木村拓哉・中居正広・香取慎吾ら共演NG緩和? キンプリ脱退組に影響か

こじらぶ ライター
更新日:2023-04-28 06:00
投稿日:2023-04-28 06:00

中居正広と香取慎吾の6年ぶり「地上波共演」発表

 最近、元SMAPのメンバーについて、各メディアの対応に“異変”が生じている。ダウンタウン・松本人志(59)と元SMAPでタレントの中居正広(50)がMCを務め、今月30日にスタートする「まつもtoなかい」(フジテレビ系)の初回ゲストに、中居と同じく元SMAPである香取慎吾(46)が登場することが今月23日発表された。

 中居と香取の共演は、SMAPが解散し、元メンバー5人がそれぞれソロタレントとしてジャニーズ事務所に所属していた2017年の「SmaSTATION!!」(テレビ朝日系)以来、6年ぶりとなる。

 SMAPはデビュー25周年にあたる16年に解散し、17年に香取、稲垣吾郎(49)、草彅剛(48)が、20年に中居がジャニーズ事務所を退所。現在は木村拓哉(50)のみが現役のジャニーズタレントだ。

 かつてたびたび問題視されてきたのが、株式会社CULENに移籍し「新しい地図」として活動してきた香取、稲垣、草彅が各メディアから干された状態にあったことだ。19年にはNHKが「元SMAP3人(新しい地図)のTV出演に圧力の疑い」があったとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所を「注意」したと報じた。

「風間公親-教場0-」番宣では“ななにー”のテロップ

 ここから新しい地図の3人は少しずつ地上波や民放に出演できるように改善されてきたが、新しい地図、ジャニーズと円満に近い形で退所した中居、そして現ジャニーズの木村の3者は共演NGなのかというくらい、表立って交わることは無かった。

 しかし、前述の中居・香取の「まつもtoなかい」での共演発表以前にもあった変化が話題になった。

 先月27日、木村は主演ドラマ「風間公親-教場0-」チームの一員として「クイズ!ドレミファドン 春ドラマ豪華出演者が激突3時間SP」に出演。番組内ではイントロクイズが繰り広げられたが、その中でラッパーKREVA(46)の楽曲「イッサイガッサイ」が出題された。その問題正解時の解説テロップとして、「稲垣・草彅・香取の“ななにー”とコラボし話題」と表示されたのだ。

 木村がテロップ表示時に画面に抜かれることはなかったが、新しい地図の冠番組「7.2 新しい別の窓」(通称:ななにー)にKREVAが出演したのは19年で、同番組の配信元はABEMAだ。

 フジ系4月期ドラマの番宣となる「ドレミファドン」でKREVAと新しい地図との関係に触れる必要はイッサイガッサイ無かったのだが、あえてフジがねじ込んできたように思える。

稲垣吾郎が中居と木村に“公開ラブコール”

 今月11日放送の「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)には、爆笑問題・太田光(57)が、前日にフジテレビで共演した木村との会話を披露した。

 同局の別番組で楽屋の並びに中居がいたことで「(木村と中居が)ニアミスじゃん!」といじったところ木村にあきれ笑いされたこと、最近中居、新しい地図それぞれと共演したことを伝えると木村に「じゃあ森(且行、96年SMAP脱退)と会ったらコンプリートじゃん」と返されたことを興奮気味に伝えていたのだ。

 さらには、今月21日放送の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジ系)に稲垣が出演した際には、元SMAPメンバーやSMAP楽曲の話題についても饒舌に語り、中居と木村とは最近会えていないため、「会ってみたい」と口にした。

 いずれも公に木村と4人が交流したわけではないが、かつてなら公共の電波で触れられることすら一切なかった事柄ばかりで、報じられていた事務所からの圧力、メディア側の“忖度”も緩和されてきているように感じられる。

キンプリの今後は? 先輩・元SMAPの近況に見る希望

 こうした流れから、来月22日に平野紫耀(26)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)が脱退、順次ジャニーズ事務所から退所し、永瀬廉(24)と髙橋海人(24)の2人体制となるKing & Prince(以下、キンプリ)の今後にも希望が見出せそうだ。

 かつての状況であれば、脱退・退所する3人は、19年に公取委が「注意」する前の新しい地図のような処遇になったかもしれないが、当時と比べれば随分改善されるのではないか。

 もちろん、グループ活動25年で老若男女に愛され、業界でも多くのパイプがあるであろう元SMAP退所組と、グループ歴5年のキンプリ退所組では事情は異なるだろう。

 ただ、解散発表後、25周年であるにも関わらず一切のイベントや楽曲発表を行わず、音楽番組にも出演しなかったSMAPと違い、キンプリは新曲やベストアルバム、ライブ映像作品の発表やそれに伴う音楽番組・雑誌媒体への出演がある。そしてお互いについての想いを語るなど5人の関係は良好であるように見える。

男闘呼組は再結成

 タイミングや環境が整えば、93年に活動休止し、メンバー4人全員が退所(1人のみエージェント契約)している男闘呼組のように、再結成しライブ活動や歌番組の出演も今のジャニーズでは可能であるとも証明されている。

