年齢そのものは関係ない? 大人なら考えたい「老害」の意味

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-02-24 06:00
投稿日:2023-02-24 06:00
「老害」というワード、最近本当によく目にします。字面から、ものすごい嫌な感じがしますよね。だけどぶっちゃけ、そう言われてもおかしくない人って、見たことありますよね……。
 じゃあその老害って、どんな状態の人を指してるのでしょうか? 年をとれば、みんな老害になっちゃうの?
 どろんぱでは、ママがコミに何かを話していますが……。

  

  

 

今、あなたはすでになっているかも…

 みなさんは、仕事で先輩になった経験も、後輩になった経験もありますよね。

 もちろん年齢を重ねていけば、ほとんどの人は先輩の立場になる機会が多くなり、人生の先輩にもなっていきます。つまり、老いていくわけです。

 では、いずれ私たちも「老害」と呼ばれるようになるのでしょうか?

 私は個人的に、年齢を重ねた人や、厳しく指導する人がそう呼ばれるのではないと思っています。

 新しいものに対してなんでもまず否定から入る人、自分より若い人が持つ才能を認められない人、変なプライドが固まって下の人に教えを乞えない人。このあたりが、いわゆる老害と呼ばれてしまう人の特徴なのかなと思います。

年齢は関係ない!

 要は、自分の狭い世界を周りに押し付けてしまう人といえばいいのでしょうか。だけどこういう人、若い世代でもいますよね? そう思うと、老害は概念に近いものなのかもしれません。

 だから誰でも、いつでもそうなってしまう可能性がある。そして一般的に長く生きれば、頭は固くなっていくものなので、意識していなければあっという間に老害行き……。

 ドキッとしたのは、私だけでしょうか。これは絶対、アラサー・アラフォーになってきたら意識すべきですね。頭の柔らかい先輩ほど、後輩に好かれる存在はありません。

 その逆は、言わずもがな。もし今ちょっとでも「こわい……」と思った方がいれば、ぜひ意識して、頭をふんにゃりさせていきましょう。

 そして私が老害っぽくなっていたら、ぜひ注意してくださいね。

登場人物紹介

コミ:どろんぱのホステス。明るく気が利くのでお店の人気者。ママに怒られることも多いが、一番信頼もされている。酒乱なのが玉にきず。

ママ:どろんぱのママ。いつまでも衰えない美貌のせいで年齢不詳。怖そうに見えるが、店の女の子を娘のように思っている。けっこう素直で勉強家。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


変わらず、光り輝いて
 街中にある機関車の車輪。  自分の背丈ほどの巨大な車輪を30年以上、1日も欠かさず磨き上げた人に出会ったのは、も...
【女偏漢字探し】「季」の中に紛れ込んだ漢字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
プライド高っ! マウントをとる女の闘志メラメラLINE3選。バッグの値段、婚活の人数、子どもの習いごと…
「あなたより私のほうがすごい」と相手より優位に立とうとする女。そんな“マウントをとる女”は、LINEでも闘志メラメラのよ...
無意識な「フキハラ&ちくちく言葉」で職場のモチベ下げていませんか?
 相手を遠回しに攻撃する人いますよね~。不機嫌な態度で周りを威圧する「フキハラ」に加えて、嫌味たっぷりの皮肉っぽい「ちく...
フジテレビ問題で物議…【弁護士解説】職場や取引先との飲み会、部下や後輩とトラブルにならない誘い方は?
 芸能界を引退した中居正広氏(52)の女性トラブルを巡って、幹部社員の関与が疑われているフジテレビ。トラブルが発生してい...
「寒い。めんどい。やる気でない」を打ち破れ! 40女が実践するランニング継続のコツ
 1月ももう終わり。2025年の抱負として「運動習慣を身につける」と掲げた方も多いのでは。  仕事前にちょっとひとっ走...
あわや一触即発と思いきや…お互いを褒めあう仲良し“たまたま”たち
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「金運を上げる玄関」って? お金持ち宅の“テクニック”も参考にした生花の選び方
「米の値段がまた上がる!」がSNS界隈でバズっております。ワタクシの唯一の癒しでもある大好物(甘いもの系)のサイズや数量...
圧強めのママ友、涙を飲んだ受験生にはどう返信する? お受験シーズンはLINE界隈もてんやわんや
 今年も受験シーズンが到来。自分の子供の人生を少しでも良くしようと必死の「お受験ママ」がいる一方で、不合格で落ち込む受験...
まさか痴漢に遭うとは…更年期真っ最中のおばさんの身に降りかかった「性的な危険」
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
経験値不足が招いた悲劇か? 恋人や家族の「仰天センス」にドン引きしたエピソード
 買い物をしている時やプレゼントをもらった時など「なんでそれを選んだの!?」と驚くような仰天センスの持ち主に出会うことが...
まるで物語のワンシーン! 静かに佇む美しきシルエットの“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
茜色の街に思うこと
 茜色の街はまるでスクリーンの中のようだ。  ほんの少し、立ち止まって、世界観に没入する幸せ。
【動物&飼い主ほっこり漫画】第89回「お散歩行くでゴザル」
【連載第89回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏漢字探し】「嫐」の中に紛れ込んだ漢字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
LINEで話を聞いてほしいだけの人への対応3カ条。真剣に考えた時間の分だけガッカリしないために
 友人からLINEで相談を受け、親身になってアドバイスをしたのにまったく聞いてくれなかった…なんて経験はありませんか? ...