クリスマスを「自分へのご褒美」の口実にしてもいいかしら?

小原玲 動物写真家
更新日:2023-12-27 06:00
投稿日:2023-12-27 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 世間のクリスマスムードに流されるのも悪くないと、いつもはガラス越しにのぞくだけのお店に足を踏み入れた。

 店員さんはいつもより多い人手に手いっぱいで、こちらはゆっくり店内を見て回れるのが逆に助かる。

 信じている神さまも、プレゼントを贈り合う相手もいないけど、永遠にかかるクリスマスソングもショーウインドーの中のニセモノの雪も、妙に浮かれた空気も別に嫌いじゃない。

 いっそのこと、クリスマスは1年がんばった自分に「ご褒美を贈る日」と決めてしまおうかな。

 そして、いつもの煙がモクモクの店で知らない誰かとハイボールで乾杯。それが私の普段通りで特別な日の過ごし方。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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