若さに胡坐をかいた後でいい!トシ取るのが憂鬱になったら実践したいこと

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-04-28 06:00
投稿日:2023-04-28 06:00
 もしずっと今の年のままいられるなら、みなさんは嬉しいでしょうか? きっと「そりゃそうでしょ!」と答える方が多いと思いますし、私もそう答えます。
 だけどそれって、年齢の数字が若い方がいいってことなんでしょうか。それとも、もっと別の何かがあるんでしょうか。どろんぱではコミがママと雑談中ですが……。

 

 

 

(漫画:おくげちゃん)
(漫画:おくげちゃん)

 

焦ってしまうのは、中身に自信がない証拠かも

 オトナのみなさんはきっと、若いことがいかに貴重なのかよくご存知ですよね。

 特にスナックのような水商売の現場では、若さは大きな武器になります。若いだけで、チヤホヤされたり得をしたりします。

 それはきっとどんな職場でも同じでしょうし、みなさん経験されてるのでは? と思います。なので私は、若さを存分に活かして利を得るのにまったく反対しません。だって自分がそれで恩恵を受けてきましたからね。

 だけどここで考えたいのは、そのあとどうするか? です。私は若い時、ずっと年齢を重ねるのが怖くて嫌でした。なぜなら自分をとり巻く心地いい環境は、若さがあるから成立していると思っていたから。

 つまり、私自身の魅力ではなく、年齢という数字が人を惹きつけていると考えていたんですね。だから若さを失ったら何も残らないと思っていました。だけど私の周りにいるスナックのお姉さんたちは、口では「年とってイヤだ~」と言いつつ、悲観している様子はなくて……。

年齢=レベル

 それを見た時にやっと「私は年をとることではなく、自分の中身のなさに焦っている」と気づいたんです。

 このあいだ会ったお姉さんなんか「年齢はレベルだよ~❤︎」って言ってたし。何気ないひと言ですが、なんちゅうパワーワード!

 レベルに見合った中身があれば、きっとそんなふうに考えられるんですよね。改めて自信は、人生の重要なエッセンスだなと感じました。

 中身はいつからでも成長できます。私もレベルに見合った人間になれるようにがんばらねば!

登場人物紹介

コミ、ママ(漫画:おくげちゃん)
コミ、ママ (漫画:おくげちゃん)

コミ:どろんぱの人気ホステス。お客さんからもママからも絶大な信頼を得ている。人生についていろいろと悩むことが多いアラサー。酒癖の悪さナンバーワン。

ママ:どろんぱのママ。生まれた時から今まで自信しかない女。若さについての知見は誰よりも深い。外見にも中身にも多額の自己投資をしているらしいが、本当の年齢を誰も知らない。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


甘えっこ“たまたま”の「マズル、シッポ、にゃんたま」3点セット♪
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ハーブ育てるなら一択!虫よけ・若返りにローズマリー、ほっぽらかしで◎
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の片田舎にあります。4月とはいえ1日の寒暖差はすさまじく、朝晩はストーブ、日中...
不倫バレ。“妻の奈津と申します”に戦慄→“なに無視してんだよ”で眠れない
 あなたはこれまでに、緊張感がハンパないLINEのやりとりをした経験があるでしょうか?  今回は、不倫相手の妻や先...
「フェロモン診断」調香師が選ぶ GW旅行の疲れを癒すおすすめの香り
 もうすぐゴールデンウィーク、今年は旅行や帰省の予定を立てている人も多いのでは?  飛行機や電車での移動、長時間の...
新学期早々ピンチ! 子供の「学校に行きたくない」の最適解は?
 子供が「学校行きたくない」と言い出したら、親としてはとても不安になりますよね。理由は、いじめや人間関係、勉強の遅れや体...
黄・紫・桜♪
 春の三原色を見つました。
陽だまりでゴロゴロ♡ お日様パワーを吸収する“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第71回「はふはふぴたっ」
【連載第71回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
美人局の語源に「筒」と「陰茎」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
結婚式前夜、娘の門出を祝う「親として最後の教え」の内容に涙腺崩壊!
 入学や卒業、就職による1人暮らしなど、門出は1つの節目。嬉しい反面、どこか寂しさや不安を感じる瞬間でもありますよね。 ...
占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
豊洲の人生勝ち組妻でも幸せじゃない?彼女が裕福と引き換えに諦めた事
 独身時代は都心に暮らしていたが、結婚を機に武蔵境に暮らし始めた千佳。しかし、郊外のこの地を愛せない。そんな時、中学の同...
「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...