スッピンよりも「メイクした顔」を褒められたほうがうれしい

小原玲 動物写真家
更新日:2023-11-08 06:00
投稿日:2023-11-08 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 アイラインを引くか、引かないか。まつ毛を上げるか、上げないか。ツヤかマットか──。

 ひとつひとつのアイテムや手順に、これまで生きてきた時間、好きなもの、考え方が反映されている。

 人によってそれは5分だったり、1時間だったりするんだけど、「きょうの自分はどう見られたい?」とか「いつかなりたい理想像」だとか、忙しく手を動かしながらも、実はいろんなことを考えている。

 ちょっと自信がない日はあえて濃い色のリップをつけてみたりと、メイクに勇気づけられる日もあるからね。

 ある程度の年齢になったら、誰かに見せるためっていうより、自分をご機嫌にするのが最優先かなと思ってる。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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