「夜の営み」は夫婦の義務ですか? 結婚を急いだ40男の失敗

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-04-01 06:00
投稿日:2023-04-01 06:00
冷酷と激情のあいだvol.136〜女性編〜」では、マッチングアプリを通じて出会いスピード婚をした夫と結婚1年目にして離婚を考えている妻・飛鳥さん(30歳・仮名)の苦悩をお届けしました。夫が離婚の話し合いにまったく応じてくれないために、飛鳥さんのメンタルはすでにかなり疲弊しているとのこと……。
 では、夫であるコウスケさん(39歳・仮名)は、妻から離婚の申し出を受けているのに、なぜ話し合いにも応じようとしないのでしょうか。

スピード離婚はみっともない

「結婚してすぐに離婚なんて、みっともなくてできません。

 僕は実家から何年間も『早く結婚しないの?』『相手は誰でもいいから、早く結婚しなさい!』ってプレッシャーをかけられてきていて、仕方がないから課金までしてマッチングアプリに登録をして、やっとのことで妻を見つけたんですよ。

 それなのに、結婚してわずか1年で離婚なんてことになれば、実家からまた何を言われるかわかったもんじゃない。

 妻が離婚をしたいのは理解していますし、僕も妻とずっと暮らしていく自信はないからいずれは離婚を、と思っていますが、今はまだ無理なんです」

ゲームやアニメに触れているほうがいい

 苦虫を噛み潰したような表情でこう話すコウスケさん。すでに夫婦仲が冷え切っていて、世間一般で言うところの「新婚」とはほど遠い状況であるのも理解していると言います。

「僕は今年で40歳になるので、初婚が遅かったほうだと思います。僕は人と話すのも好きじゃないし、家でゲームやアニメに触れている時間が1番幸せです。

 コロナ禍になる前は、僕みたいなタイプは出会うきっかけすらなかなか作れなかったけれど、コロナ禍になってマッチングアプリが流行りだしたので、僕みたいなタイプもスマホだけを使っていろんな女性と出会いやすくなったのは、婚活に追い風でしたよ。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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