アドバイスする立場の心得「やるヤツはやる、やらんヤツはやらん」

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-04-07 06:00
投稿日:2023-04-07 06:00
 人にアドバイスするのって難しいですよね。できれば相手のためになるようなことを言ってあげたいと思うから、結果が出てないと「私のせいかも」と凹む時もあるかもしれません。
 でも大丈夫、そんな風に思わなくていいんです。さて、営業終わりのどろんぱでは、モジョ子とママが帰り支度をしていますが……。

やらない人は何を言ってもやらない

 みなさんは人にアドバイスする時、どんなことに気をつけますか?

 キツい言い方にならないように、きちんと伝わるように噛み砕いて、求められたこと以上は言わない……きっといろいろ工夫していますよね。

 だけど、どんなに良いアドバイスや本質的な提言をしても、結果として表れない時もあるはず。ここでいう“結果”とは、つまり相手がアドバイスを反映して行動しないパターンです。

 そういう時って、「自分のアドバイスに問題があったのでは……」「お節介でウザがられたかも……」と心配になったりしませんか?

 そんな時に絶対忘れないでほしいのは、“やるヤツはやるし、やらんヤツはやらん”ということ。私が信頼するスナックのママも、経験豊富なお客さんたちも声を揃えてそう言います。

「相手にもそれなりの事情があるのだろう」と思って、受け流そう

 私はどっちの立場もわかるのですが、やらない人って何を言われてもやらないんですよ(ごめんなさい)。むしろ、やらない理由を探しているというか……。

 もらったアドバイスがどんなに素晴らしくて、分かりやすく、実用的なものであっても絶対にやりません。これはもう、こっち側がどうにかできる問題じゃないんですよね。だから、あとは放っておきましょう。

「やるかやらないかは、アナタ次第よ」といったスタンスで大丈夫。もしあなたのアドバイスに疑問があれば、やる人は聞いてきます。そしたら誠実に対応すればヨシ。

 優しい人はつい自分に問題があったのでは? と考えがちですが、そんなことはないですよ!

 相手側に渡ったアドバイスは、もうあなたのものではありません。手を離れた言葉を深追いせず、たまに見守るくらいにしてください。

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。相手に感情移入してしまったり、親身になりすぎたりする一面も。よく落ち込むが、前に比べれば立ち直りが早くなっているのが嬉しい。

ママ:どろんぱのママ。豊富な人生経験を活かして、お客さんや女の子の相談によくのる。アドバイスする時も相手を見て、やり方を変えるベテランぶり。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


戦うべき相手は過去の自分 時には昇ってきた階段を振り返る
 時には昇ってきた階段を振り返る。ずいぶんと上がった、と誇りに思うこともあるし、まだこんなところか…と凹むことも。 ...
親を嫌いになってもええやん? 40女が手放せた“無理と我慢”
 早いものでもう2月。新年をきっかけに、今年こそは! と決意を新たにした方も多いのではないでしょうか。  筆者もそのう...
コミュ力ゼロ、ママ友関係が苦痛でしかない…テッパン切り口&対処法
 子育てをはじめるともれなくついてくるのが、たくさんの人間関係。保育園や学校、ママ友との交流の機会が多いので、コミュ力の...
愛しいおんにゃの子に猛アピール♡“たまたま”君の恋の行方は
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
悔やまれる添い乳よ…子育てが落ち着いた40代ママが語る育児後悔エピ
 子育て期間中は、何が正解なのかわからないまま日々育児と向き合わなくてはなりません。しかも、子供によって成長の速さも性格...
世界的にフラワーバレンタインが来てる!愛の告白より感謝を伝える日に
 立春(2月4日)を迎え、暦の上では春。ですが、この記事を書いている最中にもテレビ画面には「本日関東地方は雪」ニュースが...
入籍お知らせで赤っ恥!させていただきますはダメ、巷でよく聞く変な敬語
 日本語って本当に難しいですよね! 中でも、日本人ですら間違えてしまうのが、敬語です。    案外、正解を知っている...
飛び立つのは怖いけど…いくつになっても思い切りって大事
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
“万年毛玉ジャージ”のママ友ん家がレベチ!良くも悪くもドン引きしたエピ
 人は見かけでは判断できません。特に、相手の本当の部分が垣間見えるのが「家の中」です。  いつも綺麗な人なのに家がすご...
朝寝坊にイチャイチャバレ…夫の実家に帰省した時の“珍”失敗談4つ
 結婚すると、長期休みや年末年始に夫の実家に帰省する人が多いですよね。そして、夫の実家への帰省中に、夫の家族から引かれる...
発達障害児の長男 児童精神科で勧められた「プレイセラピー」を受けたら
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
ちょいワルと見せかけて…実はおしゃべりな“たまたま”にキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく…ここは夢と現実の境目
 鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく。眼を閉じて、橋と共に吹き飛ばされる自分を想像してビクッとする。  と思ったら...
太陽のように明るく!「娼」の成り立ち、知っていますか
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ソロウエディングってなに? 痛いとは限らない意外なメリットと注意点
 最近流行っている「ソロウェディング」をご存知ですか? ソロウェディングは、一人で結婚式を挙げたり、ドレスを着たウェディ...
中途入社ちゃん「ご迷惑では ご都合は ご連絡は」接客AIか?気遣いすぎ
 人への気遣いは大切。まったく気を遣わなければ、ギクシャクしたり口論になったりするため、最低限の気遣いは必要でしょう。 ...