新婚レスに悩み続けた34歳妻は今「私離婚しても大丈夫かも」

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-07-23 06:00
投稿日:2022-07-23 06:00

相手は誰でもよかったのかも

結婚さえすれば何とかなると思っていた(写真:iStock)
結婚さえすれば何とかなると思っていた (写真:iStock)

 結婚の経緯を冷静に振り返って、今では「自分が積極的すぎたかも」と感じているという瑞季さん。「当時はとにかく早く結婚したくて、今思えば、当時の私はぶっちゃけ相手は誰でもよかったのかもしれません」と話します。

「結婚さえすれば、なんとかなるだろうって思っていたんです、私。だからマサヒロさん(仮名)は押せばいけそうだったから、強引に結婚まで持ち込んでしまいました。

 でも、他人と一緒に生活するって思っていたよりも簡単ではないし、“好き”って気持ちも結婚生活となると交際当時みたいな単純な話ではなくて、私を拒絶する夫に対して“好き”を維持するのすらも難しくなっていきました」

別居生活をスタート

離婚前提で別居をスタート(写真:iStock)
離婚前提で別居をスタート (写真:iStock)

 そして現在、瑞季さん夫婦は離婚を前提とした別居生活をスタートさせていました。

「今、別居して3カ月ですけどおそらくこのまま離婚へと進んでいくと思います。すでに夫からは『もし好きな人ができたら、我慢しないでいいからね』って言われているので、夫は私が他の人に関心を向けるのを待っているのだと思います。

 セックスレスになってから、結局一度も夫に抱かれることはなかったですね。物理的に彼と距離を置いた今は、毎日のように『今日こそ抱いてもらえるんだろうか』ってモヤモヤしなくてよくなったので、精神的にはかなり楽になりました。

 ご縁あって結婚したので、できれば離婚は避けたいなと思っていましたが、別居に踏み切ってみたら、『離婚しても大丈夫かもな、私』って思えるようになったので、今は自分の新たな人生のスタートに向けて心やお金、仕事を整えているところです」

 ◇  ◇  ◇

 レスに悩み続けていた頃よりも晴れやかな口調で、人生を前向きに捉えることができるようになったと話す瑞季さん。では、夫のマサヒロさんは現在の夫婦環境についてどのように感じているのでしょうか。次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


投資0円!達人伝授の一目惚れさせるテク、男の恋心に火を点けるのは簡単
 一目惚れを味わった時は、運命を感じてドキドキしたりしますよね。実は世の中には、一目惚れ状態をワザと作り、男に一目惚れさ...
内藤みか 2024-04-04 06:00 ラブ
どちらも不倫している夫婦あるある4選 似た者同士ってこと?
 お互いに永遠の愛を誓い合った夫婦。でも、歳を重ねていくうちに夫婦どちらも不倫をするようになってしまうケースは珍しくあり...
恋バナ調査隊 2024-04-03 06:00 ラブ
男友達をセフレにしたらどうなる? 5人の女が選んだそれぞれのカタチ
 男友達をセフレにしようか迷っている女性はいませんか? 「彼氏はいらないけどセフレはほしい」と思っている人であれば特に、...
恋バナ調査隊 2024-04-02 06:00 ラブ
【貴女の度数は】出会いの季節、フェロモンジャッジで幸せを手繰り寄せる
 出会いが増える4月、初めて会う人に好印象を与えて「理想の自分」を演出してみませんか? 笑顔がかわいい愛され系、仕事がで...
太田奈月 2024-04-02 06:00 ラブ
「学生時代はモテたのに」私は終わった? 嘆く前に直視すべき5つの現実
「学生時代はモテたのに、今は全然男性から言い寄られないんだけど!?」とモヤモヤしている女性必見! 今回は、学生時代はモテ...
恋バナ調査隊 2024-04-01 06:00 ラブ
不倫男がやらかすうっかりミス5選 ゴムの使い回し、バレないと思った?
 今回は不倫をしている男性のよくあるうっかりミスを5つ、紹介します。「恋は盲目」なんて言葉の通り不倫をしている男性は盲目...
恋バナ調査隊 2024-04-01 06:00 ラブ
頼んでないのだが? 教えたがり夫へのホンネとケンカ回避術
 頼んだわけでもないのに、ドヤ顔で解説してくる「教えたがりの人」のまー多いこと。外では気にしなければ済む話ですが、夫が教...
恋バナ調査隊 2024-03-31 06:00 ラブ
「寝た?明日まったり甘えてもいい?」彼の妄想を誘う極甘LINE3選
 お出かけデートも楽しいですが、家で彼氏とまったりイチャイチャしたい日もありますよね。もちろん、そのまま家に行くのでもい...
恋バナ調査隊 2024-03-31 06:00 ラブ
不倫の清算を迫られた39歳既婚男の叫び「俺を捨てるならカネも返して」
「冷酷と激情のあいだvol.188〜女性編〜」では、1年以上不倫関係にあったマサシさん(39歳・仮名)との関係を清算した...
並木まき 2024-03-30 19:09 ラブ
卑怯者!不倫清算→月3万円のお手当返済を迫られた35歳シンママの怒り
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-30 06:00 ラブ
大谷翔平の新妻は元バスケ選手…“同業者”の結婚、メリットとデメリット
 人生を共にする結婚相手を決める時、価値観やルックス、収入などいろいろな角度からどんな結婚生活になるのかを想像しますよね...
恋バナ調査隊 2024-03-30 06:00 ラブ
性行為が苦手な理由4選 彼を好きな気持ちと“別物”なのは仕方がない
 好きな人との性交で「愛されてる」と幸せを実感する女性は多いですよね。しかし、その一方で性交を苦手とする人もいます。 ...
恋バナ調査隊 2024-03-30 06:00 ラブ
アラサーアラフォー女が年下彼氏に冷めた瞬間 可愛いと思ったけど無理!
 恋愛に年齢は関係ないといわれますが、あなたが男性に自分以上の経験値や頼りがいを求めるのであれば、年下だと物足りなく感じ...
恋バナ調査隊 2024-03-29 06:00 ラブ
子供の前で夫婦喧嘩を始めてしまった…どんな悪影響がある?
 愛し合って結婚しても、違う環境で育った二人です。時には、価値観の相違から夫婦喧嘩をする日もありますよね。でも子供の前で...
転職したいママ必見! 面倒くさい夫の理解を得る方法とベストタイミング
 共働き夫婦が多い現代、生活スタイルの変化に対応するためや、スキルアップを目指して女性が転職を考えることも少なくありませ...
恋バナ調査隊 2024-03-28 06:00 ラブ
超絶依存の恋愛モンスターが離婚せず、結婚15年を迎えた自己分析は…
 私事で恐縮ですが、先日結婚記念日を迎えました。早いもので、結婚生活も15年目に突入です。  結婚が決まった時、様々な...