モテ期と錯覚した女の孤独 フェイクと本物の明確な違いは?

内藤みか 作家
更新日:2022-10-06 06:00
投稿日:2022-10-06 06:00

振り返れば、孤独

 自分はモテ期なんだ、とC子さんは思い込んでいました。

 大勢の男性から誘われ、求められていると思っていたのです。

 そして3人とデートしている自分に罪悪感を抱いて悩んだり、自分が一番好きなのは誰なんだろうと迷ったりもしましたが、結局ひとりに絞り切れず、ダラダラと交際を続けることに。

 そんなC子さんのモテ期は、ある日突然崩壊しました。元彼がいきなり「彼女ができた」という報告と共に、去っていってしまったのです。

 元彼なんだし、しかたないと思っていたところに、今度は大学の同期から「結婚するからもう会えない」と連絡が入りました。

誰の本命でもなかったショック

 結局最後に残った会社の後輩が私の運命の人なのかも、と自分に言い聞かせていたC子さんでしたが、その後輩くんは地元に戻ることになりました。

 元々親の経営している会社の跡を継ぐ約束だったのだとか。しかも彼は地元に婚約者もいるというのです。

 3人の男性がそれぞれ他の女性を選び、自分を選ばなかった事実に、C子さんはかなりの打撃を受けました。

 よく考えたら大学の同期とはおいしいお店の開拓仲間のようなもので、元彼とは会えばエッチをするセフレの関係でした。

 会社の後輩については、しょっちゅう奢ってあげていたので、たかられていただけだったのです。

彼の本命かチェックする方法

 モテていたはずだったのに、あっという間に孤独なったC子さん。今ではさみしい日々を過ごしています。

 これはかなり痛いブーメランともいえるでしょう。C子さんが本命を絞らずモテを楽しんでいたように、彼らもC子さんを本命視してはいなかったのです。

 最近はマッチングアプリも浸透しているため、アプリで何人もとやり取りをして、モテているかのような錯覚に陥る女性もいるようです。

 しかし、彼らも同じように他の数人の女性とやり取りしているかもしれません。本命視されていると実感できないうちは、遊ばれている可能性も考えておいたほうがいいでしょう。

 自分が本命かどうかをチェックする方法としては、3日ほど彼に連絡をせずSNSも更新せず、黙ってみましょう

「何かあったの?」と心配して連絡をしてきた男性がいたら、その彼はかなり本気度が高いといえるでしょう。

 逆に1週間以上連絡をしなくても何も言ってこない男性は、一度疑ってみたほうがいいかもしれません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


「浮気に逃げないよ、俺は」被害者ヅラする妻からの離婚を断固拒否する47歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.217~女性編~」では、結婚3年目の夫・マモルさん(47歳・仮名)との離婚を強く望む妻・絢音...
並木まき 2024-10-19 06:00 ラブ
「夫との“授かり婚”を心底後悔…」それでも離婚理由の弱さに焦りが募る39歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-19 06:00 ラブ
ずっとラブラブの秘訣は? LINEのやり取りを見せてもらったら…“こうも違うのか!”と納得の3選
「彼とずっとラブラブでいたい」「喧嘩なんかしたくない」と思っていても、現実ではなかなかうまくいかないもの。徐々に冷めたり...
恋バナ調査隊 2024-10-19 06:00 ラブ
「腹の子のDNA鑑定もする!」妻の不倫に怒号する夫。鑑定の結果は… 35歳英会話講師の不倫欲 #3
 由奈さん(仮名・35歳フリーランス英会話講師/既婚・子供アリ)は、異業種交流会で出会った宗太郎さん(仮名・35歳/既婚...
蒼井凜花 2024-10-18 06:00 ラブ
夫の地雷がおかしい…「今日の夕飯何食べたい?」と聞いたら過剰反応された。どうする?
 人には、それぞれ絶対にこれだけは許せない「地雷ポイント」があります。とはいえ、普通の感覚なら地雷の想像はつきそうなもの...
恋バナ調査隊 2024-10-18 06:00 ラブ
10歳年下男性と結婚して20年。アラカン女性が明かす「ご縁を捕まえて逃さない」意外な戦法とは
 年下男子と結婚したいというアラフォーやアラフィフが増えています。若い男性と結婚していつまでも若々しい自分でいたいという...
内藤みか 2024-10-18 10:16 ラブ
セックスレス10年、結婚生活のQOLを上げるために私が捨てたこと
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  SNSのフォロ...
豆木メイ 2024-10-15 06:00 ラブ
【漫画】「誰の髪の毛ですか?」夫に敬語で問い詰める麻衣。物的証拠は見逃さない…!『サレ妻は妊娠中』#3
【『サレ妻は妊娠中』あらすじ】  専業主婦の麻衣(30)は、大学時代に付き合った初彼氏の誠(30)と結婚して、現在妊娠...
【漫画】「妊娠中は気をつけな」童貞と結婚、初産を控える女友達に“意味深”な忠告を…『サレ妻は妊娠中』#2
【『サレ妻は妊娠中』あらすじ】  専業主婦の麻衣(30)は、大学時代に付き合った初彼氏の誠(30)と結婚して、現在妊娠...
【漫画】バージンを捧げた初めての男と結婚。妊娠安定期に入り、幸せ絶頂のはずが…。『サレ妻は妊娠中』#1
【『サレ妻は妊娠中』あらすじ】  専業主婦の麻衣(30)は、大学時代に付き合った初彼氏の誠(30)と結婚して、現在妊娠...
LINEでの別れ話はアリ?ナシ? 既読無視に隠された“やる側・された側”それぞれの本心は…
 最近では、別れ話をLINEで済ませるカップルが増えている様子。中には相手に既読無視され、モヤモヤが残る中途半端な別れに...
恋バナ調査隊 2024-10-13 06:00 ラブ
彼氏が朝昼夕既読スルーでも「おけ!」の一言で生き返るよ☆温度差つよつよLINE3選
 気になる彼とのLINE、憧れの存在とのLINEは自然とテンションがあがるもの。でも、相手から冷たく感じる返信がきたら、...
恋バナ調査隊 2024-10-12 06:00 ラブ
「アプリの出会いってスゲエ!」バリキャリ女性に求婚した50男の楽観と根拠なき自信
「冷酷と激情のあいだvol.216〜女性編〜」では、交際半年の恋人・タカユキさん(50歳・仮名)からプロポーズをされたも...
並木まき 2024-10-12 06:00 ラブ
更年期突入を控え「稼げるときに稼いでおきたい」。45歳女性“再婚への戸惑い”は特別なのか
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-12 06:00 ラブ
「子供は誰の子だ?」うたた寝の悲劇、妊娠中の不倫がまさかの夫バレ 35歳英会話講師の不倫欲 #2
 由奈さん(仮名・35歳フリーランス英会話講師/既婚・子供アリ)は、異業種交流会で出会った宗太郎さん(仮名・35歳不動産...
蒼井凜花 2024-11-08 15:05 ラブ