今回はわかっていてもつい限定品を買ってしまう時の心理や、衝動買いをしないための対策をご紹介します。
つい買ってしまう「限定品」とは?
何かを購入する時、「限定品」だと感じるとどうしても手に入れたい気持ちになった経験は誰しもあるでしょう。限定品は「ある心理効果」を活用した販売方法で、次のようなものがあります。
・「関西限定」「店舗限定」など、場所を限定
・「◯個限定」「次回入荷未定」など、数を限定
・「季節限定」「初回限定」など、期間を限定
・「会員限定」「◯◯の人限定」など、購入者を限定
このように、人間の心理を活用して「限定」の条件をつけることで、人は商品を買わずにはいられなくなってしまうのです。
限定品を買ってしまう時に働くスノッブ効果
限定品と呼ばれるものを買いたくなる時、「スノッブ効果」が働いています。スノッブ効果は、希少性のあるもの、人が持っていないものを手に入れたい欲求です。
誰もが手に入れられない珍しいアイテムを手に入れると、自分だけ特別だと感じる優越感に浸れて、人に自慢もしたくなりますよね。そのため、限定品だと謳われると「今しか手に入らないかもしれない!」と思い、つい買ってしまうのです。
限定品だけじゃない! 買ってしまう心理にはこんなものも…
ほかの人が持っていないものがほしくなる「スノッブ効果」以外にも、何かを思わず買ってしまう時に働く心理があります。
高級なものに価値を感じる「ヴェブレン効果」
ヴェブレン効果は、人の自己顕示欲に関係している心理で、「高級なものを人に見せびらかしたい」欲求が働いています。
たとえば、「上級会員限定」など、高所得者しか買えないような高価なものであるほど、ほかの人には買えない優越感を得られるため、つい買ってしまうのです。
流行りものに価値を感じるバンドワゴン効果
バンドワゴン効果は、限定品に対して働くスノッブ効果とは逆で「多くの人が持っている人気アイテムを自分も手に入れたい」欲求です。
「100万個販売達成!」などと聞くと、多くの人が使っている=いい物であるはずという心理が働き、自分も手に入れたいと感じてしまいます。
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