「限定品」の文字に弱い…つい買ってしまう心理&衝動買い対策3つ

コクハク編集部
更新日:2023-04-10 06:00
投稿日:2023-04-10 06:00
 店頭やネットショップで「限定品」と書かれると、思わず買ってしまう人は多いはず。ところが、同じ商品でも限定品ではなくなった途端に、魅力が半減したように感じるんですよね……。
 今回はわかっていてもつい限定品を買ってしまう時の心理や、衝動買いをしないための対策をご紹介します。

つい買ってしまう「限定品」とは?

 何かを購入する時、「限定品」だと感じるとどうしても手に入れたい気持ちになった経験は誰しもあるでしょう。限定品は「ある心理効果」を活用した販売方法で、次のようなものがあります。

・「関西限定」「店舗限定」など、場所を限定
・「◯個限定」「次回入荷未定」など、を限定
・「季節限定」「初回限定」など、期間を限定
・「会員限定」「◯◯の人限定」など、購入者を限定

 このように、人間の心理を活用して「限定」の条件をつけることで、人は商品を買わずにはいられなくなってしまうのです。

限定品を買ってしまう時に働くスノッブ効果

 限定品と呼ばれるものを買いたくなる時、「スノッブ効果」が働いています。スノッブ効果は、希少性のあるもの、人が持っていないものを手に入れたい欲求です。

 誰もが手に入れられない珍しいアイテムを手に入れると、自分だけ特別だと感じる優越感に浸れて、人に自慢もしたくなりますよね。そのため、限定品だと謳われると「今しか手に入らないかもしれない!」と思い、つい買ってしまうのです。

限定品だけじゃない! 買ってしまう心理にはこんなものも…

 ほかの人が持っていないものがほしくなる「スノッブ効果」以外にも、何かを思わず買ってしまう時に働く心理があります。

高級なものに価値を感じる「ヴェブレン効果」

 ヴェブレン効果は、人の自己顕示欲に関係している心理で、「高級なものを人に見せびらかしたい」欲求が働いています。

 たとえば、「上級会員限定」など、高所得者しか買えないような高価なものであるほど、ほかの人には買えない優越感を得られるため、つい買ってしまうのです。

流行りものに価値を感じるバンドワゴン効果

 バンドワゴン効果は、限定品に対して働くスノッブ効果とは逆で「多くの人が持っている人気アイテムを自分も手に入れたい」欲求です。

「100万個販売達成!」などと聞くと、多くの人が使っている=いい物であるはずという心理が働き、自分も手に入れたいと感じてしまいます。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「この初老の女が私?」映像に映った“残酷な姿”に凍り付く。もう若くない…悟った女が辿りついた答え
 中堅出版社に勤める綾女は、管理職につくことを打診されて落ち込む。失意のうち向かった先は渋谷にある元恋人・崇が経営するバ...
「私、まだ終わってない」出世は現場からのリストラだ…50前、あがく女が縋った“男との復縁”という選択
 中堅出版社に勤める綾女。昇進の辞令があったものの、現場から離れる立場になったことに落ち込む。向かった先は渋谷にある元恋...
「年齢なんてただの数字!」45歳、気持ちはアラサー。変わり続ける渋谷で“迷走する女”が見た現実
 ひさしぶりに 来た渋谷は 少しだけ昔と 違ってみえる…。  なんて、思わず替え歌を口ずさんでしまうくらい、この街...
65歳童貞「高齢者は“中学生マインド”で生きろ!」僕が月10万円でもワイルドに暮らせるワケ
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
夜職の女が店外で“カスハラ”する謎。「お客様は神様」に物申したい!
 接客業をやっていると、嫌でも態度の悪いお客に当たるもの。  これ自体は仕方がないので、諦めているのですが、中には...
今すぐ帰りたい~!義実家へ帰省時の“珍”失敗談4つ。夫との“ラブ時間”を見られて赤面…
 結婚すると、長期休みや年末年始に夫の実家に帰省する人が多いですよね。そして、夫の実家への帰省中に、夫の家族から引かれる...
社内忘年会って実は悪くない!?  狙いはイケメン、夕飯タダ…女たちの“ナナメ上”な楽しみ方4つ
 年末の恒例行事「忘年会」。仕事納め前のリフレッシュや、同僚との親睦を深める場…という建前はあるものの、実際のところはみ...
“にゃんたま”ホストクラブへようこそ!魅惑のハチワレグレイに堕ちちゃいそう♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「男の子って可愛いの!」義母vs実母の“孫マウント合戦”の果て…35歳女性が見た滑稽な対抗心
 幸せなはずの結婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
おばさんは美容医療より「医療」に夢中。肩こり、首こり、腰痛…不具合だらけの私が辿り着いた救済策
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
え、余ったお菓子を持ち帰り? 非常識すぎる「手土産」エピ6選。アレルギー食材は絶対アカンでしょ!
 友達とのパーティ、取引先への訪問時など意外と多い「手土産」が必要なシチュエーション。  そんなときあなたは、どん...
「謝りたい」ってどの口が! いじめっ子とまさかの再会、6人の攻防エピソード。反撃のチャンス到来!?
「謝りたい」ってどの口が! いじめっ子とまさかの再会、私のとった行動6つ。反撃のチャンス到来!?
30秒でピカピカ!? 噂の「洗面ボウルクリーナー」を試したら、あまりの結果に無言になった【ガチレビュー】
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
“にゃんたま”王者決定戦! プロレスの決め手はポロリ? 会場のボルテージも最高潮♪
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
御社は大丈夫? “忘年会”でやめてほしい5つの行動。上司の「話しかけろ」圧がめんどくさ!
 楽しく飲んで、笑って締めたい忘年会。でも、ちょっとした一言や行動で場が白けたり、翌日までモヤモヤが残ったりすることも…...
【漢字探し】「租(ソ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...