慶応V、色白美少年の勇姿!なぜ私たちは甲子園球児の純潔感に萌えるのか

内藤みか 作家
更新日:2023-08-24 14:42
投稿日:2023-08-24 06:00
 酷暑のなか、甲子園球場で行われた第105回全国高校野球選手権記念大会。今大会は真っ黒に日焼けした野球少年に混じって、色白美少年の姿が話題となり、あらゆる面で盛り上がりました。そして、神奈川代表の「慶応」が仙台育英(宮城)を8-2で下し、1916年の第2回大会以来、107年ぶり2度目の優勝を果たしたわけですが……。
 出場した高校球児はもとより、私たちはなぜ、純潔そうな野球少年を見つけると、ときめいてしまうのでしょうか。

以前はハンカチ王子も

 高校球児の清潔感と言って思い出すのは「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹選手です。2006年の夏の高校野球で、東京代表である早稲田実業高校の投手として出場し、汗をハンカチで丁寧にぬぐう上品な仕草が大きな話題となりました。

 また、そのハンカチの色が清潔なブルーだったのも大きな好感を呼び、高校野球優勝投手となったこともあって、同じハンカチを買い求めるフィーバーまで起きたのです。

「ハンカチ王子」という呼び名はその年の流行語にもなりました。

色白のプリンス登場

 そして2023年。今度は神奈川代表校である慶応義塾高校の丸田湊斗選手が注目されています。野球選手といったら坊主頭という今までのイメージとは違い、彼はサラサラの長めのヘアスタイルも特徴的ですが、なんといっても輝いているのがその色の白さです。

 真っ黒に日焼けしたチームの他の選手たちと並ぶと、彼の色の白さはかなり目立ちます。日焼け止めを塗って野球をしているということで、美容にも気をつかっている、今どきの美容男子なのかもしれません。

爽やかな美男子

 そんな丸田選手は、1番バッターとして4割を超える脅威の打率を誇り、チーム優勝の原動力となりました。大活躍している彼のことを私たちが眩しく感じるのは、その色の白さだけではないでしょう。

 優しそうな物腰や、どこか遠慮がちなスマイルなど、あまりグイグイこない日本男児的な奥ゆかしさを感じて、「いい子ね」と母性のスイッチが入るのだと思います。

 斎藤選手もそうでしたが、私たちは「上品な野球選手」にときめいてしまうのかもしれません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


大漁満足&五穀豊穣のご利益?“にゃんたま”様に手を合わそう
 えびす様のご利益「大漁満足」と大黒様のご利益「五穀豊穣」を併せ持つような“にゃんたま様”に出逢いました。  あ...
ついサボっちゃう…在宅ワークの効率をUPさせる“3つのコツ”
 最近、テレワークやリモートワークという言葉をよく聞くようになりました。オフィスではなく自宅で仕事をすることは、自由であ...
フェムテックって? 生理痛や更年期障害に技術で立ち向かう
 突然ですがみなさん、「フェムテック-Femtech-」って聞いたことがありますか? フェムテックとは、女性の悩みをテク...
【女性向け】ハッピーメールで素敵な男性と出会える理由!優良マッチングサイトを徹底調査してみました♪
 みなさんは、マッチングサイトの「ハッピーメール」をご存知ですか? きっと、「見たり聞いたりしたことはある」「ネットで出...
「このまま死んでしまうのでは」重なる不調にメンタルも限界
 潜在的な患者も含めるとおよそ30〜60人にひとりの女性がかかると言われている甲状腺疾患。バセドウ病は、甲状腺機能が亢進...
グッとくるぅ~!男性があがる「色気」ある女性の特徴って?
 女性ウケと男性ウケが違うのはわかるんですが、男性からモテたいと思ったとき、避けては通れない要素、それは「色気」。はぁ…...
友達になりたいな…遠い記憶がよみがえるシャイ“にゃんたま”
 新学期、転校生と校門で目が合って、声を掛けようとしたらサッと行ってしまった…….  きょうは、そんなことを思い出...
淡い恋を失った心に入り込む“優しい男”…優紀さんのケース#3
 A氏からのメールには、写真の仕上がりを見せたいから事務所に来てほしい、と書いてありました。「新しい優紀が誕生したよ。俺...
媚びない女性が学ぶべき上手な媚び方!あざとさと可愛げの違い
 あなたは、“媚び”を上手に使っていますか?「媚びを売る」というと、異性の前でぶりっこをしたり、色目を使ったりと何かとマ...
花の癒しは効果絶大!強い心で自粛期間を乗り切るための方法
 およそ1ヶ月の「自粛」があったからこそ今の感染者数で収まっているのか、あるいは、実は殆ど意味なんて無かったのか……。個...
今時の専業主婦ってどう?メリットとデメリットをチェック!
 一昔前までは、女性は結婚したら家庭を守るのが当たり前でしたが、今では結婚後も仕事を続ける女性がほとんど。兼業主婦として...
長い連載を書き終えて…心の傷と向き合う痛み、新しい出会い
 Gをセクハラパワハラで訴えるか否か。現在、弁護士たちと協議を重ねているところです。つくづく、訴訟を起こすには多大な時間...
将来は駅長さんか観光大使!夢いっぱいの兄弟“にゃんたま”
 きょうは、仲良しωωにゃんたま兄弟です。  真っ黒なあんこ玉君と、白黒のタオ君、  ふたりはずっとくっつき...
韓国映画「パラサイト」を観て“私も…” 風俗嬢が語った苦悩
 米アカデミー賞4冠に輝いた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」は、半地下に住む家族が金持ちに“パラサイト”していくスト...
もうイライラしない!ストレスを上手に解消する7つの方法!
 日々の生活の中で、気づけばイライラしてしまっている人も多いのではないでしょうか。できることなら、小さなことで心を乱され...
心電図検査は「異常なし」でも…甲状腺の病気は本当に厄介
 潜在的な患者も含めるとおよそ30〜60人にひとりの女性がかかると言われている甲状腺疾患。バセドウ病は、甲状腺機能が亢進...