行き詰まった時は「料理」をするといいよ 2023.4.19(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-04-19 06:00
投稿日:2023-04-19 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 アーティストで作家の坂口恭平さんが、少し前から「料理」について語っている。なんでも躁鬱病を持つ坂口さんは、「鬱明けの時」に台所に立って料理をすることで、日常や創造力を取り戻すんだって。

 坂口さんほど意識的ではないけれど、確かに料理って「作るだけ」「食べるだけ」ではないことがある。

 材料を切って、洗って、火を通す。調味料を計ったり味見をしたりして、自らが思い描いた結果につなげていく作業。

 時には思ったようにならないこともあるけれど、手を動かした分だけ物事は進む。少なくとも何かは残る。そんなことをしている間に頭の中が整理されることもあるかもしれない。

 そんな風に考えてみたら、毎日なんとなくキッチンに立っている自分の時間も、なんだか「創造的なもの」に思えてきた!

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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