突如現れた進撃の「ポリアモリー」 “奇行種”に気をつけろ!

しめサバ子 マルチポテンシャライトライター
更新日:2019-05-01 17:44
投稿日:2019-04-17 06:01
 あなたは「ポリアモリー」をご存知ですか?カップルがお互いの合意のもと複数の恋人を持つ――そんな関係のことを指す言葉がポリアモリーです。
 2018年ごろから巷をざわつかせ、恋愛市場におけるホットトピックとなった言葉ですが、どうやら、このポリアモリーという概念を都合よく語る“奇行種”が、とくに男性側に発生してきているようです。
 今回は、要注意対象である“ポリアモリー奇行種”についてお話しさせていただきます。

ポリアモリーってなに?

 さて、奇行種について語る前に、まずは本来のポリアモリーについておさらいしてみましょう。

 ポリアモリーという概念は、1990年代のアメリカで始まりました。発祥はサンフランシスコで築かれたケリスタ共同体というコミュニティーであり、アメリカには、約50万人のポリアモリーがいると言われています。

 ケースとしては、片方に複数のパートナーがいる場合、双方それぞれに複数のパートナーがいる場合の2つが存在するようです。

 重要なのは、「お互いの合意」が明確にされていること。

 一夫一婦制だけでは取りこぼされてしまう可能性のある、男女の関係性のあり方を補完する形で生まれた概念と言えるでしょう。

ポリアモリーの利点はあるのか?

 過去の研究では、ポリアモリー型の恋愛をしている場合、<恋人に対する親密感と愛がより深まった><その上、嫉妬心もあまりなかった>と答えるケースもあったそうです。

 お互いが満足していて、かつ恋人に感じる信頼感も上昇するというわけです。それぞれが相手を受け入れるという精神構造を持つことで、安定した関係性ができているのでしょう。

奇行種ポリアモリーとは?

 そんなポリアモリーですが、男女の恋愛に対する道徳感が強い日本では、受け入れられているとは言い難い状況です。それでも意識の高い先進的な男女の間では、一定の理解を示す人も出てきています。

 そこに付け込んで現れた“奇行種”が「自称ポリアモリー」の、単なる複数の女性と関係を持ちたいだけの男たち。彼らは「俺、多分ポリアモリーなんだよね」とささやきながら近寄ってきます。

「ポリアモリーならしょうがないか……」と理解を示してしまう心の広い女性は要注意。

 そんな自称ポリアモリーに引っかからないような見分け方を今回はご紹介いたします。

1. 本命彼女に、もう一人相手がいることは言っているか?

 本命彼女がいるポリアモリーが新しい女性を口説く際、本命彼女にそのことを開示する傾向にあります。一方で、自称ポリアモリーは、すでに付き合っている彼女に対し、新しい別の彼女ができたことを言わないことが多いようです。

 つまり本命彼女との関係性はこれまでと同じまま、新しい彼女にだけポリアモリー的な関係を要求するパターンになるケースがあるのです。

 これでは結局、浮気相手と何が違うの?と思われるのも当然ですよね。

 こうしたケースを避けるためには「今度、彼女も含めてみんなでご飯食べようよ」と言うなどして、相手の反応を見てみるのも良いかもしれません。

2. 一緒にいる時間にちゃんと愛情を向けているか?

 自称ポリアモリーは、いろんな女性と一緒にいたがる割には、「自分の時間」を非常にほしがる傾向にあります。恋人と一定以上親密になることに負担を感じ、そこから回避するような行動をとるのです。

 一緒にいるのに、うわの空だったり、気持ちを伝えると急に会う回数が減ったりする場合、それは自称ポリアモリーの可能性がございます。

3. ちゃんと話し合って向き合ってくれるか?

 ポリアモリーはその性質上、お互いがきちんと問題を話し合って解決していく関係性を持たなければ継続できません。なぜなら、違和感を感じたり不安を感じた時に、それをオープンに話し合える関係性がなければ、すぐにストレスで関係が悪化してしまうためです。

 しかし、自称ポリアモリーは、こうした話し合いを避ける傾向にあり、雰囲気で物事を済ませてしまうことも多々あるようです。

まとめ

 ポリアモリーは、新しい男女の関係のあり方としてメディア等でも注目されていますが、こうした流行りの言葉を悪用するヤカラが必ず出てくるもの。くれぐれも奇行種の「自称ポリアモリー」には気をつけてくださいね。

