祝・大河主演!横浜流星の魅力は「イケメンなのに演技が巧い」に尽きる

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2023-06-04 06:00
投稿日:2023-06-04 06:00

大河ドラマ初出演にして初主演!

 2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」の主役に横浜流星(26)が選ばれました。なんと喜ばしいことでしょう。「青天を衝け」の吉沢亮以来、ふたたびのイケメン大河の誕生に心が躍ります。

 1963年にスタートした大河ドラマは今年で60年目を迎えました。その歴史をさかのぼると、意外にもそれはイケメン俳優史と重なるのです。

 第1回「花の生涯」では、松竹映画の二枚目スター佐田啓二(中井貴一の父)を起用、さらに第2回「赤穂浪士」の長谷川一夫、第3回「太閤記」の石坂浩二……と当時のイケメンたちが主要メンバーには必ずいました。

 最近になってイケメン大河などと揶揄する意味で使われたりもしていましたが、大河=イケメンだったのです。

「大河にジャニーズ出すな」はお門違い

 いまや、世界の渡辺謙(第25回「独眼竜政宗」)やすっかりハリウッド俳優な真田広之(第29回「太平記」)も、そして、東山紀之(第31回「琉球の風 DRAGON SPIRIT」)、稲垣吾郎(第32回「炎立つ」)、松岡昌宏(第33回「花の乱」)、森田剛(第36回「毛利元就」)、香取慎吾(第43回「新選組!」)、滝沢秀明(第44回「義経」)……、いま話題のジャニーズアイドルも数々出演しています。

 なので、現在の第62回「どうする家康」に文句をつける人たちが一言目には「大河にジャニーズ出すな」などと言っているようですが、とんでもなくお門違いなことがわかります。

事務所のゴリ押しでガンガン出演を

 そんなイケメン大河にあって、若干の不安は来年の「光る君へ」です。主人公は「光源氏」の作者、紫式部(吉高由里子)で、絶世の美男子、光源氏のモデルとなった藤原道長を演じるのが柄本佑なのでした。

 以前、当欄で「役を纏うことでイケメン度を変えることが出来る変幻自在イケメン」と称した柄本ですが、平安のイケメンは令和の誰もが認めるザ・イケメンにやってほしかった……と思う視聴者も多いことでしょう。たとえば、横浜流星とか。

 今回の主役決定には、そんな全国のイケメンマニアたちの心の声がNHKに届いたものではないか、と見ています。

 横浜流星の魅力は、イケメンなのに演技が巧いこと。これに尽きます。

脚本は森下佳子、期待しかない

 映画「流浪の月」のDV男など、本物にしか見えませんでした。ちょっと嫌いになりましたもん。そんな演技派イケメン横浜流星が、江戸のメディア王“蔦屋重三郎”というなにやら面白そうな役どころを演じます。脚本は「世界の中心で、愛をさけぶ」、「JIN-仁-」、「義母と娘のブルース」、「天国と地獄~サイコな2人~」、連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、ドラマ10「大奥」の森下佳子ですから、期待しかありません。

