「やりたいようにやらせてるだけ…」恋人との“夜の生活”に指折り耐える女

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-08-12 06:00
投稿日:2023-08-12 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

カップルとして致命的? 夜の相性が悪い!

 交際3カ月の恋人・ノリユキさん(仮名)との関係に悩む37歳の綾さん(仮名)。ふたりの出会いは友人が主催したバーベキューで、出会ったその日に相性の良さを感じ、スピード交際に至りました。

「まだ結婚の話は出ていないのですが、年齢的にもゆくゆくは結婚にまで進められたらいいなという気持ちはあります。

 だけど、カップルとして致命的なのが、『夜の相性』が悪いこと……。いや、悪いと思っているのは私だけかもしれませんが……。

 最初のうちは『我慢していれば、そのうちにしっくりくるようになるのかな』と楽観視していましたが、日を追うごとに相性の悪さが際立ってきて、今や一緒に夜を過ごすのが苦痛に感じるほどです」

元気がないときほど、自分本位な振る舞いに

 困った顔で、こう話す綾さん。しかし夜の相性を理由に別れたくはないそうで「なんとかして現状を打破したい」と考えています。

「ノリユキは私より4歳年上なので、41歳。年齢的にソッチが弱くなる頃なのかな? とも思ったのですが、まわりの男友達に話を聞いてみると『40歳なんて、まだまだ現役だよ』と口を揃えて言うから、年齢のせいで相性が悪いわけではなさそう。

 ならばどうしたら改善できるの? って、困っています」

 ノリユキさんは日によって元気なときとそうではないときの差が激しく、元気がないときほど自分本位な振る舞いをするのが、綾さんにとっては苦痛とのこと。しかし「自分本位にさせないと最後まで終わらない気がして、我慢しちゃうんです」と綾さん。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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