批判の投稿も散見される。

 そんな中、週刊文春の最新号(4月14日号)は、“第3の性加害者”として映画プロデューサーの梅川治男氏(61)について報じた。梅川氏は前出の園監督作「ヒミズ」に坂口同様、製作陣として名を連ねている。

 業界にはびこる膿は出し切れるだろうか。

エンタメ 新着一覧


優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...
「僕じゃ駄目かな」あすなろ白書のキムタクを想起、優三渾身のプロポーズ
 寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
事件はいつも「あの階段」で起こる! 岩ちゃん演じる花岡もう婚約
 晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?
 2018年にコンビとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、2019年にピン芸人として『R-1ぐ...
堺屋大地 2024-05-15 06:00 エンタメ
「握手」の演出に伏線?寅子と花岡は友情の証、優三のそれとは真逆だった
 寅子(伊藤沙莉)の1年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたの...
桧山珠美 2024-05-14 16:00 エンタメ
あぶ刑事ヒットならドラマ化も?柴田恭兵の“枯れた老人”は世を忍ぶ仮の姿
 先月までNHK-BSで放送していた「舟を編む~私、辞書つくります~」はなかなか素敵なドラマでした。  三浦しをん...
映画『広末涼子』(仮)の鳥羽氏は中盤キャラ?スキャンダル史まだ続く説
 昨年6月、人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫が報じられ、無期限の謹慎処分を受けていた広末涼子。その後、夫だったキャン...
堺屋大地 2024-05-11 06:00 エンタメ
花岡(岩ちゃん)、寅子に匂わせプロポーズ!?でも黄色いバラの花言葉は…
 とうとう合格した寅子(伊藤沙莉)、先輩の久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)。そして寅子と合格者が3人も出たことで、廃...
桧山珠美 2024-05-10 15:30 エンタメ
生田斗真“無痛おねだり”大炎上の後始末 羊水発言は“謹慎4カ月”だったが…
 俳優の生田斗真(39)が大炎上している。生田はインスタグラムのストーリーズで、ファンから質問に回答する企画で「今日で妊...
優三のいい人キャラさく裂!予告でヒヤリとした梅子の断崖絶壁シーンも〇
 涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子(伊藤沙莉)たちは再び高等試験に挑むが、今度は梅子(平岩紙)...
桧山珠美 2024-05-09 16:30 エンタメ
『虎に翼』脚本家、アニメ界でなぜ高評価?朝ドラ人気の要因は公平な目線
 NHK連続テレビ小説『虎に翼』が好評だ。主人公は日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルとした猪爪寅子。彼女が投げかける疑...
竹もとで勉強する寅子たちは今時のノマド?法律事務所の初仕事はお茶入れ
 昭和13年春、明律大学を卒業した寅子(伊藤沙莉)たち。寅子は雲野(塚地武雅)の法律事務所で働きながら高等試験合格を再び...
桧山珠美 2024-05-07 14:20 エンタメ
あさイチで光った令和の“料理男子”の新星、キスマイ横尾のライバル現る!?
 ゴールデンウィークといっても、どこかにお出掛けの予定になんの予定もなく、ただ漫然とテレビを見ていたら、神様から思わぬご...
直言ら16名全員無罪!憲法記念日に放送された寅子が語る「法」の解釈
 昭和11年12月。1年半に及んだ直言(岡部たかし)の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎えた。  寅子(伊藤沙莉)...
桧山珠美 2024-05-04 06:00 エンタメ