夫の転勤に伴い、子連れで引っ越しするのは今回が2回目。1回目のときに「こうしておけばよかった」と感じた経験を踏まえ、この6月に2回目の転居を終えた筆者(35歳)が、3歳と1歳を連れた子連れ引っ越しで「やっておいてよかったこと」をご紹介します。
まずは祖父母にヘルプ要請
子どもの安全や体調に気を配りつつ、荷造りから荷解きまでを迅速に行う。このミッションをスムーズに遂行するためには大人2人の手では足りません。引っ越しの時期が決まったら、もしも頼めるなら祖父母のスケジュールを確認して、引っ越しのお手伝いを依頼しましょう。
祖父母に頼むことが状況的に叶わない人は、親族や友人など、誰か手伝ってもらえる人がいないか探してみましょう。
遠方にいる場合は、飛行機のチケット代を出してでも来てもらった方が得策です。力仕事は頼めなくても、夫婦2人が荷造りしている間に子どもを公園に連れ出してもらったり、買い出しや食事の準備をしてもらうなど、動ける大人がひとり増えることで助かることはたくさんあります。
我が家のように夫婦共働きだったりすると、動けるのは基本的に夜と休日で、そこにはもれなく子どもがいる状態。寝てから片づけようにも、子どもが起きるんじゃないかと気になってなかなか進まない……。
少しだけ荷造りを進めておいてもらえるだけでも、引っ越し直前の大変さが全然違います。
また、引っ越し当日は荷物の運び込み以外にもネット回線の業者や家具の組み立てなど、各業者の人が出入りするため、ひとり新居で待機する人がいてくれると、他の大人が自由に動けて便利です。
もちろん、嫌がる人間に無理やり手伝わせるのはダメですが、祖父母たちにやる気がある場合は遠慮なくお願いしたいところです。
我が家の場合は、岡山県から飛行機で義母が手伝いに来てくれました。帰省の際に子どもたちとも何度も顔を合わせたことがあり、お互いに慣れているので、お風呂や食事の介助など安心して任せられて本当に助かりました。
義母が我が家を去る日、上の子は「もっと一緒に遊びたいな」「また来てくれるよね」と別れを惜しんでいました。
ホコリが心配なら「ホテル泊」もあり
今回、引っ越しが決まってからすぐにネットで調べたのは、新居に近い場所にあるホテルです。もともと上の子は1歳のときにRSウイルスをこじらせたことがきっかけで、寒暖差や梅雨時期の気圧の変化などで、ぜんそく症状が出やすい体質なのですが、前回の引っ越しの後、1週間以上もコホコホと咳が止まなくなってしまい、とてもつらそうでした。
その際、診てもらった小児科の先生に「子どもは目線が低いのでホコリを吸い込みやすい」「気管支が弱いと最初から分かっているなら、引っ越しの前後に実家やホテルに泊まるなど対策を講じた方がいい」と言われ、今回は引っ越しの前日から2泊をホテルに泊まり、朝はホテルから保育園に登園。
新居に荷物を運びこんだ後、夫と義母が必死に片づけてくれて、換気や簡単な掃除も済ませてくれたおかげで、私と子どもたちは引っ越し翌日の夕方にある程度、環境が整った状態で新居に移りました。
上の子も今回は体調を崩すことなく、親も子も心穏やかに新生活を始めることができました。
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