しめサバ子
記事一覧
マルチポテンシャライトライター
主に恋愛・性に絡むネタを執筆。ライター業以外にも法務や税務、イベント企画、プログラミング、起業、ひいては寿司を握るなど、興味を持ったことに手当たり次第に挑む。休日はシメサバ作りをこよなく愛する。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


ライブ配信の沼に…“推し”に課金を続ける夫を理解できない妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-09-11 06:13 ラブ
「自分にブランド品を買え」って…妻の言い分に辟易する夫
「冷酷と激情のあいだvol.55〜女性編〜」では、“推し”への浪費を繰り返す夫に苛立ちを募らせる妻・Eさんの心情をご紹介...
並木まき 2021-09-11 06:19 ラブ
特徴でわかるお似合いカップル診断6選♡ いくつ当てはまる?
 お似合いのカップルと、すぐに別れてしまうカップル……その違いは、お互いの“相性”にあります。相性のいいカップルに共通す...
恋バナ調査隊 2021-09-10 06:00 ラブ
マリッジブルーになったらどうする? 原因&5つの対処法
 彼からプロポーズされて、とても嬉しく感じられたはずなのに、結婚準備が進むにつれて不安になってしまう人がいます。実は、こ...
恋バナ調査隊 2021-09-10 06:03 ラブ
70代女性の官能的恋愛小説「疼くひと」を読んでみた
 恋愛小説はこの世に山のようにあります。けれど、そのヒロインが70代女性というものは数少なく、ましてや性愛描写も含んでい...
内藤みか 2021-09-09 06:00 ラブ
脈なし男性をOKさせる上手な誘い方5選&誘う際のポイント
 好きな男性ができても、「脈なしだな……」と判断したら、その時点で多くの女性はアプローチを諦めてしまうでしょう。でも、そ...
恋バナ調査隊 2021-09-09 06:00 ラブ
恋愛対象外になりたくない!かまってちゃん女子を卒業する方法
 自分では気づきにくいけど、男性から冷ややかな目で見られているのが、「かまってちゃん女子」。学生時代に周りからチヤホヤさ...
若林杏樹 2021-09-08 06:09 ラブ
別れてから何年経っても好き…4つの理由&引きずらない対処法
「別れてから何年も経つのに、ずっと好きで忘れられない相手がいる……」と悩んでいる人って、意外と多いようです。「相手が結婚...
恋バナ調査隊 2021-09-08 06:00 ラブ
久しぶりの恋に戸惑う40代へ♡ デートのコツ&付き合う方法
 20代、30代の頃に比べると、40代になってからの恋愛は、経験があるからこそ、ついつい考えすぎてしまうもの。特に、久し...
恋バナ調査隊 2021-09-07 06:00 ラブ
男性が考える“理想の彼女”の条件7選♡ 外見&内面の特徴
 大好きな彼から「いつまでも長く愛される女性でいたい」と思うのは、女性なら当然のこと。その願望を叶えるためには、男性がど...
恋バナ調査隊 2021-09-07 06:00 ラブ
“恋と愛の違い”ってなに? 4つの名言&見極める方法♡
 恋と愛の違いについて考えたことはありますか? 一般的には、「恋が先にあって、それが愛に変わる」という認識ですよね。では...
恋バナ調査隊 2021-09-06 06:00 ラブ
男性が浮気をするのには理由がある! 浮気を防ぐ4つの予防策
 彼氏ができるのは嬉しいことですが、同時に避けて通れないのが浮気の心配……。でも、男性が浮気をしてしまう理由がわかれば、...
恋バナ調査隊 2021-09-06 06:00 ラブ
いい恋愛をすると綺麗になる5つの理由♡ 注意したいケース
 昔から、女性は「恋をすると綺麗になる」なんて言われていますが、あなたはそれを実感したことがありますか? 実は、これは本...
恋バナ調査隊 2021-09-05 06:00 ラブ
夫婦で収入減も「大丈夫っしょ」…楽観的すぎる夫に冷める妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-09-04 06:17 ラブ
収入減で価値観の違い露呈…ネガティブな妻に無力感を抱く夫
「冷酷と激情のあいだvol.54〜女性編〜」では、楽観的すぎる夫の性格に価値観の違いを痛感している妻・Kさんの苦悩をご紹...
並木まき 2021-09-04 06:24 ラブ
私のお金が目当てだった…ヒモ気質の夫と決別した女性の事情
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
並木まき 2021-09-03 06:00 ラブ