BLACKPINKの再契約なるか?「7年目のジンクス」結末に4つのシナリオ

更新日:2023-11-09 06:00
投稿日:2023-11-09 06:00

想定されるBLACKPINKの4つのシナリオ

 2016年8月8日にデビューをしたBLACKPINKは、2023年がデビュー7年目。これまで数々のワールドツアーを成功させ、2019年にアメリカ最大の野外音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」にもK-POPガールズグループとして初出演。

 さらに、今年は同フェスのヘッドライナーを務め、今やビルボードに当たり前のようにランクインを繰り返す、世界的に有名な音楽グループとなりました。もはや、「K-POP界の女王」といっても過言ではないでしょう。

 最近では、グループよりもメンバー個人での活動が目立っている彼女たちですが、所属事務所であるYGエンターテインメントとの契約は8月にすでに終了。しかし現時点でも所属事務所のYGは「再契約を議論中」の言葉を濁しています。

 なかなか決まらない彼女たちの今後に、ファンの方達もヤキモキしているのではないでしょうか。現在の情報を踏まえて、筆者が想定するのは4つのシナリオです。

1. 全員がYGと再契約しグループ活動を継続

 一番平和なのが、メンバー全員がYGと再契約をすることでしょう。全員が再契約をすれば、今後数年はBLACKPINKの名のもと、従来通りの活動が続く可能性は高くなります。彼女たちほどの人気があれば、事務所的には手放したくはないでしょう。

 ただ、なかなかカムバックをしないことでファンからデモを起こされるほど、頻繁に活動をしないことで有名なBLACKPINKなので、再契約後の活動頻度についても、あまり変わらないのではないかと推定されます。

2. グループとしてはYGと再契約しながら一部のメンバーは移籍。グループ活動継続

 次に想定されるのは、BLACKPINKとして事務所に籍を置き活動を継続しながらも、一部のメンバーが他の事務所に移籍をすること。これは、グループとして活動しながらも、メンバー個人が他事務所に移籍をしたSUPER JUNIORの活動形式と同じ形になります。

 現時点では、ジェニーとジスは個人事務所の立ち上げ、リサとロゼは海外のレコード会社への移籍などの噂が囁かれていますが、「リサが移籍しながらも1年の半分はBLACKPINKとして活動する」と報道され、グループ存続の希望が持てるニュースにファンも盛り上がりました。

3. 一部のメンバーが移籍し脱退。メンバー減でグループ活動

 3つ目は、一部のメンバーが移籍した上で、グループを脱退。メンバーが減ったままでグループ活動を継続するという形です。

 これは、2015年に1名、2017年に3名のメンバーが脱退した少女時代が行っていた活動形式で、彼女たちは脱退した4人のメンバーを除いた5人構成で、少女時代として活動をしてきました。

 BLACKPINKもそのような形を取ることも考えられますが、9人という大所帯だった少女時代と比べると、BLACKPINKは4人しかメンバーがいないので、なかなかそれは厳しいように感じます。

4. 全員がYGと再契約をせず、グループは活動休止

 最後は、メンバー全員がYGとは再契約をせず、そのままBLACKPINKとしての活動がなくなる最悪のシナリオです。

 なぜなら、グループの商標権はほとんどが事務所が所有しているため、メンバー自体がYGからいなくなれば、BLACKPINKとしての活動は難しくなる可能性が高いからです。

 グループ名の商標権については他のグループでもトラブルが多くあり、これまでも、グループ・神話が、最初に所属していたSMエンターテインメントからの契約終了後、長く“神話”という名前が使えなかったり、日本でも活動していた超新星が、契約終了後にSUPER NOVAとグループ名を変えたりなどありました。

 しかし最近、INFINITEのリーダーであるソンギュが新事務所を立ち上げた際、前所属事務所のWoolimエンターテインメントの代表から、グループの商標権を譲渡されたことで、INFINITEという名前での活動が可能になったことが話題になりました。

 可能性もゼロではないかもしれません。

世界的に人気のグループなだけに今後に注目が集まる

 すでに契約期間は終了しているにも関わらず、いまだに再契約の状況がはっきりしないBLACKPINK。グループが継続していくのか、ファンの方達はヤキモキしていることでしょう。

 世界的に圧倒的な人気を誇るガールズグループなだけに、彼女たちの今後の動向が気になるところです。

(文=西門香央里)

▽西門香央里(サイモンカオリ) 東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。
X:@Kaori_Simon

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ
旧ジャニ会見から1年半、STARTO社の再興成否…CD売上と人権意識から考察、ファンは一体何を望む?
 2023年9月および10月、旧ジャニーズ事務所は創業者問題で2度記者会見を開いた。その後、同社所属タレントのテレビ・C...
こじらぶ 2025-04-12 06:00 エンタメ