観葉植物も風邪を引く! 元気に越冬させる簡単テク&意外なアレが役立つ

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-11-01 06:00
投稿日:2023-11-01 06:00

開運の絶対アイテム

 以前にも書かせていただきましたが、ただいま観葉ブームが止まりません。

 最近では「100均のミニ観葉育ててみた!」動画をよく見かけますが、驚きの成長を遂げたものがあったりして、ご自分なりの植物生活も楽しんでいらっしゃる様子。花屋の端くれとしては誠にありがたい限りでございます。

 そもそも「土」「根」「木」「水」「光」を持つ観葉植物は気の浄化を促し、厄除けにもつながる開運絶対アイテム。そりゃ今のご時世、人気が出るのはわかる気がいたします。

 そんな観葉植物にとって試練の季節がやってきます。アナタのお宅でも無事に冬越えができるか否か、とても気になりますよね~。いかに手間をかけずに冬越えができるのか。

 今回は「無事に春を迎えてくれ! 観葉植物の冬支度」の解説でございます。

観葉植物は暖かいのがお好き

 基本的に観葉植物全般は寒さに弱く、耐寒性に乏しい。観葉植物が枯れちゃいました! 現象が起こるのは大体が冬でございます。元気な夏場と同じ環境に置かれたら、まあ、枯れちゃいますよね……。

 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋では、仕入れた観葉植物は屋外の日差し除けの下で一夏を過ごします。観葉植物に必要な「光」「風」「水」を与えやすく、小さく仕入れたものが夏場にしっかり葉を増やし、見違えるほど立派に成長します。

 そして冬を迎える前に店内に移動させるのですが、うっかり忘れて寒い夜を屋外で過ごさせてしまうと、途端におかしくなってしまいます。

 耐寒性がなく、元気がなくなった観葉植物のことをワタクシのお店では「〇〇が風邪ひいた」なんて言い方をしますが、葉が落下したり葉の色が悪くなり、最期は枯れちゃた状態になるので、観葉植物にとって冬は試練の季節でございます。

守ってあげるべきは「根っこの部分」

 無事に冬を越えられるか否か。攻略するためのキーワードは3つ。

1. 水やりのタイミング
2. 置き場所
3. 日中との寒暖差をなくす

 1~3すべてに関係する「ある部分」を守ってあげれば、おおむね、無事に越冬できます。ある部分とはズバリ、根っこの部分です。

 観葉植物を弱らせるのは根っこが包まれた土の温度、地温の変化です。地温が低いと観葉植物は休眠に入り、水の飲みは鈍り、肥料も食べず、根腐れや寒さにやられて木全体が弱っていきます。

 屋外から室内に移動させ、日中の部屋の温度は暖かいから大丈夫だと思っても、夜間、暖房を切った状態になるのなら同じお話……。一発解決する方法は、地温の寒暖差をなくす努力をすれば良い、これに尽きるのでございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


「こっちに付いてきて」広島で“たまたま”が秘密基地にご案内
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
枕元にプレゼントがなくても…満天の星空に心奪われる特別な夜
 出雲の国の満天の星空を眺めていた。  日付が変わった頃、天の川を切り裂くように飛行機が音もなく飛んでいった。 ...
ほっこり読み切り漫画/第64回「みんな揃って、メリークリスマス」
【連載第64回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
「不倫」と「浮気」の違い、知ったかぶりしてませんか?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
愉快な酔っ払い友達「どこ?寝室に辿り着けない」 私「あんたんち、1R」
 お酒の飲み方は人それぞれです。楽しく飲める人もいれば、酔っ払って記憶を無くす人も…。今回は酔っ払い状態の友達から届いた...
ドライアイ解消にも 目もと専用「アイシャンプー」の効果
 数カ月前、眼科で右目の上まぶたにあった霰粒腫(さんりゅうしゅ)の切除手術をしました。その際、医師に「できやすい体質って...
セクハラに時間が解決?責任を負わない事なかれ主義者の無責任LINE3選
 波風を立てず、責任を負わず、誰かがどうにかしてくれると見てみぬフリばかりする「事なかれ主義」。  一見、平和主義...
見た目とキャラが合わないのは当然!悩んだときの考え方
「見た目の印象とキャラがだいぶ違うよね」と言われて、悩んだことはありませんか?  自分が周りに与える印象と実際の自分と...
SNSや現実でも…他人の容姿批判がやめられない人は2種類いる
 みなさんの周りに、他人の容姿(ビジュアル)についてうるさい人、いませんか?  私はそういう人を見るたびに「かわいそう...
夜明けとともに起きだしたコハクチョウの胸の内
「あ~! 眠いけど、きょうも1日がんばるかあ!」  なんて言ってたりして。今朝の自分のことだけど(笑)。  ...
バカにしてる、よね? 部下になめられる理由と上司が改めたい悪癖3つ
 キャリアアップはうれしいけれど、部下ができると「なんだかなめられている気がする…上司としての威厳がないのかな?」と新し...
そのあえぎ声、どこまでが本当ですか?
 素朴な疑問、と頭に付ければ何を聞いても許されるとは思っていないのだが、失礼を承知で、どうしても聞きたいことがある。 ...
いつだって癒しを提供…成長が楽しみな“たまたま”を愛でる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お正月にしめ縄って必要かぃ?「しめ縄」と「しめ縄飾り」の違いも解説
 今年もあと2週間を切りました。年末だというのにあまりの暖冬、ここ数日は少しは寒くなったものの更年期のワタクシは、本職の...
「女は見た目がすべて」の思い出に悶々…容姿いじりのトラウマの克服法
「女は見た目がすべて」なんて言葉が昔からあるように、男性よりも女性の方が外見を厳しく見られる傾向です。そして残酷なことに...
落ち込んだらシーラカンスのことを考えるといいかもしれない
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...