更年期からはじめる「VIO脱毛」サロン・病院の違い、回数、費用など解説

コクハク編集部
更新日:2023-07-13 06:00
投稿日:2023-07-13 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人。でもって、タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けている――。
 そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。

1. ムレやかゆみが気になるけど、アンダーヘアの手入れも面倒

 今回は麻子さん(37歳女性・仮名)のお悩みです。

「ちょっと言いにくいことなんですけれど……アンダーヘアで悩んでいるんです」

 恥ずかしそうに視線をさまよわせ、麻子さんは言います。

私、アンダーヘアの毛量が多いような気がするんです。生理のときにすごく蒸れるし、夏場になると、かゆみが出るし……。でも、毎日忙しくてゆっくりお手入れもできなくて

「VIOゾーンのセルフケアって、けっこう大変なのよね。自分ではムダ毛チェックしにくい部分だもの」

 深刻そうにうなずいている麻子さんに、えりのボスが提案しました。

「VIO脱毛をするのも、ひとつの方法だと思うわ。アンダーヘアが薄くなるから、ムレやかゆみの予防につながるわよ」

「VIO脱毛……デリケートゾーンの脱毛のことですよね? でも、べつに水着を着るわけでもないし、わざわざ脱毛なんて……」

「あら。脱毛の目的は、美容だけじゃないのよ? 最近はVIOゾーンを衛生的に保つために、VIO脱毛をする40代以降の女性も多いんだから」

「そうなんですか?」

 えりのボスはにっこり笑って、言いました。

「それじゃあ、今日はVIO脱毛のことをお話しするわね」

 前のめりの姿勢で聞き入る麻子さん。これは放っておけません!

2. 40代からのVIO脱毛も増えている

「VIO脱毛をするのは、美容が気になる若年層だけではないの。更年期前後の女性もムレやかゆみを予防して快適に過ごすために、VIO脱毛を行なうケースが増えているわ」

 アンダーヘアを除毛すると、汗や経血、排泄物などが付着しにくくなるため清潔になります。その結果、ムレやかゆみ、ニオイなどのトラブルを防ぐことにもつながるのです。

「水着を着るときはもちろん、パンツスタイルのときも、ムダ毛がないからスッキリした履き心地になるわ。それに『介護への備え』という側面から、VIO脱毛を受ける人もいるのよ」

「介護?」

「若い世代には実感が湧きにくいかもしれないけれど……、『自分が介護される立場になったときのため』ということ。アンダーヘアに排泄物がこびりついてしまうと、下のお世話をする家族や介護スタッフが大変だから。『相手に負担をかけないためにVIO脱毛しておきたい』という考え方ね」

 麻子さんは、納得した様子でうなずいています。

「VIO脱毛には、いろいろなメリットがあるんですね。でも、私は脱毛が未経験なので、ちょっとハードルが高いというか……」

「VIO脱毛でみんなが気になる疑問や、注意点についても解説するわね」

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


VIO脱毛“つるつる”の後悔5選。ハードルまたいだけど「全部なくす」のは早すぎた?
 VIO脱毛は、ほかの部位と比べてハードルが高いと感じますよね。その一方で、毛を全部なくす「ハイジニーナ」にして、「やり...
30代でもう更年期?【薬剤師監修】原因不明のイライラモヤモヤ…「プレ更年期」の症状と軽減方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
聞こえづらさの“元凶”はあのイヤホン!? 【薬剤師監修】老化以外に考えられる意外な原因の正体
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の“愛されボディ”ってなに? 自分をもっと好きになるための美習慣&エクササイズ
 40代になると、どうしても筋肉量が落ちてきたり、たるみが気になったりと20代と同じにはいきません。  でも、40代な...
40代の“好印象デート”はスニーカーorヒール、どっちが正解? 賢い選び方と注意点
 40代女性がデートをする時、スニーカーとヒール、どちらが男性から好印象を抱いてもらえるのでしょうか?「デートといえばヒ...
あー、「髪のうねり」で見た目も不満も爆発寸前! 薬剤師が紹介する毎日の簡単ヘアケア&セットテク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
毛剃りといえば貝印!VIO専用電動シェーバー2種を徹底比較。本田真凜のように肌の上を美しく滑るのか?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
JK界隈で流行りの「seju顔」とは何ぞ? アラフォーでも“違和感ゼロ”なメイクのコツ
 seju顔とは、インフルエンサーやタレント、モデルなどが所属する芸能事務所「Seju」が由来になっている言葉。元テレビ...
キスに集中できん!彼氏の塩対応はいやーな口臭のせい?【薬剤師監修】口の臭いの原因・セルフチェック・対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
老け疲れ顔の原因No.1目の下のクマ! 種類別、ヒアル顔回避の治療法は?【目元の美容専門医師が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、...
【美容のウソ・ホント】ほうれい線がマッサージで消えるって本当? 医師3人の答えは/専門家監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
更年期のセックス「痛いから演技しちゃう…」【薬剤師監修】性交痛対処のイロハ&おすすめの漢方薬
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
運動不足を5つの工夫で解消! 忙しいワーママの美BODYゲット大作戦
 体を動かすのが好きな人やダイエットをしたい人、健康になりたい人にとって、運動はとても大切ですよね。でも「忙しいワーママ...
「目が死んでる」アラフォー女性の“大損”アイメイク。20代女性が僭越ながら再現してみました
「目は口ほどに物を言う」ということわざの通り、目元が周りに与える印象は大きいですよね。  ですが、アイメイクのせい...
食欲の秋ですが! ダイエット失敗談“あるある”6連発、そりゃ痩せないよね…
「ダイエットをしても、いつも必ず失敗してしまう」と、痩せられないことに悩む人は多いようです。なぜ、みんななかなか痩せられ...