14光で終わるの?“ビッグ姉妹”Cocomi&Kokiが一皮むける日

コクハク編集部
更新日:2023-01-06 06:00
投稿日:2023-01-06 06:00

「NHK紅白歌合戦」母娘共演に苦々しい声

 大みそか放送の「第73回NHK紅白歌合戦」で、歌手の工藤静香(52)との母娘共演が話題になったモデル兼フルート奏者のCocomi(21)が4日、自身のインスタグラムを更新。1日には工藤が親子2ショットをアップしていたことから、「時差投稿になってしまった!先日紅白歌合戦に出演させて頂きました 黄砂に吹かれてありがとうございました!」と紹介したのだが、今回の共演には苦々しい声も相次いでいる。

《Cocomiのフルートの持ち方が違和感でしかない。吹きにくくないのかな》

《Cocomiのフルート、楽器は良いのを使ってると思う》

《下手ではないけど、音大生ならもっと上手い人はいるよね》

《演奏は至って普通。》

 Cocomiは工藤と、キムタクこと木村拓哉(50)の長女で、次女でモデルのKoki,(19)とともにデビュー当時から両親の14光として注目されているが、残念ながらコネの印象は拭えていない。

 というのも、芸能界デビューした20年にディオールのアンバサダーに就任すると、同年発売のファッション雑誌『VOGUE JAPAN』5月号表紙ではモデルデビュー。昨年3月にはユニバーサルミュージックからフルート奏者としてアルバムデビュー。その輝かしいキャリアパスこそが、「とんとん拍子すぎて両親の14光をより際立たせる結果になってしまった」(スポーツ紙芸能記者)という。

妹Koki,のデビューも凄まじかった

 2年早くデビューしたKoki,にいたっては、15歳でファッション雑誌『ELLE JAPON』の7月号表紙でモデルデビュー。その際、両親ともに親交のある巨匠・操上和美氏の撮り下ろしで話題になったのは記憶に新しい。

 その後も日本初で歴代最年少のブルガリのアンバサダー、シャネルの日本初のビューティーアンバサダーに立て続けに就任。昨年は清水崇監督の映画「牛首村」の主演として女優デビューを果たしている。

努力家として知られた女性の二世芸能人

 芸能リポーターの川内天子氏が言う。

「親の14光であろうが、コネであろうがチャンスを欲しがる人はゴマンといます。人より2歩も3歩も先からスタートできるなら、使えるだけ使うことは大事でしょう。ただし、常に色眼鏡で見られますから即結果が求められ、短期間で結果が出せないと埋もれてしまうのです。

 明石家さんま(67)と大竹しのぶ(65)の長女でIMALUさん(33)も、神田正輝(72)と松田聖子(60)の長女で亡くなった神田沙也加さん(享年35)も、デビュー直後に注目が大きかったぶん、一人の芸能人として認められるまでに苦労しています。

 しかし、この2人は並々ならぬ努力家として知られています。個性が出しにくいタレント業のIMALUさんは、大物の娘とは思えないほど人柄がよく、囲み取材するリポーターの顔を覚えていて、自ら頭を下げるタイプ。地道に仕事をこなしています。

 神田さんはデビューは母親と同じ歌手でしたが、自身の歌唱力を活かして舞台女優としてオーディションを積み重ね、映画『アナと雪の女王』のアナの声を勝ち取って、“松田聖子の娘”から脱却しました。デビュー当初は母親のディナーショーにゲスト出演するなど、今のCocomiさんのような時代もありましたが、自身の力でステップアップしていきました」

 水谷豊(70)と伊藤蘭(67)の娘で女優の趣里(32)はバレーリーナの道を断念後、米国の演劇学校で演技を学び、18年の映画「生きてるだけで、愛。」では一糸まとわぬ姿も披露。日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞して知名度を上げた。

「親に振り回されている」イメージから脱するには?

 CocomiやKoki,は“ビッグな親”を超えられるのか?

「歌舞伎の家系に生まれた寺島しのぶさん(50)も性描写が激しい作品など親が止めるのを振り切って出演し、演技が評価されています。もちろん、大物の子どもであっても芸能界に馴染まないケースもありますね。

 ビートたけし(75)の長女もX JAPANのYOSHIKIプロデュース・楽曲提供で歌手デビューしていますが、音楽の世界は厳しかった。工藤の親心は理解できますが、世間の多くは“親に振り回されている”とみてしまう。Cocomiさんは今後、母娘共演よりも音楽家として独自の道をアピールしていくことが本当の意味での活躍の転機になる。

 Koki,さんも日本を飛び出してパリコレを目指す、あるいは女優として小さな舞台からオーディションを受けるなど地道な活動を行うことでイメージが一変するでしょう」(前出の川内天子氏)

フルート奏者としての将来は…

 Cocomiは自身のインスタグラムで、「この間受験をして桐朋学園大学ソリストディプロマコース(SD)に合格致しましたのでまた1年生してきます。ガンバルゾー!」とも報告している。

 20年4月から同大学音楽学部カレッジ・ディプロマ・コースに在学中だったが、方向転換して学びなおすという。同大学のHPによるとソリスト・ディプロマ・コースは、《ソリストとしての将来性を有すると認められた者を対象に高度な実技教育を行うことを目的としているコース》とある。ちなみに、20年~22年度の在籍者数(フルート専攻)は「ゼロ」。

