メンタルと財布を死守! 大人女性の「心が荒まない」節約術

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-08-30 06:00
投稿日:2023-08-30 06:00

美容代は「メリハリのある出費」で満足度を下げない節約

 美容にかかる費用は「生活必需品」ではないことから、下げようと思えばいくらでも下げられるもの。しかし美容費をケチっていくほどに心が荒んでしまい、自己評価が下がったり人間関係が面倒になったりといったマイナス面は否めません。

 年齢を重ねると特に化粧品による毎日のケアが美肌育成には欠かせないことからも、節約を意識するにしても満足度を下げないよう心がけるのが、心を荒ませないためには重要に。

肌悩みに合わせたチョイスを

 大人女性が「節約」と「美意識のキープ」を両立するなら、美容液やクリームへの一点投資といったメリハリのある出費で乗り切る方法がおすすめです。

 化粧品は配合されている成分の質や配合量が価格に反映されているものも多いので、ここにお金を使うことで、他のものは多少価格帯を下げたとしても、“心が荒まない美容”を継続しやすくなります。

 また大人世代は肌悩みに個人差も大きく、乾燥が気になるならセラミド、ハリ不足ならレチノール、毛穴や美白ケアならビタミンC誘導体と、自分の肌状態に合う美容液やクリームを選ぶと、投資額を抑えつつも美容効果への満足度を上げやすくなります。

プチプラとデパコスを駆使する「節約美肌レシピ」

 クレンジングリサーチのクレンジングはメイクも落とせてダブル洗顔不要。

 セザンヌのナチュラルローションは大容量のドクダミ化粧水。

 イニクスのオイルクリームのみ他に比べて高価格帯で、肌を包み込み密着したオイルが水分蒸発を防ぎ、角層のうるおいを密封するほか、リップケアにも使える汎用性の高さが◎。

 ルルルンのエイジングケア用シートマスクも常備し、うるおい強化ケアに備えるセレクトです。

 基本のケアはプチプラのクレンジングや化粧水を使い、美容液やクリームだけ高価格帯に。乾燥が気になるときにはプチプラのシートマスクを取り入れると、惜しげなく使いやすく、出費を抑えつつも保湿ケアを強化できるので、スキンケアの満足度を下げにくくなります。

 保湿はスキンケアの基本なので惜しげなく使えるように備えつつ、年齢に応じたケアにはきちんとお金をかける「メリハリ美肌レシピ」ですよ〜!

おわりに

 心が荒まない節約には「無理をしない」意識が大切ですよね。日々の食費や電気代、美容代は毎日のことだけに、“チリツモ”で節約効果を狙いやすい部分です。

 サブスク解約と同じように、固定費を下げるメリットが期待でき、簡単に着手できるのでぜひ。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


鮮やかな朱色にハッとする 見つけたのは秋が忘れていった物
 ずいぶんと歩いたけれど、ひときわ映える朱色にハッとして顔を上げた。 「秋の忘れ物」もきっと鳥に見つかって、最後は...
共働き夫婦はいつ洗濯物を干すのが正解? 一長一短な6つの選択肢
 現代では、多くの夫婦が共働きですよね。そこで問題となるのが「洗濯物をいつ干すか」という点です。特に朝からのフルタイム出...
Tバックで足が速くなる? 40女が自己ベストを更新できたワケ
 先日行われた「第18回湘南国際マラソン」の「ファンラン10kmの部」に参加してきました。ランニング歴15年にして初の1...
カメラマンの本領発揮! ウブ“たまたま”を追いかけパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
節約は正義!家庭で過ごすクリスマスアイデア【飾りつけ編・レシピ編】
 一年の最後の大イベントといえば、やっぱりクリスマスですよね。特に子供のいる家庭では、部屋の飾りつけやパーティー料理など...
2023-12-07 06:00 ライフスタイル
縁起悪っ!ポインセチアが毎年グッタリな人へ…NG事項と育て方のコツ
 クリスマスを彩る真っ赤なポインセチアですが、実は暑い地方が原産で「寒いのは苦手」。そんなポインセチアを綺麗に長く楽しむ...
「うちの夫が美容に目覚めたら…」謎のこだわりと行き過ぎた美意識エピ
 美容といえば、女性を連想しますよね。でも最近では、男性もメイクやスキンケアをするなど美意識に変化が現れています。  ...
探し物のほうも「見つけられるタイミング」をうかがっている
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
気が重すぎる…。年末年始に義実家への帰省を円滑に回避する4つの方法
 年末年始が近づくにつれて「義実家への帰省がしんどい」と、気が重くなる妻たち。せっかくの新年なのに、1日中気を遣って食事...
お気に入りの柔軟剤♡ドラム洗濯機の乾燥モードでどうなる?
 初めまして! 大切なお洋服を洗っても、イヤ~な臭いがするとテンションが落ちてしまうコクハクガールズ1期生の「よもも」と...
1日8時間労働は働きすぎ? 理想の働き方を手に入れる方法
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  海外のTikToke...
16年物グレゴリー「フローラルタペストリー」を卒業!ネットで新調し涙
 趣味もファッションもその時の流行りや年齢で変化しますが、それとは別にいつまでも好きなモノってありませんか?  30代...
子供のおねだり攻撃をかわす4つの対策&絶対やってはいけない行動
 子供はいつでも自分の欲求を全力でぶつけてきます。だからこそ、子育ては本当に体力&忍耐勝負! 特にママたちを困らせるのが...
一心に、朝日に向けて飛ぶその眼は何を視ているのか
 思いはそれぞれでも同じ方向を向いて、必死に羽を羽ばたかせて一心に飛ぶ。  疲れたら声を掛け合い、ときには目的地を...
ツートン“たまたま”が港で御開帳♡ モフ腹&肉球も見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
嫌味まぶしてる?こんな年賀状にイラッ! 地雷を踏む5項目に気を付けて
 最近では、クリスマスや新年の挨拶もデジタルで済ませる人が増えていますよね。  そんな中、結婚や出産など「報告した...