球根いつ仕込む?「秋」の今でしょ!植えっぱなしにオススメの花は7種類

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-10-25 06:00
投稿日:2023-10-25 06:00

今年の秋も悩ましい

 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の真ん中の片田舎で商売をさせていただいておりますが、今年も悩ましい秋でございます。

 何が悩ましいのか。一日の寒暖差が激しすぎて一体何を着るのが正解か、わから~ん!(気温変化ジェットコースターに毎日搭乗している繊細? な更年期のワタクシは、ストレスで落ち葉のようにハラハラと抜けていく髪の毛にも危機感を抱いておりますが……)。

 今夏はあまりの暑さで植物が育たない高温障害に襲われ、お野菜同様、お花の世界も経験したことのないレベルでの高値安定が続きました。育成農家さんだけでなく、販売業者のお花屋さんも疲弊した夏でした。

 そんな暑すぎる夏を越えて迎えた秋。冬から春へと美しく花がリレーしていくための庭作りやベランダガーデンにも影響が……。

 今回は「失敗したくない! 美しい冬を迎えるための秋の庭作り」の解説でございます。

秋は植えっぱなし宿根草を仕込むチャンス

 宿根草(地上部の葉は枯れても根が残って復活する)や、多年草(年間通して地上部の葉も枯れない)の植え時は、春と秋。どちらかといえば春に花が咲くものでも株が丈夫に育つ「秋」がオススメです。

 植えっぱなしで毎年楽しめる可能性のある「球根」もお忘れなく。触り心地が硬くて丈夫そうなので「いつだって植え時」と思いたい気持ちはわかりますが、地熱が熱い時分に植えない方が失敗は少ないといえますわ。

 ただし、秋だから大丈夫! と思っても、あまりに熱い地中では球根が腐ってしまう恐れもある。ならば、何月がいいじゃい?

 えー、今年みたいに気温がバラバラだと明言はできん! というのが正直なところですが、ひとつの目安として、紅葉が綺麗になったらと思ってくださいませ。

 秋に植えるといいなぁと思う代表的な球根は、チューリップスイセンユリなど。ですが、困ったことに球根として購入できるのは短い期間だけ。

 なんせ季節限定商品はその年で売り切りですから、追加はありません。球根は早い段階で購入し、涼しい場所で植え時を待つのが正解。軒先では今がラストスパートを迎えておりますわよ、お早めに。

斑目茂美
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開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

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