「本気度を試すための浮気」事実婚を続けたい夫の“?”な主張

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-03-11 06:00
投稿日:2023-03-11 06:00
冷酷と激情のあいだvol.133〜女性編〜」では、事実婚を6年間送ってきた夫・トシキさん(43歳・仮名)に別れを切り出しているものの、なかなか合意を得られないことに悩む妻・悠香さん(41歳・仮名)の心情をお届けしました。
 ではトシキさんはなぜ、浮気までしたにもかかわらず悠香さんとの別れ話を受け入れることができないのでしょうか。

法律婚前提だったのに「別れたい」って…

「そもそも話が違うんですよ。法律婚をする前提で、同棲っていうか事実婚を始めたのに、気づいたら6年も籍を入れないまま、ここまできちゃって。

 それで今度は一方的に『別れたい』の一点張りですからね。悠香の考えていることがマジでわかりませんよ!」

 憤慨した様子で話すトシキさんは、悠香さんと今でも法律婚をしたいと考えているとのこと。そのため別れ話を一方的に進めようとする悠香さんに対して、大きな憤りを覚えていると話します。

本気度を知りたくて浮気したのに…

「浮気をしたのは、悠香の本気度を知りたかったからですよ。浮気でもしたら、悠香が少しは反省してくれるかなって。

 ところが、浮気を知った途端に『慰謝料を払え!』って怒り出してしまったものだから、僕としては戸惑いましたね。相手の女のコからも慰謝料をもらっていましたし、僕も今でも『当時の浮気の私への慰謝料は、最終的にきちんと支払って別れてくださいね』って言われています。

 これじゃあ、悠香は金の亡者じゃないですか。僕は悠香に気づいてもらいたくて、ちょっと遊んだだけなのに、とんでもない展開になっちゃったんですよ」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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