「マッスルスナック」潜入ルポ!推し活未経験女がまんまと…

久留米あぽろ ライター・コラムニスト
更新日:2024-02-19 12:32
投稿日:2022-10-03 06:00

十人十色のマッチョから、推しを選ぶ非日常空間

 店内は思ったよりガヤガヤしていて、お客さんはほとんど女性。若い女性も多かったが、仕事終わりのOLっぽい女性もどんどん入ってくる。

 そしてお酒を頼んで5分もしないうちに「マッスルタイム」なるものがはじまった。店内のBGMはギラつき感のあるパーティーミュージックに切り替わり、なんと目の前のマッチョたちが半裸になっていく。

 服の上からでは分からなかった美しい腹筋を見て、他のお客さんも自分も大興奮。ここで気づいたのだが、自分の人生の中には、マッチョを間近で見た経験がなかった。

 というか、このレベルで美しい身体を持つマッチョ、世の中にそんなにいない気がする。男性版のバーレスクに来たような、今までに感じたことのない高揚。た、楽しい。

マッスルタイム後半に大興奮!

 マッスルタイムの後半では、マッチョたちはぞろぞろと目の前に出てきてくれて、その美しい身体が目と鼻の先になる。

 かっこいいとかキレイとかを超越し、普通にエロいと思ってしまった。キャバクラに行くおじさんも、こんなことを感じているのだろうか。

 マッスルタイムが終わると、店内は少し落ち着いた……と思ったのだが、また大きな音楽が流れ始める。今度は誰かが、推しのキャストに「チップ」を入れたらしい。

 どうやら入れたチップの金額に応じて、マッチョが女性たちを肩に乗せたり、マッサージしてくれたり、はたまた壁ドンしてくれたりするらしい。

 まさに、課金できる推し。

 女性からのボディタッチは禁止のようだが、嬌声を上げている女性たちの中は、マッチョたちにぐいっと迫ってもらっている。課金でこんなことができるなんて、まさにマッチョ沼だ。

 お酒を飲んでいると、カウンターの向こうからマッチョが話しかけてくれる。お話したり、見た目の印象を見たりして、みんな推しマッチョを決めているようだった。

 筆者も一番楽しげに話してくれた細マッチョさんが気になり、チップを入れてみることにした。

久留米あぽろ
記事一覧
ライター・コラムニスト
セクシャルウェルネス、ジェンダーなどに関心を持つライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。シズル感のある取材執筆も得意。日々気になるスポットに突撃し、個人的にレポートを溜め込んでいる。

ライフスタイル 新着一覧


令和ロマンのネタ“最強の苗字”説は本当?全国のワタナベさん達の苦悩…テストで字画削減のために『渡辺』等
『M-1グランプリ』(ABC・テレビ朝日系)で前人未到の2連覇という快挙を成し遂げた令和ロマン。ファーストラウンドでは昨...
性格が悪い人の見抜き方4連発。眉間のシワは加齢のせいだけじゃない
 性格の悪い人との付き合いで、悩み、苦労する人はたくさんいます。「もし出会った時にこんな性格だとわかっていたら…」と後悔...
これは友情?それともBL? たわわ男子の“たまたま”にイケナイ妄想が止まらない
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
飲み会キャンセル界隈でまわるカモ。LINEで乗り切る!? 飲み会の面白い断り方3選
 会社の同僚や友人を飲み会に誘った時、仕事の予定や金欠、体調不良を理由に断る人は多いですよね。ただ、なかにはセンスを感じ...
正月の門松に「松」は絶対必要? 住職の言葉にヒントが…歳神様を招く際に本当に欠かせないもの
 元旦から大きな災害に見舞われた2024年、当たり前の日常や生活に大きな変化が起きてしまった方々が、少しでも心穏やかな年...
Happy Merry Christmas! すいません、2024年最後のポンコツ商店会は思いっきり愚痴!!
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
更年期あるあるの「めまいよ、止まれ」自宅で単身コーヒーカップ状態、耳鼻科医は“夜のある習性”を指摘した
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「もっと頑張れるはず!」は“凶器”だよ…心がまいっている時に届くと嫌なLINE3選
 心がまいっている時は、ちょっとした言葉にも敏感になるものです。相手に悪気がないとわかっていても、たった一言で追い詰めら...
女性のセルフプレジャーはなぜ浸透しない? パートナーとの性交渉とは別物だと考える理由
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。 「セルフプレジャ...
結局「嘘も方便」なのよ…サンタクロースの正体を知った子どもの末路
 クリスマスイブですね。みなさんは、サンタクロースを何歳まで信じていましたか?  筆者は保育園の年中さんでサンタクロ...
すべてが完璧! 至高“たまたま”のベストアングルは譲れない
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【ルポ】顔出し告白!ギャラ飲みで稼いだお金は「テニミュ」の推し活にぶっ込む26歳キラキラ女子
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
40代、あちこち不調が…老いを痛感した9つの瞬間、頭の感覚と体が連動しない
 40代になって、一気に体の不調が増えた人は多いはず。見た目が若くても、やはり加齢による体の変化はごまかせません。今回は...
冬の色の街で
 生ビールの文字が呼んでいる。  まだ早いかな?  もういいか。  
美人に使われる女ことば「柳眉倒豎」って読めますか?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
子どもが「メイクしたい」と言い出したら? 知っておきたいリスクとコスメ選びのコツ
 もし自分の子どもが「メイクしたい」と言い出したら、あなたはどうしますか? 自分のコスメを使ってメイクしてあげようと思っ...