玄関開けたら5秒で挿入
【vol.9】
(某恋愛相談ブログ風タイトルで、いやらしい下心が丸出し……!)
玄関開けたら2分でご飯(®サトウのごはん)ばりに、玄関開けたら5秒で挿入! ノリのファーストデート、後編です。
ちなみにある飲み会で、酔っ払って冗談で「“玄関開けたら5秒で挿入”って感じで全然オッケー、あたし」とかヘラヘラ笑っていたら、その日の帰りに家まで送ってくれた男が本当に玄関開けて5秒で挿入したので爆ギレした思い出があります。
でも武士(?)に二言はないし怒ってばかりもアレなので、ヤラセてあげました(矜持)。だって怒っているのに男が抜かないんだもん(バカは承知)。
「丸のまま食べたことがないやろ」
ということで無事に81歳の自宅に搬入されたわたしは、テキパキと夕食の支度をするひろしをうっとりと恍惚の表情で見つめつつ「なにかわたしにできることはありませんか?」と言うと、「レタスを洗ってバゲットをそのウッドボードに載せてテーブルに運んでくれたら終わりや」と、すでに悪魔のサイコロのような分厚いステーキを焼き上げていました。
「レタスはちぎります? バケットも切りますか?」
「いや、そのままや。洗ったらそのまま出してくれ」
戸惑いつつもその通りにすると、ひろしは
「どや、斬新やろ。お前はレタスを丸のまま食べたことがないやろとおもてな」
このようにひろしはすべてにおいてパターンに囚われることなく、レタスから日々の選択、仕事、人付き合いにいたるまで一切のパターン化を許さず、パターンのない人間であろうと無意識のうちに行動しているようでした。
相撲でいういわゆる“猫騙し”で、相手の目の前でバンッと手を叩き、相手が目を白黒させて隙ができた瞬間に、こちらの有利な姿勢を取るという、失敗が許されない奇襲戦法です。
相手に「この人はこういう人」とレッテルを貼られることなく、つかみどころのない人として、相手の期待をいい意味でも悪い意味でも裏切っていくと「この人のことをもっと知りたい」と勝手に思ってくれて親密度が増していきます。もしくは“面倒くさい人”認定(濃厚w)。
どちらにせよ、“つまらない人”とはフォルダ分けされないので、公私に渡ってなにかにつけ重宝されますし、ともすれば“なんかようわからんけど面白そうな人”として頼られます。頼ってこられたときには、パターンがないなかでも愛と想像力、誠実さを携えて接すれば、あなたは相手のなかでフレンドシップ以上の立ち位置を獲得できるでしょう。
男性は服装でコロッとイク
兎にも角にも、いちばん簡単な実践編パターンのない女☆としては、服装、です。
30歳も超えてくると服装ってパターン化してきますよね。会社用の服として何十着も同じような服がクローゼットに並んでいたり、プライベートの服を買おうとショッピングしているのに、またベージュのVニットに手を伸ばしている自分に気づいたり……。
スティーブ・ジョブズほど革新的でファッションを考える時間が無駄と徹底しているなら黒タートルでGOですが、そこは女子、好きな男性に毎回「おっ♥」と思われるような新鮮で可愛い自分を体験して欲しいじゃないですか!!(窓からよじ登ってきて熱弁中)
例えば1回目のデートは「カジュアルなトコがいいな」などとお店選びも誘導しつつ、シンプルに白シャツ&ジーパンの吉田栄作スタイルに、モコモコカーディガン。2回目のデートは「ちょっとおしゃれなトコに行ってみたいな」と言いつつ、ふわふわ巻きヘアに大人ガーリーな鎖骨強調的黒系小花柄Vネックドレスに華奢なピンヒール。
3回目のデートは「大人っぽいバーとか行ってみたい」とマニッシュなパンツスタイルかタキシードドレスに夜会巻きで下着はすごくいやらしいもの(やる気w)などと、毎度パターン化しないことでカテゴライズされない女を推奨します。
いつもビシッと営業用スーツのあなたが、おうちデートは短パンにスウェットなど、美人にも可愛いにも転べるわたし(悦)というようなコスプレ系日常服。
特に服装で男性はコロッとイクので、試してみる価値はあるかと! こういういつも違うイメージの服装に毎回褒めてくれる彼ならコスプレ好きの可能性があるので、次回のおうちデートの時には、CAのコスプレで「アテンションプリーズ♥」と玄関でお出迎えからのエチエチタイム、もしくはナース服からの「痛いところはありませんか♥」からの、以下自粛。上記のお仕事、大変リスペクトしています。
いきなりステーキ、もとい、いきなり肉棒!
はうぁ!
レタス丸ごとすぎて、熱弁してしまいました。わたしは初デートなのにお家でステーキなんて、親密度が増したみたいで、すっごく嬉しくて、食事中も隣に座るひろしの頬や首にチュチュチュしていたら、
「黙って食え! メシが冷めるやろが。せっかく作ったったのに」
と言うので可愛すぎて食事中なのに子泣き爺のようにひろしに抱きついて耳たぶをハムハムしていたら、「あー、勃ってきたわ。しゃぶれ」といきなりステーキ、もとい、いきなり肉棒!
ちょっとヘタっているのがまたチャーミングで、「お肉焼いてくれたし」という感謝とヘタリ感への使命感で、御大のためにひとくちごくりとワインで口をゆすぐと、テーブルの下に入ってひろしの椅子のもとに跪き、バキュームでブロウジョブを始めたのでした(バカは承知)。
焦らすように舌の先で亀頭を強く舐めながら根元まで銜え込んで吸い込んで……、そして速さ、強さ、吸引力(ダイソンか)をひろしの好みに調整してもらおうと、彼の両手をわたしの頭に誘導し“咥えさせている”感を演出して、ひとしきり、ふたりの阿吽の呼吸があってきたところで、かしづきプレイにわたしの方が我慢できなくなっちゃって、
「入れてもいいですか……入れたいですっ……お願い……っ」
と椅子に座っているひろしの棒を優しくつかんで勝手に入れちゃって、ベリーダンス仕込みのピストンを始めたら、ひろしのプライドもあって、そのままリビングに倒れこみ、逃げようとする(プレイの)わたしに後ろから激しく突いてくる、願ったり叶ったり!!! ああん! 最高! ということで、また嫌がりながらも膣を締めて無理やりの後背位からの、腰を振る売女プレイです。
どんどんひろしが硬くなっていき、
「いくでいくで」
「わたしもイキそうです……ごめんなさい、ぁ、ヤダァ」
からの、爆睡。またベッドに引きずりこまれました(既視感)。
食べ残しのステーキ……! 世間に負けた、いえ、性欲に負けた……。
ということで昭和枯れすゝき、からの、次回(4/26更新予定)に続きます。
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