ギャラ飲みとラウンジで荒稼ぎも…まともな恋愛ができない29歳港区女子

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2023-12-26 06:00
投稿日:2023-12-26 06:00

「ギャラ飲み」とは?

 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全国的に利用エリアが拡大していて、注目度が高まっているんです。

 ちなみに「ギャラ飲み」とは、男性(ゲスト)が女性(キャスト)にお金を払って食事やお酒を楽しんだりすること。「飲み」といっても飲食に限らず、美術館やゴルフコースを一緒に回ることもある、いわば『出張コンパニオン』に近い形態です。

 なかでも、大手サービス「pato」に登録するキャスト(通称「pato嬢」)は狭き門をかいくぐった美女だけがなれるとか。一体、どんな人が……?

 pato嬢として働くキャストに話を聞きたいとキネカ社に連絡。彼女たちを取材してみると、驚くべき“素性(素顔)”が見えてきました。

 前回のpato嬢ルポ「26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円! 昼間はOL、非港区系の堅実生活」は→コチラ

【話を聞いたpato嬢】リンさん(仮名/29歳)

 今回取材したのは、六本木のラウンジとギャラ飲みを掛け持ちして稼ぐリンさん(仮名/29歳)。華奢で色白なベビーフェイスが可愛らしい女性です。

 地元・山梨県でキャバクラ勤めをした後に上京し、六本木のラウンジ嬢に。

 その時に接客したお客さんが連れて来ていた女性がギャラ飲みでの同伴。ギャラ飲みに興味を持ったリンさんは彼女からpatoを紹介してもらい登録したとのこと。

 一時は、営業職など昼間の仕事もしていましたが、「朝の電車のラッシュに揉まれて出社し、みんなと同じ時間に退社する…というサイクルが性に合わなかった」と話します。

 現在は、六本木のラウンジに週3日、patoのギャラ飲みに週1~2日出勤し、月に80万円ほど稼いでいます。

ラウンジとギャラ飲みの二刀流を続けるワケ

 ラウンジよりもpatoの方が時給も延長料金も高いので、同じ時間働いたとしたらpatoはラウンジの2倍以上稼げるそうですが、patoはどうしてもお客さんの入りに波があるので、収入の安定を考えると「ラウンジの仕事も欠かせない」のだそう。

 ギャラ飲みで稼いだ分は“美容代に充てる”ことにしているそうで、デパコスなどの化粧品に月5万円、ハイフやボトックスなど美容施術にもコンスタントにお金をかけています。

 そのため、貯金に回せるのは月に5万円、現在の貯金額は100万円。

「1カ月でも両方の仕事を休んだら、生活できなくなるので休めないんです!」とリンさんは言い、日々懸命に働いています。

大人になってから“まともな彼氏”ができたことがない!?

 仕事一直線に見えるリンさんに、恋愛の方はどうなのかと尋ねると、「彼氏は2カ月前までいました」と、どうやら別れたてホヤホヤの模様。

 その元カレは、キャバ嬢友達に紹介された21歳のやり手ビジネスマンでした。

 ところが、交際期間は半年ほどでしたが、毎日連絡を取るわけでもなく、たまにタイミングが合う夜に飲みに行く間柄で、昼間にデートしたり旅行することはなかったそう。そこまで深い付き合いではなかったのかもしれません。

 学生以降、社会人になってから「まともな彼氏ができたことがない」と、リンさんは言います。

同棲した彼氏は“ストーカー”に豹変

 一人だけ同棲をするほどちゃんと付き合った彼氏がいましたが、その彼はとても寂しがり屋で束縛が激しく、貯金をギャンブルにつぎ込んでしまうようなこともありました。そして、彼との関係に疲れたリンさんが、別れを切り出したらストーカー行為に出て警察沙汰になったりと…。

 確かに、「まともな彼氏ができたことがない」というのは本当のようです。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


親を嫌いになってもええやん? 40女が手放せた“無理と我慢”
 早いものでもう2月。新年をきっかけに、今年こそは! と決意を新たにした方も多いのではないでしょうか。  筆者もそのう...
コミュ力ゼロ、ママ友関係が苦痛でしかない…テッパン切り口&対処法
 子育てをはじめるともれなくついてくるのが、たくさんの人間関係。保育園や学校、ママ友との交流の機会が多いので、コミュ力の...
愛しいおんにゃの子に猛アピール♡“たまたま”君の恋の行方は
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
悔やまれる添い乳よ…子育てが落ち着いた40代ママが語る育児後悔エピ
 子育て期間中は、何が正解なのかわからないまま日々育児と向き合わなくてはなりません。しかも、子供によって成長の速さも性格...
世界的にフラワーバレンタインが来てる!愛の告白より感謝を伝える日に
 立春(2月4日)を迎え、暦の上では春。ですが、この記事を書いている最中にもテレビ画面には「本日関東地方は雪」ニュースが...
入籍お知らせで赤っ恥!させていただきますはダメ、巷でよく聞く変な敬語
 日本語って本当に難しいですよね! 中でも、日本人ですら間違えてしまうのが、敬語です。    案外、正解を知っている...
飛び立つのは怖いけど…いくつになっても思い切りって大事
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
“万年毛玉ジャージ”のママ友ん家がレベチ!良くも悪くもドン引きしたエピ
 人は見かけでは判断できません。特に、相手の本当の部分が垣間見えるのが「家の中」です。  いつも綺麗な人なのに家がすご...
朝寝坊にイチャイチャバレ…夫の実家に帰省した時の“珍”失敗談4つ
 結婚すると、長期休みや年末年始に夫の実家に帰省する人が多いですよね。そして、夫の実家への帰省中に、夫の家族から引かれる...
発達障害児の長男 児童精神科で勧められた「プレイセラピー」を受けたら
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
ちょいワルと見せかけて…実はおしゃべりな“たまたま”にキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく…ここは夢と現実の境目
 鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく。眼を閉じて、橋と共に吹き飛ばされる自分を想像してビクッとする。  と思ったら...
太陽のように明るく!「娼」の成り立ち、知っていますか
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ソロウエディングってなに? 痛いとは限らない意外なメリットと注意点
 最近流行っている「ソロウェディング」をご存知ですか? ソロウェディングは、一人で結婚式を挙げたり、ドレスを着たウェディ...
中途入社ちゃん「ご迷惑では ご都合は ご連絡は」接客AIか?気遣いすぎ
 人への気遣いは大切。まったく気を遣わなければ、ギクシャクしたり口論になったりするため、最低限の気遣いは必要でしょう。 ...
新しいことに挑戦してみよう! 40代からのおすすめ習い事6選
 40代になって、「何か新しいことに挑戦したい」と感じる人は多いようです。でも、いざ習い事を探してみると、たくさん種類が...