 この進路が芸能人としても転機となるか。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


石田ひかり53歳、今を生きる女性に伝えたい“楽しく生きていく”ためのメッセージ|映画『ルノワール』
 1986年のデビューから、映画『ふたり』『はるか、ノスタルジイ』や、連続ドラマ『悪女』、連続テレビ小説『ひらり』、『あ...
望月ふみ 2025-07-10 11:50 エンタメ
『あんぱん』ツダケンの“にゃあ”が秀逸だにゃあ!「月刊くじら」には色々とツッコミどころもあるが
『月刊くじら』創刊号は2日で2000部を売り切り、好調な滑り出しを見せる。嵩(北村匠海)は『月刊くじら』編集部に異動に。...
桧山珠美 2025-07-09 17:00 エンタメ
【10万いいね】鈴木えみ、20年前→現在の比較写真が“美しすぎる”と絶賛「変わらなすぎ!」「今の方が可愛い説まである」
 ファッションモデルから俳優業まで、幅広い分野で活躍する鈴木えみさん(39)。2025年7月7日に自身のInstagra...
春ドラマの評判を調査!本命『最後から二番目の恋』は2位。1位は意外な快進撃。日常系が人気、刺激疲れか?
 2025年の春ドラマが、次々とフィナーレ。今期はSNSでバズった顔ぶれも多く、ドラマファンからしても楽しいシーズンだっ...
「あんぱん」嵩は受かるのか…って次週予告編でネタバレか? アンパンマン声優の姿もチラリ
 のぶ(今田美桜)の家で暮らすことになったメイコ(原菜乃華)は、夢に向かって一歩を踏み出す。そしてのぶも、月刊誌の刊行に...
桧山珠美 2025-07-05 08:00 エンタメ
『あんぱん』のど自慢といえば「ひよっこ」有村架純を思い出す。メイコが歌うのはどの歌なのか?
 夕刊の話がなくなり、時間を持て余すのぶ(今田美桜)だったが、夕刊の代わりに月刊誌を出せることに。岩清水(倉悠貴)と歓喜...
桧山珠美 2025-07-03 18:11 エンタメ
TOKIO 国分太一騒動で危うい“料理イケメン”たち「男子ごはん」での気になる発言
 またひとり、旧ジャニーズのタレントが消えてしまいました。今度はTOKIOの国分太一(50)です。今月20日、無期限の活...
東海林(津田健次郎)はエラいのかポンコツなのか? ともあれ“ツダケン”の魅力的な演技に惚れ惚れ
 高知新報が夕刊発行の申請をし、のぶ(今田美桜)は編集長を任された東海林(津田健次郎)と先輩記者の岩清水(倉悠貴)と共に...
桧山珠美 2025-07-01 18:19 エンタメ
【再募集】2025春ドラマどうだった?面白かった&ガッカリを教えて!『あんぱん』『最後から二番目の恋』『対岸の家事』etc
 引き続き、2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。続々と最終回を迎えた4月よりスタートの春ドラマ、あなた...
「あんぱん」竹野内豊らが退場→津田健次郎と倉悠貴が新たに補充。イケメン好きにも優しい朝ドラに感謝したい
 闇市で渡された東海林(津田健次郎)の名刺を頼りに、高知新報にやってきたのぶ(今田美桜)。しかし、東海林は全く記憶にない...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
さや香、バッテリィズ…意外と多い「不仲コンビ」にグッとくる理由。仲良し芸人だけが正解なのか?
 千鳥MC『相席食堂』(ABC/テレビ朝日系)の6月3日放送回にて、「カウンセリング相席」と称した、お笑いコンビ・流れ星...
『あんぱん』嵩(北村匠海)に“たっすいがー”の面影はない。のぶへの言葉が胸を打つ「正しい戦争なんか、あるわけがないんだ」
 空襲の焼け野原でひとり佇むのぶ(今田美桜)の前に、嵩(北村匠海)が現れて再会を果たす。釜次(吉田鋼太郎)から事情を聞い...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
国分太一活動休止で消えた「TOKIO再集結」の光…木村拓哉に見せていた別の顔
 6月20日、複数のコンプライアンス違反があったとして、TOKIOの国分太一(50)が無期限の芸能活動休止を表明した。出...
こじらぶ 2025-06-25 07:50 エンタメ
大泉洋こそ“真のモテ男”じゃないか?「かくかくしかじか」の圧倒的な存在感に新たな一面を見た
  先日、いろんな意味で話題の映画「かくかくしかじか」を鑑賞してまいりました。「東京タラレバ娘」や「海月姫」などのヒット...
「あんぱん」のぶ、“落とし前”の付け方はそれでいいのか。次郎役の中島歩はあまりにも素晴らしかった
 終戦から5か月が経ち、国民学校ではGHQの指導のもと軍国主義教育からの転換が図られる。のぶ(今田美桜)は病気が一向に回...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
『バチェラー6』第8話(最終話)を正直レビュー! ラスト予想、当たった人いるの? 制作サイドにまんまと騙されました
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第8話。本編最終回です。小田...
中村未来 2025-07-25 15:23 エンタメ