「モラハラ男に引っ掛かったのが運の尽き」自信と笑顔を失った41歳独女

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-07-08 06:00
投稿日:2023-07-08 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

彼と出会ったのが運の尽き

 41歳の亜紀さん(仮名)は、50歳になる恋人・ユキノリさん(仮名)と交際2年目。インターネットで出会い、5カ月ほどのやりとりを経て、ユキノリさんから告白をされたそうです。

「振り返ると、ユキノリさんと出会ったのが運の尽きって感じですね……。 

 彼と別れたいと思って2カ月くらい経ちますが、私が別れ話をするとひどい言葉で罵ってきて暴言しか吐かないので、別れ話が進まず、ずるずると時間ばかりが過ぎているんです」

 困った様子でこう話す亜紀さん。聞けば、ユキノリさんは交際当初からモラハラ発言が多く、お付き合いの期間が長くなるにつれて、その内容が過激になってきているとのこと……。

モラハラ発言で別れを阻止

「付き合うまで気がつきませんでしたが、彼は大昔の男尊女卑思想みたいなのを崇めている人でした。

 いつも私を見下していて、言い争いをしているわけでもない普通の会話でも、私の意見に必ずダメ出しをして『○○をしろ』とか『お前のやっていることは無駄だらけ』などと失礼な発言ばかりなんです」

「あ、マズい相手と付き合ってしまったかも」と気づいたときには、時すでに遅し。

 亜紀さんがユキノリさんと距離を置こうとすると敏感に察知し、亜紀さんが別れられないように、モラハラ発言で亜紀さんをコントロールしようとしてくるそうです。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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