新盆の最新マナーを解説!猛暑&コロナ禍で故人を偲ぶには…

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-08-03 06:00
投稿日:2022-08-03 06:00

新盆ってなんですか?

 お盆とは亡くなった方が1年ぶりにこの世に帰ってくる期間をさしますが、特に故人が亡くなってから四十九日を過ぎ、仏様になって初めて迎えるお盆のことを「新盆(にいぼん・あらぼん・しんぼん)」「初盆(はつぼん・ういぼん)」といいます。

 呼び名は地域によって異なりますが、ざっくりわけて、東日本を「新盆」、西日本は「初盆」と呼ぶことが多いです。

 お盆の期間も、地域によっては新暦の7月のエリアもございますが、大概は8月13日~16日がお盆期間。またお盆供養をしない宗派もありますが、通常のお盆よりもとりわけ手厚く丁寧に供養するのが新盆供養で、初めての里帰りをされる故人を大歓迎で家にお迎えする……といったところですな。

 この新盆供養のために、故人の親族や親しかった知人などが新盆法要に招き、手厚く供養するのが本来のしきたりではございます。

訪問しなくても気持ちは伝えられる

 そして、その際に持参するお供え物を「新盆見舞い」と呼んでおります。近年では住宅環境により親戚が集まる機会が減り、コロナ禍においてはその風習も優しい心遣いから訪問を遠慮される傾向にあります。

 ですが、新盆を迎える期間には変わりないので、訪問は遠慮しても故人の初めての里帰りを「新盆見舞い」で歓迎する気持ちを送る方が増えてまいりました。

「新盆見舞い」を贈るのは、新盆期間中か新盆供養当日。訪問する場合はお香典も一緒に持参するのが本来のマナーです。

 直接訪問しない場合はあらかじめ伺えない旨をお知らせし、郵送や宅配などで「新盆見舞い」を贈るのが近年のスタイルでございます。新盆は亡くなった方を改めて偲び、残されたご家族を思いやる大切な期間でございます。

 心を込めたお供え物を思いやりのメッセージとともに贈ると、さらにアナタの気持ちが先方に届くと思いますわよ。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


中学受験のプロが推薦 御三家でも新御三家でもない将来安泰の「中堅校」
 今年の中学受験シーズンも真っ只中。首都圏では、1月10日に埼玉県、1月20日に千葉県、そして2月1日には東京都と神奈川...
アラフォー女性のリアルがここに! 元旦に誓った今年の目標
「一年の計は元旦にあり」とも言われるように、年のはじめに計画を立てることはとてもいいことです。でも、一年の目標に何を掲げ...
話し合い好きは平和主義?むしろ支配欲強め!一歩間違えるとモラハラに…
 話し合いで解決を図る人、みなさんはどんな印象がありますか? たぶん平和的とか、論理的なイメージが強いのではないでしょう...
美STの開運マスク付録ってなに?ドモホルンリンクルは一式試せて嬉しい
 今回ご紹介する雑誌付録は、「美ST」2024年3月 増刊号(松嶋菜々子表紙)の「開運&美肌見え! PITTA MASK...
なんて素敵な夫! ド近眼の妻にICLを提案した「永久保存版トーク」
 昨年の夏頃から計画して、お正月明けに眼内にレンズを挿入して視力を矯正するICLの手術を受けました。  小学生の頃から...
「正」の字に振り回されて…
 はいっ、新しい年が始まりました。みなさん、お正月は楽しく過ごせましたでしょうか。  お正月の「正」の字には、「あ...
YOUはどうしてバンザーイ?  全開“たまたま”にあれこれ妄想
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
季節の中へ向かう道で 黄色のまぶしさに目がくらんだ
 鮮やかな黄色がまぶしくて思わず目を細める。季節の色ってなんでこんなに力強いんだろう。  葉も実も花も落ちて枝だけ...
冬の園芸は難しい?花屋が教える「ご注意あそばせ」な4項目
 お花屋さんは1年中忙しいイメージがあるかもしれませんが、寒さこたえる1、2月は比較的まったりムード。慌ただしかった年末...
「財布落とした」→先週もだよね? サボり言い訳LINEはリスト化必須
 普段、一生懸命仕事をしていても、人間なら時には「サボりたいな」と感じる日もあるはず。  でも困るのが、サボるため...
生まれた性別で誰かが誰かに恋をした きっとそれだけのこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
スマホ中毒な娘にお手上げ!不要で必要な事情、鍵付き棚に入れたのに…!!
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
鍵シッポでつかんだ幸せを“たまたま”にたっぷり貯めこんで♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
誰かを待つのも悪くない 夜の片隅とそれぞれの大切な時間
 誰かを待つ時間、実はそんなに嫌いじゃない。街の片隅に留まるには周囲が納得する理由が必要だったりするから。  最近...
ダブル女偏の「嫉妬」の語源は何?美容院でジェラシった話。
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
先輩から「デートのチークはピンク系」デキる女アピの熱血LINE指導w
 他人からの評価を気にして、仕事や意識の高さ、モテ力など、「デキる女アピール」をしてくる女性は多いですよね。  で...