 山田孝之とか山﨑賢人とか、本郷奏多に北村匠海。今回ばかりは、事務所のゴリ押しでガンガンイケメンを投入して欲しいですね。

ボルドー太田
記事一覧
イケメンソムリエ
毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


【おむすびにモヤっと】コロナ禍を描いた1週間。結の不可解な言動が目につく中、ピークだったシーンは?
 結(橋本環奈)は職場で、医療従事者の子どもたちが学校で除者(のけもの)扱いされる現状を同僚たちと嘆く。  それを...
桧山珠美 2025-03-15 06:00 エンタメ
NHKの峰不二子・中川安奈のフリー転身で恐れる女子アナら。森香澄との「あざと女」対決で勝つのはどっち?
 3月いっぱいでNHK退局を発表している「NHKの峰不二子」こと中川安奈アナウンサー。  彼女が世間から注目を集め...
堺屋大地 2025-04-03 10:41 エンタメ
【おむすびにモヤっと】コロナ禍でもスタンドプレイの結。本編以上に“制作の舞台裏”に興味が湧くばかり
 コロナによる緊急事態宣言で飲食店が営業自粛に追い込まれる中、ヘアサロンヨネダを営む聖人(北村有起哉)は店を開けていいの...
桧山珠美 2025-03-12 18:59 エンタメ
審査員・粗品とM-1審査員の決定的な違いは? 忖度しない芸人ゆえの「ブレない目線」と「ムカつかれる覚悟」
 若手芸人の登竜門である「ytv漫才新人賞」(読売テレビ)が3月2日に開催された。霜降り明星の粗品が初めて審査員を務め、...
帽子田 2025-03-12 06:00 エンタメ
Kōki,が鼻につくのは宿命か。両親から学んだ「2代目キムタク」としてアンチを無視するブランディング
 木村拓哉と工藤静香の次女という“十四光り”で注目を集めて来たKōki,。先月は主演映画『女神降臨』の宣伝を兼ねて、『世...
堺屋大地 2025-03-12 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】弁当開発に「病院の管理栄養士」の売りはもう不要? “新型コロナ編”にも懸念が…
 新型コロナウイルスの感染が日本で初めて確認されて病院で警戒感が漂う中、コンビニ弁当の開発をしないかという幼なじみの菜摘...
桧山珠美 2025-03-10 17:30 エンタメ
火曜深夜が熱い!FANTASTICS冠番組の対抗馬は純烈? 映画ぼくまほの八木勇征は大スクリーンで観るべき
 映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』(ポニーキャニオン配給)を観て来ました。タイトルに“魔法”がつくと、まるで魔法...
【おむすびにモヤっと】なっちゃん抜け駆けで「栄養はエエヨ~」は結(橋本環奈)に相談しなかった?
 コンビニ弁当の開発案を豊岡部長(隈本晃俊)にプレゼンする菜摘(田畑志真)は、今の説明ではダメだと言われ、結(橋本環奈)...
桧山珠美 2025-03-08 06:00 エンタメ
「芸人=女とギャンブル」の時代は終わった。M-1王者・高比良くるまの謹慎がもたらすもの
 吉本芸人の相次ぐ「オンラインカジノ」問題。M-1王者令和ロマンをはじめ、ダイタクや9番街レトロなど劇場の人気者たちが次...
帽子田 2025-03-07 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】商品開発7年目なのに、なっちゃんの知識不足設定と結への謝罪が不憫すぎる
 結(橋本環奈)と菜摘(田畑志真)は、考案したコンビニ弁当がなぜダメだったかを製造担当の管理栄養士から聞き、開発を断念す...
桧山珠美 2025-03-05 18:15 エンタメ
【おむすびにモヤっと】変顔炸裂の第22週。名も無き管理栄養士が大手コンビニで商品共同開発の“ミラクル”
 結(橋本環奈)は仕事柄、栄養指導をする立場にあるため、患者から怖いとか厳しいと言われ、そのことに複雑な気持ちになってい...
桧山珠美 2025-03-03 17:30 エンタメ
大倉忠義“授かり婚”でますます追い風…イクメン俳優花盛り! 林遣都は赤ちゃん言葉で子育て奮闘
 大倉忠義(39)、結婚! またひとり独身イケメンが旅立ってしまいました。お相手は<一般女性>とのこと。またしても<一般...
【朝ドラおむすび】通夜の親族席最前列に知らない中年女2人…永吉の娘? 一言の台詞もなく忽然と姿を消した
 聖人(北村有起哉)の大学進学用のお金を勝手に人に貸した永吉(松平健)の行為が、米田家の呪いである人助けだったのかどうか...
桧山珠美 2025-03-01 06:00 エンタメ
【朝ドラおむすび】気の毒過ぎる委託会社の栄養士・柿沼。大鶴義丹チョイ登場で気になる“大鶴の恩返し”
 結(橋本環奈)は、聖人(北村有起哉)に永吉(松平健)が大学進学用のお金を何に使ったのかを話し始める。結は米田家の呪いの...
桧山珠美 2025-02-26 17:30 エンタメ
SNSで目立つ「新生timelesz」への厳しい声 オーディション番組なぜ荒れる? マニアでも予想不能な展開に
 話題のオーディション番組『timelesz project -AUDITION-』(Netflix)が最終回を迎え、待...
【おむすび】米田家4代食卓トークにモヤっ。盛り上がらないドラマで盛り上がらない万博の“宣伝”効果は?
 福岡・糸島に住んでいる永吉(松平健)と佳代(宮崎美子)が神戸にやって来る。結(橋本環奈)はてっきり聖人(北村有起哉)の...
桧山珠美 2025-02-24 17:30 エンタメ