【にわか呑み鉄】電車とビール好きにたまらない「流鉄BEER電車」に参戦

コクハク編集部
更新日:2023-09-12 11:41
投稿日:2023-09-12 06:00
 さる9月2日(土)、千葉県流山市で「電車好き」と「ビール好き」垂涎の1日限りのイベントが開催されました。
 通常は入ることができない流鉄流山線「流山駅」の車両基地内で、千葉県誕生150周年を記念して行われた「流鉄BEER電車」。流山に住んで2年目の筆者が会場の様子をお伝えします。

流鉄流山線ってなに?

 流鉄流山線は、千葉県流山市の流山駅から松戸市の馬橋駅を結ぶローカル線です。

 全長5.7キロで起終点駅を含め、ぜんぶで6駅しかない私鉄の路線ですが、1916年開業と歴史は長く、もともとは流山市の名産である「白みりん」を運ぶための町民鉄道として誕生したのが始まり。

 すべて有人駅ですが、自動改札がないのでSuicaやPASMOは使えず、入場時は券売機で買った切符を持ってそのままホームに入り、電車から降りたら駅員さんの前に置かれた箱に切符を入れて駅を出るスタイル。

 2両編成の電車がのんびり走る様子は利用者だけでなく全国の電車好きにも愛され、週末には大きなカメラを抱え、シャッターチャンスを狙う人たちをよく見かけます。

流鉄に乗っていざ会場へ!

 今年のテーマは「クラフトビール」。定員あり1時間半の入れ替えで16時、18時、20時の3部制で会場に入るための入場券は1人につき500円です。

 入場券以外にも電車内で食事できるプレミアム入場券(6000円)や、座る場所が確保されたボックス席(4000円)もありましたが、筆者がチケットを購入した8月1日にはすでにプレミアム入場券はほぼ売り切れ!

 筆者は子どもを預けて夫と2人で参戦してきました。会場である流山駅には、もちろん流鉄に乗って向かいます。

線路で「スタンド・バイ・ミー」気分

 現地に着くとすでに人がたくさん集まっていました。年齢も性別も様々でしたが子連れの人もちらほら。線路の上を歩くのはなんだか「スタンド・バイ・ミー」気分です。

 クラフトビールエリアには流山や松戸の醸造所が出店しています。せっかくなので、1杯目は地元「流山麦酒」のIPAで乾杯! 香りとに苦みが強く飲みごたえのあるビールです。

 2杯目は「芋國屋」の「IMO ISM」という千葉県産紅はるかの干し芋を原料に使ったビール。軽い口当たりが爽やかで飲みやすく後味にふわっと残る甘い香りが特徴でした。

 それにしても、屋外でお酒を飲むってなんでこんなに気持ちがいいんでしょう! 線路上に設置されたライブステージからはジャズバンドの生演奏が聞こえてきて雰囲気を盛り上げてくれます。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり読み切り漫画/第58回「サクラ鳴く」
【連載第58回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
夏空が秋にかぶさる風景 季節がバトンタッチする時期がきた
 夏空が秋にかぶさる。そうだ、あしたはもう「秋分の日」。  ここまでくると「いよいよ今年も後半戦」という感じがして...
気づけば10年前のまま…大人のメイクは年単位で見直すべし!
 みなさんはぶっちゃけ、メイクの勉強をしていますか? 私はお恥ずかしながら、10代の時に雑誌を参考にして習得した以来、や...
妊娠5カ月、4畳のシェアハウスへの単身引越しに踏み切った話
 先日、夫の実家で親戚の子どもたちと上の子の5歳の誕生日を祝いながら、ふと「ってことは、自分も人の親という立場に置かれて...
気が付けば先輩社員の立場に…「職場で憧れられる存在」に5つの共通点
 仕事がバリバリできて見た目も完璧な女性は、職場の頼れる存在であり、憧れる存在でしょう。「私も少しは後輩から憧れられる女...
2023-09-21 06:00 ライフスタイル
「ほよよ顔」がたまらにゃい!プー太郎君の“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ギャラ飲みは私の天職! 月収100万円、一度だけ恋人関係になった人も…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「必ず夢は叶う」は罪なアドバイス? どっちにしろ人生は続くのです
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日持ち抜群「ジンジャー科のお花」の摩訶不思議、1週間過ぎても元気!
 ワタクシの大切なお花友達のAさんは、見た目は男性ですが、心は妄想が止まらない夢見る乙女。朝の精神統一は「花を触ること」...
子育てワンオペ問題…親頼みのママにモヤモヤ、男性の育児休暇は必要?
 先日友人と、子育てについての話になりました。  私の仲の良い友人たちは、自分の子どもが乳児の時に、実家の協力が得...
おなら、誤爆、カビパン…40年生きてたら、恥ずかしい思い出ぐらいね
 生きていれば、誰にでも一つや二つの恥ずかしい思い出があるものですよね。時間が経って忘れた頃に、ふと思い出してしまうと、...
親との距離感むずい…小言付き同居or孤独な別居、子連れで出した答え
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
私が稼ぐしかない!「月経ディスク」で起業、元居酒屋店員の猪突猛進人生
 パワフルの塊のようなアラサー女性がいます。「株式会社MONA company」代表取締役の向井桃子さん(35)。生理用...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...