スーパー店員から人妻探偵に転身!「壊し屋」なる依頼が #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-03-17 10:31
投稿日:2023-03-10 06:00

「壊し屋」の依頼も

わざと浮気をさせて…(写真:iStock)
わざと浮気をさせて… (写真:iStock)

――素晴らしいご活躍ですね。あの……依頼人とは会えないと言っていましたが、差し支えなければ、大まかな依頼内容をお聞かせいただけますか?

「はい……話せる範囲ですが、多いのは浮気調査でしょうか。あとは片思いの彼女の自宅を調べてほしいとか、モラハラ妻と離婚したい夫の依頼で『壊し屋』もやると聞きました」

――壊し屋、ですか?

「はい、壊し屋というのは、離婚に有利なように持っていくよう、工作員と浮気をさせ、その現場……たとえばホテルに入る瞬間の写真を撮ったりすることですね」

ミッションはLINEで

ドラマと違うのは…(写真:iStock)
ドラマと違うのは… (写真:iStock)

――まるでドラマの世界ですね。

「はい、壊し屋の件はドラマと同じだと感じました。ただ大きく違うのは、探偵同士や工作員などとの接触はNGなんです。おそらく、情報漏れを警戒したA社長のやり方だと思います。

 社長からLINEでミッションを受け、私もLINEで調査報告書を送り、必要なら、書類などを社長に直接提出するという感じですね。

 オフィスに行った際も、他の社員とは一切会うことはありませんでした。

 社長も他の社員に会わせないよう、時間のやりくりを上手に指示していると思います……。でも、会うたびチョイ悪オヤジ系の社長は素敵で、トキめいちゃうんです。

 彼のために役立っていると思うと、嬉しくて……(笑)」

ミッションがステージアップ

「対象者の電話番号を聞き出す」ミッションに(写真:iStock)
「対象者の電話番号を聞き出す」ミッションに (写真:iStock)

――恋心が仕事の原動力になっているのですね。続けてください。

「入社してから2カ月ぐらい経ったころでしょうか。私の業務は尾行とともに、『偶然を装って対象者の電話番号を聞き出す』というミッションにステージアップしました。

 社長から送られてきた対象者の画像を見て、オフィスの前で待ち伏せして尾行。そして、先回りして、何かトラブルで困ったふりをし、ターゲットに話しかけるんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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