織田信長が乗り移った?木村拓哉の“俺様番宣”が楽しみすぎる

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2023-01-15 06:00
投稿日:2023-01-15 06:00

“奇跡の50歳”木村拓哉と同世代の面々

 映画の宣伝でこのところ頻繁にバラエティに出没している木村拓哉(以下、キムタクさま)を見て、つくづくイケメンだなあと感心しております。

 1972年生まれのジャスト50歳。「人間ご~じゅ~ね~ん、下天の内を~くらぶれば~、夢幻の如くなり~」の織田信長の時代ならとっくにあの世です。そう考えるとあの若さは奇跡です。

 ちなみにキムタクさまと同年代の有名人といいますと、元横綱・貴乃花光司、雨上がり決死隊の宮迫博之、TKOの木下隆行、元TOKIO・山口達也、長州小力、「5時に夢中!」の垣花正となかなかのメンツが揃っています。いろんな意味で。

 キムタクさまも一時、お肌がくすみがちで、やはり若い頃からサーフィンなどをして紫外線を浴びるとどうしても、ね……と心配しておりましたが、いつの間にかお肌のハリも色艶も戻り、若い頃のキムタクさま、いやそれ以上にイケメンぶりが上がったようでホッと胸を撫で下ろしております。

東映の社運がかかるキムタク主演の映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」

 そんなキムタクさまが織田信長、綾瀬はるかが正室・濃姫(別名:帰蝶)を演じる映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」がいよいよ1月27日に公開されます。東映70周年記念作品、このご時世に総製作費20億円も投じたとのこと。東映の社運がキムタクさまの肩にかかっているのですから宣伝にも余念はありません。

 昨年11月、「ぎふ信長まつり」にキムタクさまが降臨。1万5000人の募集に対して96万人もの応募があったとワイドショーが報じていました。

 このイベントには地元・岐阜出身の伊藤英明(47)も参加していて、伊藤のファンも少なからずいたと思うのですが、すべてキムタクさまのファンという体だったので、伊藤英明が少しお気の毒でした。

 故郷に錦を飾るはずがキムタクさまのせいで台無し。自暴自棄になってマジックマッシュルームに手を出さなければいいのですが……。

番宣のバラエティでも俺様ぶり炸裂!

 このようにすべてを持っていってしまうキムタクさま。今回のバラエティ出演でもその俺様ぶりはハンパなく(いい意味で!)、織田信長が乗り移ったのかと思うほどです。

 たとえば、9日放送の「さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP」(TBS系)でのこと。「夫を木村拓哉さんに会わせてあげたい」という妻の夢が当選。その夫は小5の時からキムタクさまのファンで、ファッションから生き方まですべてに影響を受け、ドラマ「Beautiful Life ~ふたりでいた日々~」を見て美容師になり、4年前には独立。キムタクさまが演じた主人公・沖島柊二が働くサロンと同じ「HOT LIP」という店名にしたほど。

 そんな夫の夢を叶えるためにキムタクさまが一肌脱いだのはいいのですが……。サプライズで夫妻の元に現れたキムタクさま。ドラマのシーンを再現しラーメンを一緒に食べ、それで終わりかと思いきや、本当のサプライズはここから。

総費用1000万円のスタジオセット

 なんとスタジオに総費用1000万円かけて、劇中の美容室「HOT LIP」を完全再現。スタッフとして働いていた西川貴教、池内博之、原千晶も集結し、男性を店長にした同ドラマの特別編を撮影するという壮大なものに。

 最後、店の象徴ともいえるLIP型の赤いソファを夫にプレゼントするキムタクさま。太っ腹なところを見せていましたが、このソファって……。あとで所有者と揉めなければいいのですが。

 12日放送「超ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)でも、ブラマヨ小杉、EXITりんたろー。というキムタクさま信奉者がいるホームのようなところ、なにより、「おれはキムタク派」と自ら名乗っていた明石家さんまがいるところで、「究極の味変丼」を自ら作り、振る舞っていました。

「日本で今年獲れた最後の松茸」など最高級の材料で、美しく盛り付けようとこだわる姿は、「BISTRO SMAP」を彷彿させます。大絶賛されたのはいうまでもありません。

完璧なキムタクの私生活は…

 なにもかも完璧なキムタクさまですが、完璧すぎるがゆえに、私のようなひねくれものはつい穿って見てしまいます。そんなに完璧な盛り付けをするキムタクさまが、よく妻の盛り付けで満足しているな、とか(詳細は「工藤静香 料理 画像」で検索のこと)。

