交際4カ月でセックスレスに悩む女 彼は草食系じゃないはずよ

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-04-16 06:00
投稿日:2022-04-16 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷”“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

気がつけば1カ月以上もご無沙汰です

 29歳の優奈さん(仮名)は、2歳年上のタカヒロさん(仮名)と交際5カ月目。ところがすでにセックスレス状態に突入していて、優奈さんは人知れず悩み続けています。

「なんで? って感じです。結婚したわけでもないし、飽きられたってこともないはずなんですけど……。

 彼は特別に草食系というわけでもなさそうですし、交際を始めた頃はそれなりに回数もありました。

 だけど、気づいたら頻度が少なくなっていて、最近では1カ月以上そういうことになっていなくて……、不安でしかありません」

 レスになり始めてから、比例するようにお泊まりデートも減っているとのこと。タカヒロさんは仕事が忙しく、ゆったりとしたデートはこれまでもなかなかできないものの、それでも今までであれば忙しい合間を縫うように、仕事が終わってからタカヒロさんの家に優奈さんが行って、そのままお泊まりをするというデートも多かったそうです。

 しかし今では、そんなデートの回数そのものも減っていると言います。

「理想の恋人」だからこそ理由を聞いて改めたいのに

「嫌われちゃったのかなぁ、本当は私と別れたいのかなぁ……って考えちゃうと、怖くて本人にもなかなか訊けずにいます。『なんでしないの?』って言ったら、引かれるかもしれないし。

 友達に話しても、私のまわりでは誰も同じような経験をした人がいないので、タカヒロくんが何を考えているのか、全然見当もつきません。

 LINEや電話の頻度ですか? うーん……、付き合い始めた頃よりは減ってはいるけれど、こっちがLINEすれば早めに返信はくれるし、向こうから仕事の愚痴みたいなLINEを送ってくることもあるから、そこは問題ないと思います。

 とはいっても、お泊まりデートをしないから友達みたいな関係に近いですよね。このままフェイドアウトしようと思っているのでなければいいのですが……」

 優奈さんにとってタカヒロさんは「理想の恋人」なのだとか。そのため、優奈さんとしてはタカヒロさんが優奈さんに冷めた理由があるなら、その理由を知って自分の行動を改めたいと考えています。

 しかし本人に重い話を切り出すタイミングがつかめず、時間ばかりが過ぎていることに、優奈さんは不安を隠せません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


多様性の時代だもの! 離婚後も“いい関係”をキープする秘訣
 離婚したら、関係が途絶える元夫婦が一般的。子供がいて、育児での繋がりが続く場合もありますが、最低限の連絡にとどまること...
恋バナ調査隊 2022-12-25 06:00 ラブ
「肥えるデブス」にイラッ! 不倫相手に送った嫁の悪口LINE
 夫が不倫していると知っただけでも、怒りがこみ上げてきますよね。でももし、夫が不倫相手にあなたの悪口まで言っていたら……...
2022-12-24 06:00 ラブ
彼とはほぼプラトニックなのに「床上手」と吹聴される37歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-12-24 06:00 ラブ
「彼女は床上手」と誇張…後悔先に立たず、勘違い男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.122〜女性編〜」では、交際中の恋人・シュンスケさん(仮名)が、自分との夜の生活について「僕...
並木まき 2022-12-24 06:00 ラブ
「夢の国」でゲームするの!? “くだらない夫婦喧嘩”の理由
 夫婦喧嘩の理由は人によってさまざまですが、中には「なんであんなことで喧嘩したんだろう」と笑ってしまうようなくだらない理...
恋バナ調査隊 2022-12-22 06:00 ラブ
年下男性が警戒&ガッカリする 年上女の自己紹介欄3つの法則
 年齢が進んでくるにつれて、減っていくのが恋のチャンス。「もうチャンスなんて来ないのかも」と心配になる人も……。  そ...
内藤みか 2022-12-22 06:00 ラブ
浮気されたくない女子必見! ガマンしない賢い浮気防止法
 せっかくお互いに良いパートナーになれたのに、浮気が発覚すると一気に関係性が崩れてしまいます。一緒に過ごした時間や経験、...
若林杏樹 2022-12-21 06:00 ラブ
人生100年時代の夫婦、一生涯かけて1人に添い遂げるべき?
 女性の社会進出も進んできて、家庭を取り巻く環境は変化しているというのに「夫婦関係」は昔のまま変化していないよな……と感...
豆木メイ 2022-12-20 06:00 ラブ
やっぱり脈なし?年上男性の「娘みたい」に隠された本音とは
 芸能界のニュースでは、20歳も年齢が離れた年の差結婚が珍しくありませんよね。実際に、好きな男性がかなり年上という人も多...
恋バナ調査隊 2022-12-19 06:00 ラブ
「男として見て」にキュン♡ 大人女子に刺さった告白セリフ
 大人女子はそれなりに恋愛を経験しているもの。そのため、ちょっとやそっとではキュンとしないかもしれませんね。  で...
恋バナ調査隊 2022-12-18 06:00 ラブ
イクメンを気取る「育児のいいとこどり夫」への超イライラ話
 昭和の家庭では、「男性は仕事に行き、女性は家庭を守る」のが常識でしたが、令和では、SNSで「自称イクメンパパ」が子育て...
恋バナ調査隊 2022-12-17 06:00 ラブ
彼氏の婚活アプリ利用が発覚!34歳女「私との結婚話は何?」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-12-17 06:00 ラブ
「決め手に欠ける」妻候補をキープして婚活アプリに励む男
「冷酷と激情のあいだvol.121〜女性編〜」では、交際中の恋人・ハヤトさん(仮名)を婚活アプリで発見してしまい、憤りを...
並木まき 2022-12-17 06:00 ラブ
恋愛対象外ってこと?「妹みたい」と言う男性のホンネと下心
 好意を抱いている年上の男性から「妹みたい」と言われたら、 まるで「恋愛対象外だよ」と言われたようで、ショックを受ける人...
恋バナ調査隊 2022-12-16 06:00 ラブ
天然記念物級!? 妻をとことん大事にする「愛され夫」の特徴
 離婚率が高い日本。でも、中には世間の女性がこぞって嫉妬するほど妻を大事にし、妻にも大切にされる「愛され夫」が存在するよ...
恋バナ調査隊 2022-12-15 06:00 ラブ
占いジプシーにならないために…上手なオンライン占い活用法
 冬の寒い頃になると目立つのが、オンライン占いや電話占いを利用する人たち。なかには自分が納得する鑑定結果になるまで、何人...
内藤みか 2022-12-15 06:00 ラブ