清掃員から風俗に転職した40代シンママの話「私の天職です」

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2022-06-18 06:00
投稿日:2022-06-18 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。母子家庭の約半数が貧困状態という日本の社会問題。主要国36カ国中24位という非常に悪い水準ですが、子供を頑張って育てようとするシンママの努力には頭が下がる思いです。
 収入を得るためには働かざるを得ません。今回は、40代で風俗業界デビューしたシンママの新天地についてお話ししたいと思います。

3つの仕事を掛け持ちするシングルマザー

ママチャリでガンガン走ってます!(写真:iStock)
ママチャリでガンガン走ってます! (写真:iStock)

 名古屋に住む常連相談者の真由美さん(仮名・43歳)は、3年前に現在中学生の2人の子供を連れて離婚しました。専業主婦だった真由美さんは、元旦那さんの性格上、取り決めした養育費はいつか途切れると予想していて、ご自身が朝晩働くと決意しました。

真由美さん「せみこ先生~、頑張って働いています。旦那といた時よりも充実しているんです。朝早くから数時間ビルの清掃に行って、お昼はランチタイムで2~3時間働く。夜は夕方から21時頃まで居酒屋に行っています」

 ママチャリでガンガン走り回っているという真由美さん。

山崎「えー、凄いじゃないですか! めちゃめちゃ働いていますね~。でもお身体は大丈夫ですか?」

 まだまだ若いとはいえ、仕事を3つも掛け持ちとはたいしたものです。

真由美さん「頑張って働いても日給1万円ちょっとにしかなりません。3つの仕事をフルで働かない日もありますし、先々は不安ですね。身体を壊したり年を取ると、もうそこでアウトですし……」

山崎「確かにそうですね。働き方改革ではありませんが、3つも仕事をしていると移動時間も多くて体力を消耗しますから、ひとつのところで腰を据えて働けるといいですね」

 何気にアドバイスをする山崎。

やっと見つけた天職!

人を癒す仕事がしたくてメンズエステの世界に!(写真:iStock)
人を癒す仕事がしたくてメンズエステの世界に! (写真:iStock)

真由美さん「離婚して3年、そんなこんなで暮らしてきましたが、実は最近オイルマッサージのお店で働き出したんですよ~」

 はにかみながら微笑む童顔の真由美さん。

山崎「あ~マッサージ! 私もよくお世話になります。じゃ研修も受けて、もう施術もできるんですね。チョイス的にはいいではないですか~」

真由美さん「はい。人を癒やす仕事がしたくてやってみることにしました」

山崎「どちらのお店か、お知らせくださいね。名古屋に行った際には寄らせていただきます」

真由美さん「あ……。あの、男性専科なんです。メンズエステです……」

山崎「メンズエステ? えっ? ああ! そういうことですか~」

 状況を察した山崎、大きくうなずく。

真由美さん「お給料もいいんですが、私、この仕事が好きで充実感があるんです。なんていうか……私の天職だと思いました」

 きりっと真剣な眼差しの真由美さん。“メンズエステの申し子”のような彼女の話をもっと聞きたくなります。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

ラブ 新着一覧


婚活は「同時進行」が当たり前 運命の出会いに制限かける必要はない!
 あなたはどんな婚活の仕方をしていますか? 「彼がダメだったら次の出会いを探そう」と、1人ずつに丁寧に向き合っている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
夫の無題外泊=浮気とは限らないらしいけど、その言い分信じていいの?
 夫が無断外泊したら「女と遊んでるんだ」と浮気を疑ってしまいますよね。ですが、必ずしも浮気とは限らないようです。  事...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
男女カップルに聞いた! 自宅のお風呂に一緒に入るのはアリorナシ?
 あなたは彼氏と一緒にお風呂に入りますか? 恥ずかしさから抵抗がある人もいれば、一緒に入ることが当たり前になっている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
お金に執着する女が結婚できない理由3つ 大切なことを見失った悲しい末路
 婚活中は、改めて自分がどんな男性に惹かれるのかを見つめ直す機会になりますよね。性格や趣味、価値観や見た目にこだわる人も...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
だから「媚びる女」は嫌い! 男性の本音と“媚び認定”する女の言動とは
 恋愛で「媚びる」を武器にしている女性はいませんか? でもその武器は、嫌われるきっかけになる恐れもあるため注意が必要です...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
更生して一途に?それとも性病に苦しむ?遊び人だった人の明暗分ける瞬間
 遊び人の男性にもてあそばれ、つらい思いをした女性もいるでしょう。しかし、遊び人でも年齢や経験を重ねて更生する場合がある...
恋バナ調査隊 2024-03-19 16:27 ラブ
30代40代「婚活の後悔」4選 あのときどうして気づかなかったんだろう
 婚活に励んでいる女性は必見! 「あのときこうしておけば…」と、自身の婚活に後悔がある女性たちの話を集めてみました。 ...
恋バナ調査隊 2024-02-26 06:00 ラブ
甘い新婚生活なんて誰が言った?ラブラブ一転イライラ爆発エピソード5選
「新婚」と聞くと、誰もがラブラブな生活を想像するでしょう。 でも、共同生活を始めて間もない新婚は、イライラする機会も多い...
恋バナ調査隊 2024-02-25 06:00 ラブ
男「冗談はよしこちゃん」女「は?」年の差カップルはすれ違い日常茶飯事
 近年、10歳以上の年の差カップルが増えていますよね。年の差があると、相手を尊敬できたり、落ち着いて安定した恋愛ができた...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
肉体より精神的なつながりに“利”があるよね? 51歳経営者が女を選ぶ条件
「冷酷と激情のあいだvol.183〜女性編〜」では、夜の営みをしないことを条件にプロポーズをしてきた恋人・ジュンジさん(...
並木まき 2024-02-24 06:00 ラブ
性交渉一生ナシ?裕福な経営者から提示された結婚の条件に戸惑う47歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-02-24 06:00 ラブ
女に困らないチャラ男に聞いた! 本命に選ぶ女性の特徴3つ
 好きになった男性がチャラ男だったら「真面目に恋愛する気はないよね…」と落ち込むかもしれません。  でも、チャラ男だっ...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
女性から家デートに誘うのはアリなの? 超自然な誘い方と男性の本音
 なかなか家に呼んでくれない彼。もっと仲を深めたいけど「女性から家デートに誘うのはナシかも…」と悩んでいる人は多いはず。...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ
年の差婚は“1億円プレーヤー”の特権に…婚活のプロが見た同世代婚の現場
 年の離れた若い女性と結婚したい――。結婚相談所には今も夢見る中年男性が訪れるそうだが、時代は変わったようだ。  ...
モテる女が選ぶ男はセンスなし? 美人が陥りがちな恋愛の失敗傾向3つ
 あなたは、男性にモテますか? 答えがイエスなら、恋愛で選ぶ男に注意したほうがいいかもしれません。  なぜなら、美人で...
恋バナ調査隊 2024-02-23 06:00 ラブ
年下男性と恋愛したい! 知っていると憧れられる3つのテク
「年下男性と恋愛したい」と主張する女性がかなり増えています。けれど、思い切ってアプローチしてみても、なかなか盛り上がらな...
内藤みか 2024-02-22 06:00 ラブ