熱心な“布教”は逆効果!推し活でやりがちなNG行為を猛省する

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-11-11 06:00
投稿日:2022-11-11 06:00
 生きるために必要な”推し”、みなさんにはありますか? 人やキャラクターだけじゃなくて、物や事柄でもいいのですが、とにかく大好きなものはあるでしょうか。
 そういう大好きなものって、つい人に薦めたくなりますよね。でもあんまり熱が入ると相手の心を焦げつかせるかも……。
 どろんぱでは、マキさんがお客さんから何か薦められています。

まくしたてても相手の興味はひけない

 推しの存在、本当にありがたいですよね。

 そういうものが何か一つでもあるっていうのは、すごく幸せなことだと思います。

 そして他の人にもその幸せを分けてあげたいと思ってしまう……。でもこれ、めっちゃ迷惑です。

 某女優さんが付けられたあだ名じゃないですが、まさに”笑顔の押し売り”状態。薦められる側がそこに幸せを感じなければ地獄絵図。

 あげくの果てに、推しは広まるどころか「あの人を推してる人って圧が強いから苦手」と嫌厭(けんえん)される場合もあります。……と色々言いましたが、これらは全部、自分に何度も言い聞かせたい言葉です。

自分がされるとよくわかる

 私はオタク気質なのもあって、推しがたくさんあります。

 そしてできれば周りの人たちにも知ってほしいし、あわよくば好きになってほしい。それも推し活の一環と思い、つい熱弁してしまうことが少なくありません。

 しかしある時、昔からの友人に「あんたは好きなものの話になると圧が強い」と言われたのをキッカケに猛省。

 今は意識的に話題に出さなくなりました。ちょっとさみしいけれど、個人的にはそれで良かったなと思っています。

 オタク同士はそれで良くても、まだ沼にハマってない人に最初から最大の“火力”で話をするのはナンセンス。それは自分がやられてみるとよく分かります。

 全然興味のない話を延々とまくしたてられたら、誰だってうんざりです。とはいえ、私も完全にできているわけではないので、本当に気をつけたいです。

 推しのいるみなさん、当てはまっていませんか?

登場人物紹介

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。出勤率は低めだがその度しっかり売り上げを出し、時間になるとサラリと帰っていく。ピヨ崎さんは超太客。3人の子持ち。

ピヨ崎さん:どろんぱの常連客。マキが大好きで、何年も推している。なんだかんだでいつも新しいボトルを入れさせられるが、マキのちょっと強引なところもお気に入り。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...
まるで最高級の餡子玉! 黒猫のプリプリ“たまたま”がキュートすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(後編)父を亡くした喪失感を「ゆみ子」に重ね合わせた
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(前編)伴走してくれた能登の人たちに「感謝と恩返し」を
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
「夏の庭の花・植物の水やり問題」災害級の暑さで1週間留守に…対策は?
「災害級の暑さ」なるフレーズ、耳にする日が続いていますが、気付けば夏休みシーズン到来!  我が花屋は神奈川の片田舎の温...
深夜3時にメッセ連続投下!グループ脱退したい…常識知らず&KYなママ友のお騒がせLINE10連発
 保育園や幼稚園の保護者同士でやりとりするママ友LINE。同じクラスのママに誘われて断るわけにもいかず、半ば強制的にグル...
ふるさと納税について夫婦で考えたら、意見が食い違って爆笑の大喧嘩に…「特別vs日常」何が正解?
 選んだ自治体に寄付をしてお礼をもらうことができるだけでなく、一部の税金が還付または控除される、“ふるさと納税”。  ...
2024-08-07 06:00 ライフスタイル
「子どもの夏休み暇対策」どうしてる? 頑張るママのお助けアイデア7選
 子どもが小学生になると、夏休みの過ごし方で悩む大人がたくさんいます。近年では外遊びも猛暑による熱中症の心配があるので、...
【調香師解説】夏バテ解消アロマでフェロモンも復活!睡眠、胃腸、イライラを鎮める香りは?
 毎日暑いですね。フェロモンは最低限の生命力が維持されたうえで、余力から生まれてくるものです。うだるような暑さが続くと心...