ED夫にはない鋭い勃起…再会した元カレの肉棒に貫かれる夜#4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-02-10 17:09
投稿日:2023-01-20 06:00

これまでのあらすじ

「ミセスコンテスト」でグランプリを受賞(写真:iStock)
「ミセスコンテスト」でグランプリを受賞 (写真:iStock)

 某ミセスコンテストのグランプリを手にしたM子さん(45歳ウォーキング講師/既婚・子供なし)。

 圧倒的な美を誇る「エキゾチック美人」の彼女は、知人の紹介で再婚し、幸せな毎日を送っていた。お相手はK一郎さん(60歳大学教授)だ。

 知的で温厚、紳士的なことに加え、互いにバツイチという共通点もある。結果、出会いから3カ月で入籍というスピード婚に至った。

 K一郎さんはM子さんの仕事にも理解を示し、コロナ禍のオンラインレッスンも応援してくれた。また、「ミセスコンテスト・グランプリ」という肩書きや、美しさよりも、M子さんの内面を見て寄り添おうとする優しさに心打たれたという。

 驚くべきことに、2人は婚前交渉がないまま入籍したのだ。むろん手を繋ぐだけで満たされていたというが、女性としては不安がこみ上げてくる。

――私に魅力を感じないの?

――タイミングを見計らってるの?

衝撃! 夫はEDだった

挿入がなくてもいい(写真:iStock)
挿入がなくてもいい (写真:iStock)

 そんな折、とうとう「初夜」を迎えることとなった。丹念なクンニリングス、愛情のこもったキスにM子さんはアクメを迎える。身も心も十分なほど潤い、女性としての快楽に浸った。

 しかしここで重大な事態に遭遇した。

 K一郎さんの下半身が無反応なのだ。

――うそ……。やはり私に魅力が欠けているの……?

 ショックを隠し切れないM子さんに、K一郎さんは告白をする。

「内科でED治療薬を処方してもらい、試しに飲んだところ、頭痛や動悸がひどくなり、薬を飲むことに抵抗を覚えた」のだと。

 ED治療薬は、人によっては、ほてり、頭痛、めまい、鼻づまり、筋肉痛、消化不良などの副作用があるようだ。

 彼の体への負担を懸念したM子さんは、勃起など関係なく「夫婦のベッドタイムを充実させよう」と誓う。

夫婦でアダルトグッズを購入すると

夫婦で楽しめるように(写真:iStock)
夫婦で楽しめるように (写真:iStock)

 以来、2人のセックスは挿入なしでも十分満たされるものとなった。クンニリングスやシックスナイン、フェラチオ――挿入などなくとも、2人の愛は深まるばかりだ。

「初夜」から1カ月後、K一郎さんは「君にプレゼントしたいんだ」とパソコンを見せてきた。バイブやローターなどがネットで購入できる、アダルトグッズの画面だった。

 2人で相談し、バイブと電マ、そしてセクシーランジェリーを購入した。

 以来、2人のセックスは一変した。セクシーランジェリーをまとって、彼のクンニや指で一度アクメを迎えると、次はアダルトグッズの出番だ。

 夫がバイブや電マで責める時もあれば、M子さんのオナニー姿を夫が鑑賞することもある。

 とりわけ、「オナニー鑑賞」はM子さんの体を熱くした。

 ある日、振動する電マを秘部にあてがいながらオナニーを見せていたM子さんは、K一郎さんに告げた。

――ああっ、気持ちいい……K一郎さん、フェラチオをさせて!

 前回までの話はコチラ→第1話第2話第3話

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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