 そういえば妻は妻で、最近、元カレと連絡を取り合っているとかなんだか週刊誌に騒がれておりますね。キムタクさまほどになると元カレなど気にしないのでしょうか。それとも気にし出したらきりがないということでしょうか。

 そうそう。最近、キムタクさま、最近髪をシルバーにしていますが、あれってどうなのでしょう。ドラマ「教場」の役づくりでしょうが、「Get Ready!」(TBS系)の妻夫木聡並みに微妙な……。

 とにもかくにも、我が道をゆくキムタクさま。今後も俺様番宣を楽しませていただきましょう。

ボルドー太田
記事一覧
イケメンソムリエ
毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

エンタメ 新着一覧


「虎に翼」語りは尾野真千子 NHKアナと俳優のナレーションの違いは?
 寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めてい...
桧山珠美 2024-04-05 15:14 エンタメ
「虎に翼」シン・朝ドラの予感!わずか1話、たった15分で心つかんだ描写
 昭和6年・東京。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は父・直言(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧...
桧山珠美 2024-04-01 22:28 エンタメ
僥倖!世界に挑む赤西仁ほど「サムライマック」のCM向きな俳優はいない
 マクドナルドのCMにイケメンあり!  そんな声をちらほら耳にするようになりました。たとえば4月2日から全国放送さ...
平野らTOBEがドーム公演大成功の一方、暗雲立ち込める旧ジャニの逆転は
 3月14日から17日にかけて、滝沢秀明氏創設のTOBE所属アーティストによる東京ドーム公演「to HEROes ~TO...
こじらぶ 2024-03-30 06:00 エンタメ
ブギウギ最終回、水を差すようでスンマセン! 残念すぎる4つの演出と描写
 スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(...
桧山珠美 2024-03-30 11:41 エンタメ
スズ子引退会見、“天敵の文屋”鮫島の「シャッポを脱ぐ」演出を読む
 歌手・福来スズ子(趣里)の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一(草彅剛)とは話ができないまま会見に臨むことになってし...
桧山珠美 2024-03-27 14:30 エンタメ
超鈍感力! 羽鳥の絶縁宣言を屁とも思わないスズ子とタケシは似た者同士
 歌手引退――。スズ子(趣里)はその決断を、愛子(このか)や大野(木野花)に伝えた。  羽鳥善一(草彅剛)に絶縁す...
桧山珠美 2024-03-26 15:40 エンタメ
「GTOリバイバル」注目の新人イケメンは?松嶋菜々子は本当に出るのか
 反町隆史主演「GTO」が26年ぶりに帰ってきます。反町演じる元ヤン教師・鬼塚英吉がさまざまな問題を解決する学園モノで、...
ドヤ顔のアユミとヘイヘイブギー歌唱シーン温存の理由がわかる回だった
 昭和31年、大みそか。第7回オールスター男女歌合戦当日。スズ子(趣里)は、楽しみに会場へと向かう。スズ子が楽屋で支度を...
桧山珠美 2024-03-22 14:30 エンタメ
最終回秒読み…スズ子はブレずにお人よし、NHKと沼袋勉の手腕いかに!?
 愛子(このか)は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を...
桧山珠美 2024-03-21 16:07 エンタメ
和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ
「光る君へ」主人公バージン喪失!大石静氏が描く平安エロ&バイオレンス
 NHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期の貴族社会を舞台に、吉高由里子演じる主人公のまひろ(紫式部)の生涯を描くもので...
沢尻エリカ不死鳥の如く女優復帰!大衆は真似できぬ人生転落リアルショー
 2月25日、沢尻エリカの女優復帰作となった主演舞台『欲望という名の電車』が千秋楽を迎えました。  「『残念プロフ...
堺屋大地 2024-03-16 06:00 エンタメ
NHK大阪が誘拐未遂事件をぶち込んだのなぁぜなぁぜ? かつ丼コント?
 誘拐犯が捕まってから、愛子(このか)は3日間も学校を休んでいた。スズ子(趣里)は、学校に行くようにと言うが、愛子は友達...
桧山珠美 2024-03-15 14:30 エンタメ
“テレ朝ドラマ”常連・ホンモノの刑事よりも刑事な内藤剛志、降臨!
 大野(木野花)が受けた電話は、3万円払わなければ、愛子(このか)を誘拐するという脅しの電話だった。そして、警察には伝え...
桧山珠美 2024-03-13 14:30 エンタメ
りつ子スパークのラインダンス必見!ワクワクズキズキと笑顔が溢れる回
 羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。羽鳥はスズ子(趣里)たちに、パーティーで余興をして...
桧山珠美 2024-03-11 15:30 エンタメ