 相次ぐ退所者や、創業者の性加害問題についてなど、事務所ブランドが揺らぐジャニーズ。元SMAPやキンプリが退所組・残留組に関わらず地上波で普通に交流出来たほうが、イメージアップにも繋がり、得策なように思えるが。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


【写真特集】懐かしい!16年前の渡辺梓さん
  【この写真の本文に戻る⇒】「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になって...
「じゅん散歩」のロケに突然、朝ドラ女優が登場! しかも黒髪から“ファンキーヘア”になっていた
 リモートワークの日は、羽鳥さんのモーニングショーからそのまま「じゅん散歩」(月〜金曜9時55分、テレビ朝日系)を見るの...
「クソばばあ」に「クソ小僧」、涼子のリアクションにも注目
 寅子(伊藤沙莉)は、戦争によって航一(岡田将生)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う。  一方、寅子から「よりど...
桧山珠美 2024-08-08 16:37 エンタメ
早くも“NHK御用達俳優”の片鱗が?「虎に翼」出演の岡部ひろきはそんじょそこらの2世俳優とは違う
 1日放送「ダウンタウンDX」(日本テレビ系・読売テレビ制作)に故・西城秀樹さんの息子・木本慎之介(20)が出ていました...
なぜ令和ロマンは賞レースに出続ける?3冠制しヘイトも無視する戦闘力
 芸歴10年以下のお笑い賞レース「ABCお笑いグランプリ」(テレビ朝日系/以下ABC)が7月7日に開催。M-1に続き、令...
帽子田 2024-08-03 06:00 エンタメ
航一の秘密、明かされる。久々の回想シーンでも発揮した直道の顔芸パワー
 判決後、涼子(桜井ユキ)の店で寅子(伊藤沙莉)らと杉田(高橋克実)たちは偶然顔を合わせる。  戦争で娘と孫を亡く...
桧山珠美 2024-08-02 16:00 エンタメ
【写真特集】ワンピース姿を披露する、珍しく清楚なあやまん監督
【この写真の本文に戻る⇒】 【独自レポ】あやまんJAPANは健在だった! Tバックにぽいぽいコール、コンプラ無視の危ない...
優未の言葉「困っている子を助けるのは普通」に教えられた真っ当なコト
 寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、涼子(桜井ユキ)の店がたびたび嫌がらせを受けていたことを知る。警察に相手にされず...
桧山珠美 2024-07-31 16:30 エンタメ
赤いミサンガの女・美佐江、来た~!“放置エピソード”の回収がお見事
 寅子(伊藤沙莉)と優未(竹澤咲子)の姿を見ていきなり号泣した杉田(高橋克実)。実は杉田は昭和20年の長岡空襲で娘と孫を...
桧山珠美 2024-07-29 16:45 エンタメ
目黒、ニノを“沼落ち”続出の松村北斗「西園寺さん」が猛追!視聴率やTVerではない意外なデータが急上昇
 7月も後半に入り、2024年夏期主要ドラマの初回がほぼ出揃った。その中でも特に、STARTO ENTERTAINMEN...
こじらぶ 2024-07-27 06:00 エンタメ
「ごめんなさい」を連呼する航一。“戦時中の何か”は来週判明する?
 玉(羽瀬川なぎ)の将来を奪ったのは自分だと、涼子(桜井ユキ)も悩んでいた。寅子(伊藤沙莉)は2人の決断を応援するため、...
桧山珠美 2024-07-29 15:49 エンタメ
涼子さまの消息も明らかに…「ヒロインじゃない面々」のその後を描く意味
 寅子(伊藤沙莉)は「学校に友達はいない」という優未(竹澤咲子)の発言が気にかかる。  出勤すると、杉田(高橋克実...
桧山珠美 2024-07-23 15:45 エンタメ
夏ドラマ何見てる?『新宿野戦病院』『ブラックペアン2』への本音を調査
 2024年7月スタートの夏ドラマが出揃ってきましたね。今期もたくさんのドラマが放送していて、どれを見ればいいのかわから...
“カウンセラー”星航一(岡田将生)、ちぐはぐぶりがチャーミングだった件
 父親の話が聞きたいと言う優未(竹澤咲子)に、寅子(伊藤沙莉)は優三(仲野太賀)の話をすることができない。寅子は航一(岡...
桧山珠美 2024-07-18 15:50 エンタメ
なぜ塚地武雅、藤井隆はドラマ出演が続く? 不人気芸人との決定的な違い
 7月に入り、2024年夏の新ドラマが次々にスタートしています。なかでも話題になっているのが、宮藤官九郎脚本の『新宿野戦...
高橋克実「ショムニ」超えの名演技に注目!歴代朝ドラで舌打ちといえば…
 山の境界線をめぐる現地調停で書記官の高瀬(望月歩)と申立人の森口(俵木藤汰)との間にトラブルが発生。寅子(伊藤沙莉)も...
桧山珠美 2024-07-17 15:30 エンタメ