失ったものを数えているほど人生は長くない 2023.7.19(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-07-19 06:00
投稿日:2023-07-19 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 時間ができるとついつい、「あの時こうしとけばよかった」「こっちの道を(相手を)選んでおけばよかった」なんて考えてしまうことがある。

 たぶん、どの選択をしたとて自分が自分である限り、たいして結末が変わらないことはわかっているのだけど。

 それでも頭から離れないのなら、仕事でも恋人でも趣味でも何でもいいからスケジュールを予定でいっぱいにしてしまうのもひとつの手かも。

 そうこうしているうちに、目の前の日常が過去にとらわれる気持ちを押し流してくれる。失ったものを数えているほど人生は長くないからね。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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