切り花が「長持ちする場所」ってどこ?遠ざけたい意外な天敵

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-12-07 06:00
投稿日:2022-12-07 06:00

花屋が伝授させていただきます

 自宅用のデイリーユースだけでなく、冬のイベントやお歳暮シーズンなのでお花がとても売れます。

「切り花を長持ちさせるコツはなんですか?」というお言葉も、夏場はよく耳にしますが、冬場は気温の低さなども手伝って断然日持ちがよくなっていますので、「冬になったから花が持つわね~」と伺う機会も増えてまいりました。

 花束や切り花であれば、花瓶を毎日洗浄し、品質保持剤も入れるなど対策はありますが、ほかにもやっていただきたい“コツ”が……。今回は「ちょっとしたことでも違います! 冬の花の日持ち問題」の解説でございます。

花をお迎えしたら、まずは水揚げ

 あなたの家にお迎えした花に一番最初にやっていただきたいのは、水揚げ。洗面器等に水をため、その中で切り花の切り口をつけ、2、3cmハサミで斜めに切る方法です。これを水切りといいます。

 水中の中で切るのは、茎の中にある導管と呼ばれる水の通り道に細菌や空気が入るのを防ぐため。空中で茎を切ると導管の中に余計な空気が入ってしまいます。導管に無駄なく水を吸い上げさせるには、水中切りがオススメです。

飾っている場所はどこですか?

 意外とお忘れではございませんか? というのが置き場所。冬の時期に避けていただきたいのは、暖かいエアコンの風が直接当たる場所や、陽当たりが良くて直射日光があたる窓際などです。

 我われがお肌のことを思うとチョット嫌だな……と敬遠する場所は、柔らかい花弁をもつ切り花にとっても嫌なんだと覚えてくださいませ。

 たとえば、エアコンの風がダイレクトにあたると水分が飛ばされ、一気に花がしおれちゃいますのよ。

 はたまた陽当たりの良い窓際はポカポカで気持ちがいいじゃない! と思うかもしれませんが、お花も気持ちが良いからどんどん咲いちゃいます。劣化が早くなるばかりか、太陽の光が強すぎて葉焼けを起こす要因にも。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


青空に踏切の音が映える 季節は秋でも絶対に手放せないもの
 ここ数年ですっかり浸透したものに男性の日傘がある。 「男が日傘なんて」という謎の気負いも、死を覚悟する日差しには...
たまたまもゴロンと全開!幸せそうなにゃんたま様に昭和CMを思ふ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年のババア、もとい「中年女性」になった私たちへ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「聞いてよ!」「で、結論は?」せっかち君のLINEはタイパ重視ですって
 世の中には、1秒でも時間を節約したい「超せっかちな人」が存在します。なぜ生き急いでいるのかはわかりませんが、とにかく少...
#1 芸能界に執着する35歳女の密かな楽しみ。裏アカで吐き出す腹黒い本音
「いらっしゃい、シゲさん今日は早いんだね」  阿佐ヶ谷駅の北口の飲み屋街・スターロードにひっそりたたずむ小さなスナ...
平日夜8時、話題のオーケー銀座店の惣菜コーナーに行き完全敗北した件
 10月17日、東京・銀座3丁目のマロニエゲート銀座2内に「オーケー銀座店」がオープンして話題になっていますね。銀座の一...
#3「バカにされてる?」元彼のイヤミがつらい。女が椎名林檎を歌う理由
【#1、#2のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな...
#2「普通の女」に負けた美人は怨念まみれのSNSがバズり快感を覚える
【#1のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな彼女の...
「鉛筆なめなめ」「セクハラはやめて」悲しきおじさんビジネス用語3選
 会社に勤めている人なら、50代以上のおじさんたちが「おじさんビジネス用語」を使っているのを聞いたことがあるかもしれませ...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...