NHK朝ドラ「らんまん」~第23週「ヤマモモ」#115
「歩いて、観察して、万太郎さんならそうする。行こう、渋谷が私の横倉山になるまで」
新たな決意を胸に、再び渋谷へ向かった寿恵子(浜辺美波)。弘法湯で身を清め、お参りに行く人に出会い、茶屋で元柳橋芸者たち(入山法子・実咲凜音)の話を聞き、ボーロとお茶のおいしさに感動するなど渋谷の町に魅力を見つけていく。
そして、弘法湯の佐藤(井上順)、荒谷(芹澤興人)らを座敷に招いた寿恵子は、この町で人と人をつなぐ待合茶屋を開きたいと宣言する。
【本日のツボ】
「ワシゃまだ寝とうない。なんせ、2カ月ぶりの寿恵ちゃんじゃ~」(万太郎)
※※以下、ネタバレあります※※
東北の植物採取から帰ってきた万太郎(神木隆之介)。子どもたちの寝る姿を見てほっこり。そんな万太郎に、「ねえ万太郎さん。今夜はお疲れですか?」とどこか意味ありげに伺う寿恵子に、何を勘違いしたのか、甘え声でこんなことを。
「よかった。じゃあ商いの話ね」と言われたあとの万太郎の「えっ」の表情が最高でした。
万太郎に見せた渋谷の地図の出来映えが素晴らしく、思わずビデオの一時停止ボタンを押し、じっくりと見ました。
たとえば、ご近所の荒谷家について、「荒谷ノ家ニハ老婆ガ居ル也 老婆ハ荒谷佐太郎の母ナリ」と住人の情報もあり、握り飯の絵もしっかり描かれていました。
万太郎の植物画にも負けず劣らず、寿恵子お手製渋谷マップ、一見の価値ありです。
「人と人をつなぐお仕事、この町で、私、やってみたいんです」と寿恵子。そこからの展開の早いこと。瞬く間に待合茶屋「山桃」が完成しました。
入り口には万太郎の発案で「ヤマモモ」の木が。この実があれば、綾と竹雄の土佐料理の店でも、ヤマモモの甘露煮が出せますね。一石二鳥!?
【おまけのツボ】
井上順(弘法湯の佐藤)
井上順の顔を見て、思い出しました。遠い昔、渋谷でアルバイトをしていた頃、何度となくお見かけしたことがありました。
プロフィールには東京渋谷区生まれ、とあり、渋谷の古参住人の役にうってつけ。またもやグッジョブなキャスティングでした。
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