舞台「キンキーブーツ」ビジュアル公開の波紋
俳優・城田優(36)が出演する「キンキーブーツ」のビジュアルが24日、公開された。
今年10月に上演されるブロードウェイミュージカルの日本版で、過去には20年7月に亡くなった三浦春馬さん(享年30)が、ドラァグクイーンのローラ役を熱演。今回、ローラ役は城田が引き継ぐ。しかし、これには三浦さんファンをはじめ複雑な声も聞かれる。
城田は、今年2月にYouTubeチャンネル「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」で動画を配信する東谷義和氏に投資詐欺疑惑などを暴露されていたが、弁解などはなく、沈黙を貫いてきたからだ。
〈キンキーブーツ城田優自ら降板などは申し出なかったんだね…そうやって普通に活動していこうとするなら尚更ら釈明なりなんなりしないといけないと私は思うよ〉
〈綾野剛や城田優の新たな仕事が普通に決まってるし、ガーシーの暴露って全く影響しないんだね〉
人の噂も七十五日、仕事上はノーダメージ?
当時、一部出演CMの企業のHPから城田の情報が削除されるなどの影響があったが、その後は、5月27日発売の雑誌「BEST STAGE 7月号」に登場。7月1日開催の「テニプリ☆ソニック2022-おてふぇす in 日本武道館-」にゲスト出演が決まり、8月公開の映画「バイオレンスアクション」にも出演している。そして10月のキンキーブーツ出演だ。
ガーシーchの暴露では“芸能活動の危機”とも囁かれたが、「人の噂も七十五日」とはよくいったもので、仕事上はノーダメージに見えるが、実は、ビジネスパーソンにとっても、“だんまり”戦法は効果的だという。
噂が薄れるまで“触れないでくれ”
清廉潔白であれば証拠を提示するのが有効に思えるが、当事者が騒ぎ立てることでコトを大きくするデメリットもある。明大講師の関修氏(心理学)がこう言う。
「疑惑である以上、一般的には告発者が証明することであり、“だんまり”を決め込むのが大人の対応ともいえます。逮捕されるような証拠がある案件でない限り、なんでも謝罪すればいいわけではありません。城田さんの場合、本人が何か発してしまえば舞台などのスポンサーや共演者が対応せざるを得なくなる。
そうなると逆に迷惑をかけますし、企業側の心理としても噂が薄れるまで“触れないでくれ”と思っているわけです。たとえば、ビジネスパーソンでも、社内で不倫したり、姑息な手で同僚を出し抜いてきた人物でも、仕事さえできればお咎めなしのケースは良くあります。
その人物が重宝されているのではなく、企業も新しく仕切り直す手間を嫌がるのですね」
人間としてどうか、という問題はあるが、周囲の人間も巻き込まれたくない心理が強い。もやもやする“城田疑惑”には大人の事情もあるようで。
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